Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

最後のKISS

角田光代さんの『おまえじゃなきゃだめなんだ』を読み始めました。たぶん、明日には読み終わると思います。

感想は改めて書きますが、作品の一つに「最後のキス」というタイトルのものがあり、谷村有美のこの歌を思い出してしまいました(汗)。恋人とさよならすることになって、まだ寝ている彼に最後のキスをして部屋を出て行く、という歌詞の歌です。小説の方はそういうストーリーではありませんが……

さて、これは短篇連作集で、ほぼすべての作品が、もう若くはない女性たちの恋愛模様を綴っています。家庭を持って幸せに暮らす人、いまだ独身で仕事に打ち込んでいる人、あるいは新しい恋を見つけようとしている人、別れを乗り越え次の恋に向おうとしている人、さまざまです。

毎回こういう作品を読んでいて思うのは、とりあえず作品中の時間軸で主人公に現在進行形の恋人・配偶者がいるか、いないかに関係なく、すべての主人公が一度や二度は恋愛を経験しているということに対する違和感です。

いや、それなりに人生を送ってきたら恋愛の一つや二つしていて普通でしょ、という意見はわかりますし、もっともだと思います。でも、本当に世の中の人は、それなりに生きていれば、一度や二度は異性と付き合ったことがあるものなのでしょうか? そうでない人だっているのではないか、そう思います。と言うより、かく言うあたしがそうなんです。いわゆる「恋人イナイ歴=年齢」っていうやつです。

作品中で「もう何年、恋人いないのだろう」なんてセリフを読むと、あたしの場合、「ああ、それはかわいそうね」と思うよりも、「何年か前にはちゃんと恋人がいたんでしょ?」と思ってしまいます。たとえ、いま恋人がいなくたって、かつていたことがあるならいいじゃない、それで満足しなさいよ、と思っちゃうのです。世の中には生まれてこの方恋人ができたことがない人だっているのよ、それを考えたら、たとえ一時期とはいえ恋人がいたことのあるあんたは幸せじゃない、そう思うのです。

この作品中で、恋人も作らず仕事に打ち込んでいる女性が、恋愛し結婚した女性に対して、バカにし見下す感情を抱き、それが嫉妬だとその時は気づいていなかった、というような場面があります。恋人がいない人は往々にして「恋にうつつを抜かしているなんてバカのすることだ」と見下して自分が精神的に優位に立とうとする傾向があるものです。

でも、あたしはそうではありませんでした。むしろ「恋人はおろか、友達も作れないあたしって、ダメな人間なんだ、人間としてどこかおかしいんだ」と考え、見下すというよりは自分を卑下する方に奔りがちでした。たぶん、それは正しい自己分析だと思います。恐らく、あたしは人間として、どこか欠けている、何かが足りないのだと思います。

エクスタシーの神学

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東博の隣へ

上野の東京国立博物館の西隣にある黒田記念館へ行って来ました。リニューアルが済んで、これからは開館時間がかなり増えるようですが、とりあえず年明けから今日まで、特別室が開いているので行ってきました。やはり最終日とあって、朝一番でもそれなりにお客さんがいました。

この特別室には黒田清輝の代表作が並んでいます。

上の「湖畔」は、多くの人が知っている、見たことがある作品だと思います。

他にも、やはりこれもよく見かける「読書」などが並んでいました。そして、こちらの三点も。

  

「智・感・情」ですね。何が智なのか、感なのか、情なのか、あたしのようなド素人にはわかりませんが、力強い作品です。

展示の中で惹きつけられたのは上の「祈祷」という作品です。女性の表情とたたずまいが素敵です。

そして、個人的に気に入ったのがこの作品、「昔語り(舞妓)」という作品だそうです。まだ出来上がっていない作品ですが、男性に寄り添う舞妓の感じが好きです。肩にもたれかかり、片手は男の手をしっかりと握っている、とても女子力の高い舞妓だと思います。この男性は贔屓の客、旦那なのでしょうか? それとも恋人なのでしょうか?