お前なんか死んじまえ!

会社でいきなり同僚に「死ね、おめぇ」と言われました。

「お前なんか死んじまえ」って、あたし、そんなに気に障ることしたかしら、と思いつつ、よくよく聞いてみると「しねおめ」と言ったようです。

で、しねおめって何よ?

まるでわかりません。

いや、しねおめではなく、シネオメが正しいらしく、人の名前なんだそうです。サッカー選手? 監督? とにかくサッカーにそれほど詳しくないあたしにはチンプンカンプンです。

ディエゴ・シネオメという人のことだそうで、常に黒いスーツに黒いシャツといういでたちなんだそうです。

で、本日のあたしのいでたちがこれ。

確かに、ググってみると、シネオメの写真はほとんど真っ黒な衣裳ですね(笑)。ちなみに、あたしはシネオメがわからないので、ずーっと頭の中ではクリオネが泳いでいました。

駒場でデリダ!

先日刊行された『ジャック・デリダ講義録 獣と主権者Ⅱ』ですが、東大駒場の生協にこんなポスターが掲示されていました。

同書の刊行に合わせたイベントです。

詳しくは、脱構築研究会のウェブサイトをご覧ください。必要なところだけ引用させていただきますと、

Workshop ジャック・デリダ『獣と主権者Ⅱ』を読む
2016年7月30日(土)13:00-18:00
場所=東京大学(駒場)18号館4階コラボレーションルーム1
入場無料、事前予約不要 主催=脱構築研究会

となっております。

  

それと、『獣と主権者Ⅰ』『デリダ伝』もお忘れなく!

始めに言葉ありき

昨日の朝日新聞です。アイヌの記事が載っていました。

日本は単一民族だ、といった政治家の暴言が出るたびに引き合いに出されるのはアイヌだと思いますが、文化などきちんと保存しておかないと失われてしまうでしょうね。

しかし、アイヌの文化を知るにはまずは言葉を知らないと!

  

そこで『ニューエクスプレス アイヌ語』はいかがでしょうか? たぶんCD付きのアイヌ語教材では日本で唯一ではないでしょうか?

その他にも『カムイユカラを聞いてアイヌ語を学ぶ』という本もあります。こちらもCD付きです。恐らく、このCD音源が、今となってはかなり貴重なもののはずです。

さらに『ニューエクスプレススペシャル 日本語の隣人たちⅡ』には「樺太アイヌ語」が収録されています。

台湾を知るなら白水社?

最近のあたしの勤務先、既にロングセラーとなっている『台湾生まれ 日本語育ち』、朝日新聞の連載の効果もあって追加注文も伸びている新刊の『蔡英文 新時代の台湾へ』と、気づくと台湾もののヒットが続いています。

 

そもそも台湾専門の出版社でもなければ、台湾や中国など中華圏を得意とする出版社でもありません。あえて言うなら、大学の教科書としての中国語教材はそれなりの売り上げがありますので、学生時代の第二外国語などで使っていたという方も多いのではないかと思います。その流れで『ニューエクスプレス中国語』『ニューエクスプレス広東語』『ニューエクスプレス上海語』、そして『ニューエクスプレス台湾語』というように、これまではこの程度の出版状況でした。

 

 

それがちょっと変わったと、今から考えると思えるのは『台湾海峡一九四九』の刊行がきっかけではないでしょうか?

 

本書は、日本に統治され日本人として大陸の中国人とは敵国同士という立場で干戈を交えることになった台湾の人、国共内戦に敗れ台湾に逃げ込んできた国民党や大陸出身の中国人などの歴史を描いたものです。この百年の台湾の歴史を知るにはもってこいの本です。

同書は著者・龍應台さんが、台湾のこれまでについて息子に語るという体で書いたものですが、より自分の家族の歴史について語ったのが『父を見送る』となります。

以上のに作品はノンフィクションですが、そんな台湾を小説に仕立てのが『神秘列車』と『歩道橋の魔術師』の二作品です。どちらも少し前の台湾の様子を生き生きと、抒情溢れる筆致で描いています。中国大陸の作品と、同じ中国人だなと感じる部分と、やはり大陸とは違うな、と感じる部分、どちらもあります。

 

そして、その台湾の現在ということで、最初に挙げた二作品。台湾についての紀行エッセイ、特派員や学者がまとめて新書や文庫などはいくつも出ていますが、ここに挙げた本を一通り読んでいただければ、かなり多角的に台湾について知ることができると思います。

『一房の葡萄』か……

フジテレビ系のドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」の中で、松下奈緒演じる主人公・早子が悩んだりすると読み返す本が有島武郎の「一房の葡萄」です。使われているのは岩波文庫版ですね。他にも手に入る版があるのか知りませんが、こういうのも何かの縁、機会があれば一度読んでみようかなと思いました。

ドラマの設定では、早子は何かというとこの本を繰り返し繙いているようです。今回の放送でも川栄李奈演じる早子の妹から「お姉ちゃん、また『一房の葡萄』読んでるでしょ?」という指摘がありました。

世間の本好きの方って、意外と何度も読み直す本があるようですね。あたしは、読み直すということはほとんどありませんが、そういう人ってお気に入りの小説を学生時代に読んだ後も社会人になってから読み直すようです。人生に行き詰まったとき、本が助けてくれるというのはよいことだと思いますし、そういう本を一冊でも持っているというのは大事なことかもしれません。

あたしの場合、上に書いたように読み直すということはなく、「あれ、確か前にも似たようなストーリーの作品を読んだな」と思ったりしたときに、それを確認するためにパラパラとページをめくる、該当箇所を確かめる、という程度のことはありますが、人に聞かれて、何度も読み返す本はありますかと問われても、ありません、としか答えようがないです。

それでも、あえて答える、無理矢理ひねり出すとしたら『韓非子』でしょうか。タイトルからもわかるとおり、中国の古典です。思想書です。『論語』とか『老子』などの仲間と思っていただければ、当たらずといえども遠からずです。

   

いま現在、簡単に入手できる翻訳は岩波文庫だけなのでしょうか? 徳間文庫や中公文庫などにも以前は翻訳が入っていたのですが、現在は品切れになっているみたいです。もったいないことです。

この『韓非子』とあたしの関係についてはこちらを読んでいただければと思います。

2016年6月12日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

やっぱり書評に登場した本って売れるよね

ブックファースト新宿店で始まりました。

ご覧のようなフェアです。6日からですから、始まったばかりですね。

全体の感じはこんな具合。から1月、2月、3月、4月と並び、手前の平台スペースに5月の書評掲載書籍が並んでいます。文芸も芸術も人文も一緒くたなので、眺めていてとても愉しいです。読んだ本もあれば、知らなかった本もあり、買ったけどまだ読んでいないものも……(汗)

あたしの勤務先の書籍はと言いますと……

1月に『台湾生まれ 日本語育ち』があるくらいで、ほとんど見つけられません(涙)。

それでもここへ来てちょっと増えてきています。『インド独立の志士「朝子」』『『痴人の愛』を歩く』などが相次いで書評に載りました。

  

このフェアは基本的に四大紙の書評コーナー、読書コーナーですが、週刊文春とか地方紙などでも、最近は掲載が増えてきましたので、今年後半は期待大だと思います。