Nancy Sensual World
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まもなく自著も刊行予定

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。
この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論
』です。
フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。
最近のRockfield's Diary
また書評が出ますので!
柴田元幸ゼミ~スティーヴン・ミルハウザー第2回~
昨晩は代官山蔦屋にて、柴田元幸さんのトークイベントがありました。
かつて、もう数年前ですが、数回こちらのイベントに来たことはありますが、その当時は一階の売り場の中を少し片づけて会場を設営していたのですが、最近はこのように2階のスペースを使ってやるのですね。
さて、柴田さんのトークです。
少し前にブックファースト新宿店で、小林久美子さんとのトークイベントがまるで柴田さんのゼミに参加しているようだと書きましたが(こちらの記事)、今回もミルハウザーで、なおかつ柴田さんお一人ですので、ますますミルハウザーをテーマとした柴田ゼミに参加しているような気分になりました。
今回の作品『ある夢想者の肖像』については、前回に引き続き「どこから読んでも濃密な作品世界を味わえる」とおっしゃっていたのが印象的でした。それこそ七十数章あるので、一日一章読んでいけば二か月ちょっと楽しめるとも。
昨夜のトークで印象に残った柴田さんのお話をいくつか。
まずは同書の長さについてです。最近は短編小説家として親しまれているミルハウザーですが、もしこの作品(原書)が最近書かれたものだとしたら、いかなミルハウザーといえども出版できなかった(出版社が出版してくれなかった)のではないか、とのこと。そういう意味では、まだ出版事情がよかったころに出せて本当によかったと。
ただ、それを言うなら、アメリカですらそんな事情の翻訳を、よくもまあ、あたしの勤務先は日本で出したなあ、とも思います(爆)。ただ、この長さ、柴田さんは「サクサク読める作品が嫌い」だそうで、そんなところも柴田さん好みの作品なのだと思います。
ちなみに、「いかなミルハウザーといえども」と書きましたが、柴田さん曰く「ピューリッツァー賞など取るべきではなかった」という発言には笑ってしまいました。アメリカの一般誌にコンスタントに短編が載る、いまや押しも押されぬ大御所と言ってもよいミルハウザー。受賞で更に箔が付くかと思いきや、決してそうでもないらしいです。
柴田さんのトークイベントでは恒例の朗読。今回は「本となって出版されるのはだいぶ先になりそう」という、ミルハウザーの短編。ファッションに関する奇妙奇天烈な作品でした。
ところで柴田さんは『ある夢想者の肖像』を理系の方に薦めたいとおっしゃっていました。質疑応答である人がその理由を尋ねたところ、設定は非常にヘンだけど、語り口は理路整然としていて、決して読者の空想に委ねることはせず、数学の証明を見ているような作品だから、と答えていらっしゃいました。
まだ4割くらいしか読み進んでいないのですが、なんとなくこの感じわかります。
ついでに、ピューリッツァー賞を受賞したミルハウザーの作品とは『マーティン・ドレスラーの夢』のことです。
記事と広告の絶妙なコラボ?
下の写真は本日の朝日新聞の紙面です。
「ひと」欄で取り上げられているのは、日本へ来る台湾からの観光客へさまざまな日本情報を発信している会社の方です。このサイトが台湾ではものすごく支持されているらしいです。
まったくアンテナの感度が悪く、あたしはこういうサイトがあることを知りませんでした。情けない。そして、こういう方がいらっしゃることも……。
記事中の、大陸はいろいろ大変なので台湾を選んだという点には「うーん、残念」という気持ちも抱きますが、それを帳消しにして余りあるほど台湾と日本の懸け橋になっているようですね。すごいです。
で、こういう肩の凝らない、「ひと」欄のような記事を読む方って多いと思います。かく言うあたしもその一人ですから。そして、本日のこの記事を読んで改めて台湾に興味を持った方、もともと持っているけれど、その思いが更に強まった方、そういう方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな「台湾熱」に浮かされながら紙面を眺めると、一面下段、いわゆる「さんやつ」という広告欄に、あたしの勤務先の広告が! そしてそこには『父を見送る』が載っています。
言うまでもなく、『父を見送る』は台湾の作家・龍應台さんのエッセイで、家族への思いを綴った、しみじみとした読後感を味わえる作品です。台湾気分を抱えながら誌面を眺めていて、台湾の作品の広告が目に留まる、これってなかなか効果的ではないでしょうか? もちろん広告を出すときにどんな記事が紙面に載るのか知っていたわけではありませんので、単なる偶然ですが、奇跡の偶然です。
もちろん龍應台さんと言えば『台湾海峡一九四九』も忘れてはいけませんが!









