2017年のアーカイブ
帕はその後どうなったのだろう?
新旧揃い踏み
意欲的に新刊を出し続けている光文社の古典新訳文庫から『にんじん』が刊行されました。タイトルはもちろん知っているものの、実は読んだことがありません。この歳になって改めて読んでみるか、とちょっと思ったので買ってみました。
それにしても本書にはいくつかの翻訳がありますね。新潮文庫、角川文庫などがあるようですし、子供向けの翻訳というか翻案や絵本もいくつか出ているようです。翻訳がいくつも出ているということは、それが古典的名作であることの証拠だと思います。シェイクスピアや論語など翻訳権の壁がないもので複数の翻訳が出ているものは、やはり古今の名作と言って差し支えないでしょう。(村上春樹さんが『村上春樹 翻訳全仕事』の中で、そんなようなことを書いていました。)
で、この『にんじん』という作品。あたしの勤務先とは因縁浅からぬ作品です。ちょっと並べてみました。左側が古典新訳版なのはすぐにわかるでしょうが、右側、ご存じですか?
「おお、懐かしい!」と声を挙げる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 現在は岩波文庫に入っている岸田國士訳の『にんじん』です。この表紙のものが一番最初のものなのか、よくわかりませんが、たまたま手元に所持しているものです。
ホテルつながり?
最近店頭でしばしば目にする『東京ステーションホテル物語』と、あたしの勤務先の『山の上ホテル物語』を併売している書店ってあるのかしら?
こういうホテル本って、たいていは文芸のエッセイ・コーナーに置かれているのでしょうか?
花の命は短くて……
わが家の近所、先程から雨が降ってきました。まあ、朝からどんよりしていましたので、雨が降るのは織り込み済みでしたが……
そんな土曜日の午前中、雨が降ってくる前の近所をちょっと歩きました。
桜です。八重桜のようですが、正確な種類は知りません。撮影方向がちょっとズレていますが、先日のダイアリーで紹介した場所です。その時は、桜のトンネルになっているけど左側の一番手前の木だけは咲いていません、と書きました。
ご覧のように、あれほど見事に咲き誇っていたソメイヨシノがすっかり葉桜になったこの時季、遅ればせながらと、この八重桜が満開になるのが毎年恒例です。ソメイヨシノよりもピンクが濃いのも特徴ですね。
上の写真は近所で咲いていたドウダンツツジ。花がスズランのような形をしているのがカワイイです。
そのドウダンツツジが咲いている近くで咲いていた花。藤色がきれいなので撮りましたが、これはいったい何という花なのでしょうか?
でも、これも近所のツツジ。上掲のドウダンツツジよりも、ツツジと言えばこちらをイメージしますよね。
とにかく、この時季は街を歩いていてもいろいろな花が咲いていてきれいですね、ほとんど名前はわかりませんが(汗)。庭先でも、植木鉢に植わった花がきれいなお宅がたくさんあります。
人が多いですね
昨晩は下北沢のヴィレッジヴァンガードで、先頃、岸田賞を受賞した上田誠さんのサイン会でした。
ヨーロッパ企画の上田誠さん、岸田國士戯曲賞受賞作の『来てけつかるべき新世界』サイン会が、間もなく19時より下北沢ヴィレッジヴァンガードで始まります。ご来場お待ちしております! pic.twitter.com/sgKS6Y44GO
— 白水社 (@hakusuisha) 2017年4月21日
上掲は、あたしの勤務先の公式Twitterに載った、サイン会が始まる前の様子です。下は、ヴィレヴァン下北沢店の公式Twitterです。
上田誠さんサイン会でした〜。今日来られなかった方!『来てけつかるべき新世界』サイン本もいただいてますので、明日からの「ヨーロッパ企画と下北沢映画祭のトリウッド大作戦」にお越しの際にぜひお立ち寄りください! pic.twitter.com/bkCFMD45Kh
— ヴィレッジヴァンガード下北沢 (@vvshimokita) 2017年4月21日
本日から、下北沢映画祭。今回は、上田さんのところのヨーロッパ企画とコラボ「トリウッド大作戦」と銘打った企画になっていまして、昨晩のサイン会はその前夜祭的なものとなりました。
サイン会には、明日からの映画祭を愉しみにしているとおぼしき方々が列を作ってくれました。上田さんにはお店用に別途サイン本を作っていただきましたので、昨日のサイン会に来られなかった方も、ヴィレッジヴァンガードへ行けば、サイン本が手に入る可能性があります!
ちなみに、下北沢では昨日から「はしご酒」企画が始まったようで、そういうこともあり、週末だし、暑くも寒くもないし、かなりの人出でした。週末の繁華街というのはこんなに人がいるのですね。あたしは、ふだん夜遊びはしませんし、布団に入っているような時間なので、たまにこういうことがあると新鮮な驚きです。
それにしても、8時ころのヴィレヴァン。制服姿の女子高生がずいぶんといるものですね。知り合いでも何でもないですが、こんなことでよいのか、と心配になります。
辞書がよく売れています!
今日の配本(14/04/21)
上野の山は心地よく……
よく晴れた午後、2時すぎに会社を早退し上野へ。目指すは東京都美術館、始まったばかりの「バベルの塔」展です。平日の午後ということで、ガラガラというほど空いているわけではありませんが、ほとんど混雑らしい混雑もなく、作品を十二分に堪能できました。あえて言うなら、音声ガイドのある作品の前は、聞きながら鑑賞する人がたまっていて見づらかったかな、というくらいです。
展覧会自体は、都美の3フロアを使ってものでしたが、疲れるほどの広さではなく、これくらいがちょうどいいな、という感じでした。見ていて非常に面白い作品が多かったので、飽きずに見て回れました。
そして、肝心の目玉、バベルの塔ですが、あたしはもちろん初めて見ますが、あの程度の大きさだったのか、とちょっとガッカリでした。いえ、作品は素晴らしいものでしたよ。ただ、ポスターとか、あの作品のために使われた展示室の広さを考えると、「えっ、これがバベルの塔の本物なんですか?」と思わず言いたくなってしまう大きさでした。あたしは、展示室に入ったら見上げるような大きなものを期待していたので……
まあ、こちらの勝手な知識不足が招いたものではありますが、このガッカリ感、速水御舟の「炎舞」を見たときのガッカリ感にも通じるものです。ただ、だからといって「炎舞」も、今日の「バベルの塔」もあたしの中で価値が減じたかと言えば、そんなことは全くありません。やはり心に響くものは大きかったです。
なので、「あら、こんな大きさだったのか」というのは不満ではありません。ただし、今回の展覧会で会えて不満を述べるとするならミュージアムショップです。
あたしが、いろいろなネクタイを買い集めているのは、このダイアリーをご覧になっている方ならご存じだと思います。そして、今回のバベルの塔です。当然のことながら、バベルの塔の図柄のネクタイが売ってないか期待して行ったわけです。しかし、ミュージアムショップのどこを見ても、ネクタイなんてありません。タオルにTシャツといった、どの展覧会でも定番のグッズは売っていましたが、あたしにとっても最も肝心なネクタイはありません。
バベルの塔ですよ? この図柄を使ったネクタイ、誰だって思いつきそうじゃないですか? なんで、作らないのでしょう? あたしには理由がわかりません。
その代わりと言ってはなんですが、トートバッグが売られていました。バベルの塔でトートバッグって、ダジャレなのでしょうか? と言いつつ、あたしはネクタイが買えない腹いせにTシャツをトートバッグを買ってしまいましたが……(汗)
あと、最近は展覧会へ行くと図録だけでなく絵はがきやマグネットをよく買うのですが、マグネットにもバベルの塔の図柄はありませんでした。今回の展覧会の目玉作品のマグネットがないなんて……
ということで、チケットがもう一枚あるので(誰かを誘おうかと思って、前売りペアチケットを買ったのですが、案の定、誘う相手がいませんでした……涙)、会期中にできればもう一回行ってこようと思っています。




