Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

仲間割れ

寝床で毎晩『第二次世界大戦1939-45(上)』を読んでいます。ようやく半分くらいでしょうか……(汗)

第二次世界大戦は日本人なら誰もが知っている戦争でしょうが、アジア・太平洋戦争に比べ、欧州の戦いがどうなっていたのか、実は知っているようで知らないことが多いです。単純に、ドイツとイタリアが英仏米ソを相手に戦争を起こしたと、なんとなくイメージしていたのですが、本書を読んでいると全くと言ってよいほど印象が変わります。

まずは独ソが意外と仲良くしているのですが、ここまでは独ソ不可侵条約などの知識でわかります。お互いに協力してポーランドを分割してしまおうという利害の一致ですね。ポーランドやバルト三国がかわいそうですが。そして、ドイツは東欧を、ある程度はソ連に譲ることによって東部の憂いを取り除き、戦力を西部に集中することができるようになった。

で、ドイツがオランダやベルギーなどの小国を飲み込み、フランスやイギリスと戦火を交えるわけですが、ここまでのところイタリアは全く参戦していません。ここが驚きでした。まあ、ムッソリーニとヒトラーは実は仲が悪かったというのは有名な話ですから、お互いに相手に頼ろうとか、手を組もうなどという考えはぎりぎりまで起きなかった、封印していたのかも知れませんね。

で、緒戦のドイツ、強いのなんの。こんなに強かったんだ、と思いました。日本も東南アジアへ乗り込んでいった当初は連戦連勝でしたよね。中国だって、基本的には負け知らずでどんどん奥へ奥へと攻め込んでいたわけですから。が、そんなドイツに対して協力して戦わなければならない英仏なのに、なんて仲が悪いのでしょう? これが最大の驚きです。

戦争をこれ以上続けたくないフランス。徹底抗戦でなんとかアメリカを巻き込もうとしているイギリス。という両国のスタンスだけではなく、政治家や軍上層部の無能さ、意思統一ができない体たらく、国難なんだから一致団結、小異を捨てて大同につく気概が必要なときに、ぎりぎりまでもめているわけですから、これではドイツに勝てっこないですね。

枢軸国に対して連合国はもっとまとまっていたのかと思っていましたが、序盤を読んでいる限り、全くそんな感じではありません。ごくごく当たり前の感想を述べさせていただくなら、このままドイツに敗れてしまうのではないか、いや、きっと敗れる、そう思わざるを得ません。

もちろん、歴史の結果を知っているので、そんな風には思わない気持ちが強いのですが、虚心坦懐に読んだら、「これ、絶対にドイツが勝つよ」と思うでしょう。もちろんドイツ側がどこで戦争を終結させようと考えているか、そこが肝心なわけですが、1940年あたりで終戦を迎えていたら、フランスは国土の4分の3を奪われたままになっていたかもしれませんね。

人文書棚の定番

書籍というものは、刊行直後が一番売れるものです。もちろん人気作家などの新作は顕著ですが、あたしの勤務先から刊行されている海外文学ですとか、世界史の大部なものでも、やはり刊行直後が一番売れます。

刊行直後と言っても、出て数日という意味ではありません。刊行後一ヶ月から二ヶ月と言ったあたりを指してます。この一、二ヶ月の中にも波はあり、ガッと売れてそのまま徐々に終息というものもあれば、じわじわ売れてきて、それがしばらく続いてまた徐々に終息というのもあります。あるいは書評などが出ると売り上げの山が一つ、二つとできたりすることもあります。

ただ、そうは言っても、やはり刊行から3か月というのが、どの本でも、どこの出版社でも、だいたいの目安ということにはなっています。しかし、中にはその3か月を過ぎても売れ続ける本があります。もちろん刊行三ヶ月以内の売れ方よりはいくぶん落ちるとはいえ決して売れていないとは言えない程度の売り上げを維持する書籍も時々あるのです。最近になりまして、そんな傾向を見せている書籍が生まれましたのでご案内いたします。

ヒトラーと哲学者』『クリミア戦争(上)(下)』の、2点3冊です。

  

前者が今年の1月、後者が2月の刊行ですから、どちらも3か月はとうに過ぎ、半年になろうとしています。それでも順調に売り上げが伸び、いまも注文がしっかり届きます。

ということで、いつの間にか在庫が薄くなってきたので、どちらもただいま増刷中。第4刷です・