こんなところが好き!

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詩って難しい?

本日配本の『ビリー・ザ・キッド全仕事』を読んでいます。

この作品、普通の詳説ではなく、途中には詩のような文章も挟み込まれたりして、構成がかなり独特です。いや、海外文学だとこういうのってありがちだったりするのでしょうから、それほど驚きはしませんが、それよりも、あたしって詩を味わうようなタイプの人間ではないってことがつくづくわかりました。

本書の場合、はっきり詩だとわかる部分以外にも、通常の文章、いわゆる散文と呼ぶのでしょうか、そういうところも詩のような感じがするところが多いです。つまり散文詩ってことでしょうか?

とにかく、そんなところが散見されますが、どうもあたし、詩をきちんと味わえていない、理解できていない気がします。

いや、ストーリー自体は、前に進んでいるようないないような、エピソードが散りばめられたもので、荒野の荒くれ者ビリーの刹那的な生き様がよくわかる面白い作品なんですけど、詩の部分をもっと味わえたら更に面白く読めるのでしょうね。

詩を書ける人はもちろんですが、詩を楽しめる人ってスゴいなあと改めて感じます。

可能性は都市部でカフェ?

今日の朝日新聞の読書欄。

本屋に関する本2冊が取り上げられていました。『ローカルブックストアである』と『本屋、はじめました』です。

 

どちらも業界では話題の本屋であり、店主さん。前者については少し前に神保町でトークイベントがあったので行って来ました。

さて、本屋や出版会についてはこの数年、いや、十数年、暗い話題しか出て来ないような状況ですが、そんな中、小さい書店だって小さい書店なりに頑張っているんだ、やりようによっては活路はある、ということを示した事例だと思います。あるいは書籍という形では出ていませんが、「文庫X」なども街の書店の工夫のたまものだと思います。

こういった動き、活動をとやかく言うつもりはありませんし、そんな資格、あたしにはありません。

ただ、これらを見ていて共通するのは、やはりそこそこの人口を擁する都市でないと難しいのかなということです。キューブリックは福岡、タイトルは東京の荻窪、さわや書店は盛岡です。まるっきりの田舎でも可能性はあるのだろうか、と考えてしまいます。

また、もう一つ、最近のこの手の本屋の共通項としてはカフェ併設があります。これも本屋だけではやっていけないということの裏返しなのでしょうか? もちろん、そんな風に否定的に捉えるのではなく、本はいろいろなものとコラボできる極めて優秀なコンテンツだと積極的に評価して、その本の可能性を広げる手段としてのカフェだとは思うのですが……

そういえば、一か月くらい前だったと思うのですが、田舎で本屋を開いた人の記事が載っていました。ただ、あれは商売というよりも趣味の延長のような感じに書かれていたと記憶しているのですけど。

そろそろ桜も散り始め……

桜は散り際が美しいと思います。

とりあえず、あいにくの空模様の東京ですが、上の写真はわが家の近所、玉川上水の桜です。

あたしの住んでいる小平市、本日、市長選挙と市議会議員の補欠選挙が行なわれていまして、朝一番で投票に行ったついでに桜の写真を撮ってきました。

で、小平の玉川上水というと「ラバーズレーン」というのがかつては有名だった(?)らしいのですが、現在は一橋大学もなくなってしまい、ラバーズレーンも単なる市民の散歩道になってしまっているのではないでしょうか? ちなみに、上の写真を撮ったわが家の近所は津田塾大学からも一橋大学からもやや離れているので、今も昔もラバーズレーンではありません(笑)。まあ、あたしには縁のない世界ですが……

上の写真は玉川上水沿いではありません。桜のトンネルになっているところで、先週、ここで毎年恒例の桜祭りが行なわれていたはずです。トンネルの入り口、左側一番手前の木だけ花が咲いていないのにお気づきでしょうか? この木も桜なんですが、八重桜のようで、後景の、今が満開と咲き誇るソメイヨシノが終わったころ、ソメイヨシノよりも濃いピンク色で咲き始めます。

占有率、高し?

少し前にこのダイアリーでご紹介した紀伊國屋書店新宿本店の「十九世紀フランス哲学」のフェア。

まだ開催中ですが、ご覧のように、なんと、あたしの勤務先の新刊『民衆と司祭の社会学』が書目に加わりました。

  

同書の著者・杉本さん訳の『科学=宗教という地平』が奥の方に見えています。

なんだかんだ言ってこのフェア、あたしの勤務先の書籍を多く並べていただいているフェアになっています。ありがたいことです。

5刷へ!

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やはり台湾が熱い? だから台湾華語が売れているのね?

店頭の目立つところに並んでいるので見かけた方も多いのではないかと思いますが、雑誌「an・an(アン・アン)」の最新号が台湾特集です。「an・an」に限らず、このところ雑誌で台湾特集が組まれることが随分と目につくようになりました。台湾ブームなのでしょう。

 

と思っていたら、こんどは雑誌「ミセス」の最新号でも台湾特集です。数えたわけではありませんが、この一年くらいで雑誌の台湾特集を数え上げたらかなりの数に上るのではないかと思います。

そして、これもまた正確なものではなく、あくまであたしの印象なのですが、女性誌での特集が多いような気がします。確かに、グルメ、エステなど女性が好みそうな要素が並んでいる特集ばかりです。

とすると、こちらの読者も女性が過半を占めているのでしょうか?

今日からはじめる台湾華語』です。刊行以来ずーっと売れ続けています。中国語ではなく台湾華語。語学書の世界では、大陸で使われている標準語を「中国語」と呼び、台湾で使われている中国語を「台湾華語」とか「台湾式中国語」と呼んでいます。

その違いを簡単に説明するのは難しいですが、例えば簡略化した漢字を使うのが大陸の中国語、昔ながらの難しい漢字を使うのが台湾の中国語です。発音記号的な補助手段としてローマ字のピンインを使うのが大陸の中国語、独自の記号「注音字母」を使うのが台湾の中国語、といったところでしょうか?

本書がこれほど売れ続けるのは、雑誌の世界に見られるような台湾ブームに支えられているのでしょう。では、なぜ台湾ブームなのか?

これも簡単には説明できませんが、旅行ということで考えると、「近いので安い」というのは大きな要素だと思います。だったら上海やソウルも選択肢に上るはずですが、ここ数年の反日・嫌日感情がネックになっている可能性はあります。それに加えて大陸中国は空気が悪いというのも旅行先として敬遠される理由だと思います。

また女性の旅行人気が高いヨーロッパはテロの危険があって、やはり敬遠されているようです。大学生協などで、卒業旅行先として当初はヨーロッパを考えていた学生がテロが心配なので行き先をアジアに変えたという話を複数聞きましたから、欧米を避けてアジアへという人はそれなりに多いのではないかと思います。

そんな人にとって台湾は親日的というイメージもあり、食べ物も美味しいからという点で都合のよい受け皿になっているのではないでしょうか?