刊行当時は非常によく売れたので、また再び売れるのではないかと……

このところ書店店頭で左右社の『源氏物語』が並んでいるのをよく目にします。印象的な装丁で、イヤでも目に入ってきますね(爆)。確か、クリムトの「接吻」でしたよね、この絵は。あたし、この柄のネクタイ、持ってます!

閑話休題。

これまでも多くの人が現代語訳してきた「源氏物語」ですが、本書はアーサー・ウェイリーの英語訳源氏物語から日本語訳にしたものです。

と言われると、「あれ、平凡社からも出ていなかったかしら?」という疑問も沸いてきます。確かに佐復秀樹訳で全4巻の「源氏物語」が平凡社ライブラリーに収録されていましたが、現在は品切れになっているようです。そして、今回の左右社版は毬矢まりえ、森山恵の姉妹による日本語訳だそうです。

ということで、同書と一緒にお薦めしたいのは『アーサー・ウェイリー 『源氏物語』の翻訳者』です。2008年11月に刊行された本ですが、刊行時は非常によく売れました。4000円ですから、決して手軽なお値段とは言えない本ですが、それでもよく売れた記憶が残っています。

今回の『源氏物語』は、かつての平凡社版と同じく全4巻のようですから、完結までしばらく時間がかかると思います。その間に、是非『アーサー・ウェイリー』も併読いただければと思います。

スカパー!チューナー「TZ-WR4KP」の「チャンネル録画」という新機能のこと

自宅でスカパー!を契約しています。NTTの光ファイバーを利用した「スカパー!光」というものです。

最近のテレビやレコーダーは、あらかじめスカパー!のチューナーを内蔵しているものも出て来ているようですが、あたしの場合はスカパー!を見るために専用のチューナーをレンタルしています。

現在使っているのは4K対応の「TZ-WR4KP」という機種ですが、インターフェースがそれ以前のチューナーに比べてずいぶんと変わりました。そして機能も増えました。そんな機能の一つに「チャンネル録画機能」というのがあります。最近のソフトウェア・アップデートで使えるようになった機能です。どういうことができるのかと言いますと

指定されたチャンネルと曜日の全番組を録画できる「チャンネル録画」

とウェブサイトに書いてあります。これであたしは迷ってしまいました。「チャンネル録画」と言いますと、パナソニック製のレコーダーに搭載されている機能にもあって、それは地上波全チャンネル(最大で6チャンネルだったかしら?)を数日間分録画してくれる、という機能です。

内蔵のHDDの容量によって何日録画できるのか違うようですが、つまりは全部録っておいてくれる、という機能です。東芝製のレコーダーですと「タイムシフト」と呼ばれている機能とほぼ同じだと思います。

さて、話は戻ってスカパー!のチューナーの「チャンネル録画」です。上に引用した「指定されたチャンネル」というのがくせ者で、正確には「自分で指定した1チャンネル」という意味です。パナソニックや東芝のように複数のチャンネルを録画しておくという機能ではありませんでした。

もちろん、100チャンネル以上も放送されているスカパー!ですから、それを全部録画するとなったら、たとえ一日分でもHDDがどれくらい必要になることでしょう。あたしも祭祀からそんな機能をイメージしていたわけではありません。

スカパー!の場合、チャンネルによって契約をしたりしなかったりですから、機能としては契約チャンネルのみというのは大前提だと思っていました。その契約チャンネルの中から6チャンネルか8チャンネル程度の丸ごと録画ができるのではないかと予想(期待)していたわけです。もちろん画質も関わってきますし、録画先のHDDの容量にも左右されますが、6チャンネルなら1週間、8チャンネルだと5日間、といった感じで録画ができるのではないかと思っていたのです。

しかし、今回の機能、チューナーをあれこれ操作してみても、どうやら決まった1チャンネルしか録画できないようです。そうなると、どのチャンネルを録画するか悩みます。

こんなことなら「チャンネル録画」なんていうい、既にパナソニックが使っている名称を使わないで欲しかったです。