Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

ABC的な?

ABCと聞いて何をイメージするのでしょうか?

「いろは」みたいなもの? 確かに「○○のABC」といったタイトルの書籍もあるように、そういう場合「○○入門」といった意味で使われているのでしょうから、「いろは」とほぼ同じですね。

でも、あたしの属する業界では、特に東京では、ABCと言えば青山ブックセンターになります。いま「特に東京では」と断わったのは、関西などへ行くと「ABC?、何それ?」という反応が少なからず返ってくるので、やはり東京ローカルな略称なのかも知れません。

それはさておき、本日は青山ブックセンター本店でトークイベントでした。その件については別に書きますが、イベントが始まる前にお店の中をぶらぶら見ていると、『ユニヴァーサル野球協会』の隣に『守備の極意(上)』『守備の極意(下)』が並んでいました。

 

はい、わかりやすいですね。野球つながりです。また新刊『ミニチュア作家』の隣にカズオ・イシグロの『忘れられた巨人』が置かれているなんてのは、ミニチュアと巨人というタイトルの対比の妙ではないでしょうか? えっ、それはうがちすぎ?

そんなことはないでしょう。だって青山ブックセンターですから。こういう洒落た並べ方をして見せてくれるのが、ABCのABCらしさだと思うのですよ、あたしは。

レーニンのキス

合間に他の本を読んだりしていたのでちょっと時間がかかってしまいましたけど、ようやく『愉楽』読了しました。が、最後の方、後半半分くらいは一気に読んでしまうほどのスピードでした(汗)。

  

身体障害者ばかりを集めた雑伎、否、絶技団を組織して、中国全土を公演してお金を稼ぐ、というプロットだけを聞くと、奇想天外なドタバタ喜劇を想像してしまいますが、読後感を問われると、やはりある種の喜劇なのかな、とも感じます。閻連科は既に『丁庄の夢』『人民に奉仕する』を読んでいますが、相変わらず批判精神にあふれた、毒のある作品です。

さて本作のあらすじは上にちょこっと書きましたが、なんでそんな絶技団を組織したかというと、片田舎の県長がロシアへ行ってレーニンの遺体を買い取り、自分の県に記念堂を作ってそこに遺体を安置する、そうすれば世界中から観光客が押し寄せて県は濡れ手に粟の収入を手にし、県民は汗水流して働くことなく、学校も病院も無料になるような生活ができる、というとんでもない計画を立てたことに始まります。その県の外れも外れ、ほとんど地図にも載っていないような山の奥に障害者ばかりが肩寄せ合ってひっそりと暮らす村落があり、そこの人たちが障害者とは思えない身体能力を持っていることを県長が発見し、これは商売になると思いついたのがそもそもの始まりでした。

これが大当たりして、どこへ行っても絶技団の公演は超満員。あまりの多さの観客を捌くためにチケットの値段を上げたにもかかわらず、それでも押すな押すなの連日大盛況。絶技団に参加した障害者たちにも、一生安楽に暮らせるほどの大金が手に入りました。もちろん記念堂も落成となり、県長の命を受けた代表がロシアへ遺体購入の交渉に向かいます。

さて、そこから話は急転直下。ネタバレになるので書きませんが、中国における障害者に対する偏見、差別意識の根強さ、したたかに立ち回る人間の狡賢さ、いくらひどい目に遭わされても目を覚まさない庶民たち、そんな中国社会の負の面がこれでもかというように執拗に描かれます。

にもかかわらず、悲劇的な暗さがあるかというと、確かに感じられなくはないものの、カラッとした明るさも感じられます。どんな絶望的な状況におかれても、前向きとは言えませんが、暗くなるわけでもない庶民のたくましさ、打たれ強さ、そんなものを感じます。この強さが中国の強さなんだろうな、と思います。

2015年5月24日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

アナコンダ

昔からテレビ東京はB級と言いますか、好事家好みと言いますか、通好みと言いますか、変わったラインナップの番組を放送していました。それも午後に。最近ですと、午後に放送されている映画がなかなか面白いと思います。最近も「アナコンダ3」なんてのが放送されていたので録画しておきました。

 

「アナコンダ」のパート1はジェニファー・ロペスが主演の、それなりにちゃんと作ったモンスターパニック映画だったと思います。もちろんB級感はありましたが。で、パート2は、パート1とはストーリー的には関係なく、やはり巨大化したヘビの物語ですが、不死の蘭がそのモンスター化に関係しているという伏線もありました。

さて、このパート3ですが、パート2とはストーリーの上では続きでもなんでもないようですが、どうやらパート2の時の不死の蘭のエキスを持ってきて新薬の実験をしている製薬会社のラボが舞台。実験材料にヘビを使うのはヘビにしか耐性がないということからなのですが、そんなのって理論的にあるのでしょうか?

で、巨大化かつ凶暴化したヘビがラボから逃げ出して、追いかける主人公たちとの戦いが始まるわけですね。実はあたし、このシリーズのパート4を以前に視たことがあります。もちろん、こういった時間帯の映画放送だったと思います。その時に、どうも前作の続きのような展開だったので、機会があればパート3を視たいと思っていたのですが、それがようやく叶いました。

で、結局のところ、パート4へ続くための、大いなる助走でしかないみたいですね、この映画は。