Nancy Sensual World
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まもなく自著も刊行予定

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。
この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論
』です。
フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。
最近のRockfield's Diary
なにを一緒に並べるか?
クリミア戦争って、名前くらいは聞いたことがあるけれど、どことどこが闘った戦争だか知っていますか? 日本が加わっていませんから、この質問への日本人の正答率はかなり低いでしょうね。ただ、いまとてもホットな地域、クリミア半島のあたりで闘われた戦争なんだ、ということはわかると思います。手早く知りたい方はウィキペディアでもご覧ください。
さて、いま問題となっているクリミア半島情勢もここまで遡らないと理解できないわけなんです。そういう意味では、本書は歴史の本でもありますが、現代の海外事情の本という捉え方もできると思います。少なくとも、書店で「クリミア情勢を知る」なんてフェアをやるとしたら、本書は当然セレクトされるべき一冊、いや二冊でしょう。
さて、このクリミア戦争、時代的としてドイツでビスマルクが活躍していた時代です。ですから、まずはこんな本も並べてよいのではないでしょうか?
中公新書の『ビスマルク』です。新書ですからお手軽です。もう少し本格的なものを、というのであれば、こちらになります。
また参戦国の一つフランスではこの時代、ナポレオン三世がいましたので、文庫クセジュ『ナポレオン三世』や講談社学術文庫『怪帝ナポレオン三世
』などはどうでしょう?
またロシア側はあまり文献がないのですが、戦争より少し前の人ですが、帝政ロシアに君臨した『エカチェリーナ大帝(上・下
)』などはどうでしょう?
もう少し手頃なものは、というのであれば池田理代子のコミックもあります。
そして、案外忘れられそうですが、主役の一人、オスマン帝国も無視はできません。『オスマン帝国』や『オスマン帝国六〇〇年史
』、『オスマンVS.ヨーロッパ
』などがあります。
さらにオスマン帝国やアラブ世界について知りたい方には『アラブ500年史(上・下
)』がお薦めです。
こうしてみると、クリミア戦争が「最初の世界大戦」「第零次世界大戦」と呼ばれるのも納得です。
幅が広いからこそのリアル書店
少し前に「リアル書店の可能性」として、イスラム関連書籍のフェアについて書きました。その時のダイアリーで紹介していた「アラブ世界、イスラーム社会を知る」というチラシで案内していたミニフェアの注文がここへ来て非常に伸びています。やはり書店の方、この話題には食いつきがいいですね。
で、このBOXこそ使っていないものの、ブックファースト青葉台店の人文コーナーで「イスラムを考える」というコーナーが作られていました。弊社の本も何冊か並んでいます。
よく見ると文庫も新書も単行本も並んでいますし、人文コーナーに置かれていそうな本でも硬めのものから柔らかめのものまであります。普段なら人文コーナーではないところに並んでいると思われる本もあります。こんな多様な物を同じ場所に並べる、これがまさしくリアル書店のアドバンテージなのではないでしょうか?
もちろん文庫や新書などの買いやすい本だけを集め、文庫・新書コーナーの一角でコーナーを作るのがやりやすい、売れやすい方法でしょう。それも書店の広さなどを考えたときにはアリだと思います。が、こういう風にもう少し幅を広げるとイスラーム社会にしても「イスラム国」にしても、あるいはキリスト教とイスラム教の歴史についても複眼的な思考が可能になるのではないでしょうか? 大型書店なら、こういうコーナーを作るスペースももっと広いでしょうから、更に多様な書籍を並べられると思います。ここへ来て緊急出版されたものだけでなく、もう何年も地味ながら売れ続けている、定評あるものも並ぶことでしょう。
そういう知を提供すること、これはネット書店では真似できない芸当だと思います。






