Nancy Sensual World
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まもなく自著も刊行予定

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。
この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論
』です。
フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。
最近のRockfield's Diary
若干の追悼の意をこめて

気づいてみたら昨年の12月で一年たっていたのですね、翻訳家の岩本正恵さんが亡くなってから。
各社からたくさんの翻訳書を出されていましたが、あたしの勤務先でもお世話になりました。何回かトークイベントなどの機会にお話しさせていただいたこともあるのですが、とても気さくな方でした。もっともっと面白い物語を紹介していただけるのを(できればあたしの勤務先から)楽しみに期待していたのですが、それもかなわなくなりました。
とうに一周忌は過ぎてしまいましたが、作品のいくつかを並べることで改めて冥福を祈りたいと思います。
すべてを読んでいるわけではなく、この中では『愛と障害』『ヴァレンタインズ』『青い野を歩く』の三つだけですが、どれもドラマチックなものでもなければ壮大なものでもありません。静謐と言うほどの静かではないのですが、読み終わってからじわじわくる、そんな作品が多かったように感じます。
十数年ぶり(?)のおみくじ

昨晩はちょっとした飲み会でした。場所は神保町の「燈のもと、肉と酒と鉄火炉火」というお店。ちょっと隠れ家っぽい造りの店舗で、トイレがまた面白かったです(汗)。
さて、このお店、箸袋がおみくじになっていまして、食べ物屋なので「お味くじ」なんて表記になっていますが、広げてみましたら、なんと「大吉」でした。
考えてみますと、あたし、神社などのおみくじって、この十数年引いたことがありません。そもそも初詣に行かない人間なので、おみくじだって引く機会がなかなかなくて、気づいてみたら十数年、もしかすると数十年、引いていないかもしれません。昨晩だって、自分で引いたのではなく、箸袋が籤になっていただけの話。
総合運で、「551の豚まんがあるときの関西人くらい幸福」っていうのが、関西人ではないあたしには理解できませんが、恋愛運で「全然興味ないよーと言いながらもてる」というご託宣は素直に嬉しがっておいた方がよいのでしょうか? 興味のない相手にモテても、と贅沢を言える身分ではないこと、自分が一番よく自覚しています。
狐の精の物語?~『真夜中の北京』~

『真夜中の北京』読了。
ミステリー、謎解きではありますが、実話です。しかしながら、戦前の北京でこんな凄惨な事件が起こっていたとは知りませんでした。いや、たぶん類似の事件、もっと凄惨な事件だって起きていたのだと思います。ただ、この事件が特異なのは、北京の外国人社会の中でもそれなりに有名な人物の娘が殺害されたというところではないでしょうか。
本書の内容については、既にネット上に多くの人が感想ともどもあらすじをアップしていますので、そちらに譲ります。簡単に言ってしまうと、当時の国際情勢のためとはいえ、十分な捜査もしない(できない)まま闇に葬り去られた殺人事件を、父親の執念によってその真相を見つけ出すまでの物語です。現実には、この殺人事件は迷宮入りして、犯人もわからなければ犯行現場も特定されていません。が、著者によって公にされた被害者の父親の捜査資料によれば、ほぼほぼ真相に迫っていたことがわかります。
それでも父親の明らかにしたことが真実なのか、若干の疑問が残らなくはありません。当時の科学捜査ではあそこまでが限界だったのか、あるいは事件直後にもっと念入りな捜査が行なわれていれば、案外簡単に犯人逮捕に結びついたのか、そこはわかりません。当時の科学捜査の限界と言うよりも、英国と中国のメンツの問題が最も大きくて厚い、そして壊しようのない壁、障害だったのではないでしょうか。そしてもちろんこういった国際情勢を生みだしていた日本の影も、この事件を迷宮入りさせた影の主役かもしれません。
と、ミステリーとしてもよくできていると思いますが、それよりも個人的には、北京好きとして、古い北京を一緒になって歩いているような、そんな錯覚を覚えるのが読んでいるときの楽しみでした。巻末に当時の写真も載っているので、そんなところからイメージを喚起することもできますし、あたしも知っている北京の雰囲気、オリンピック前なので、まだ少しは古きよきものが残っていた北京が思い出されて懐かしく感じました。
訳者あとがきで紹介されている欧文サイトも(リンク切れのところが多いですが)なかなか興味深いですし、グーグルでキーワードを入力して画像検索すれば、さらに当時の写真などがヒットするでしょう。






