Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

› 続きを読む

最近のRockfield's Diary

元は取れているの?

今日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。

大手のコミック誌がネットで無料の作品公開をしているそうです。記事ではそこまで細かいことは書いていませんが、想像するに若手の、まだ売れていないマンガ家の作品を公開しているのではないでしょうか? マンガ家の方としてはタダでもよいから作品を発表する場があれば、それをチャンスに紙媒体の連載を勝ち取れる、と期待しているのではないでしょうか?

実際には、このサイトで人気が出て単行本の発行にこぎ着けた作品がいくつもあると言いますから、連載を勝ち取るどころか単行本発行まで一気に行ってしまっているわけですね。こういう無料サイトの作家さんにギャラ、つまり原稿料は支払われているのか、記事ではわかりませんが、恐らくコミック誌のギャラの何分の一にもならない額なのではないでしょうか? だって、そうしないと維持できないでしょうから。

もちろん、出版社側も記事中にあるように、漫画に親しむ読者の新規開拓、単行本化によって収入を得る、新しい作家の発掘といったいくつかのメリットもあるでしょうけど、同じ出版社の人間として果たしてどれだけ採算ベースに乗るのか、かなり疑問を感じます。

たとえば、あたしの勤務先では月刊誌の「ふらんす」というのを発行しています。もちろん毎号特集や連載記事があります。たとえば、この紙媒体の本誌とは別に若手のフランス語教員、フランスに関わる仕事に従事している方に連載をお願いするとして、それによって読者はどれだけ新たに開拓できるのでしょうか? そして「ふらんす」本誌にどの程度よい影響が表われるのでしょうか? ネットで人気になった連載を単行本化したとして、果たして売れるのか? ホントして出版する以上、ある程度の部数がはけないと黒字にはなりません。

こう考えると、昨今はネット発の書籍も増えていますよね。あたしの勤務先でもこんな本がウェブ連載発で大ヒットしました。

 

こういった流れは、これまでの雑誌連載の単行本化と同じことなのだと思いますが、だからこそ同じ問題も抱えているのではないでしょうか? つまり、連載だからこそ面白く読めて人気になるけれど、単行本としてまで読みたいか、ということです。他社の本で恐縮なんですが、かつて連作を一冊にまとめた本を読んだことがあります。たぶん雑誌連載中は雑誌の数ある記事の中のオアシス的な読み物として人気を博したのではないかと思います。でも、いざ単行本になったものを読むと面白くないのです。エッセイのようなものでしたからかもしれませんが、雑誌の時のように他の記事がないので、面白さが浮き上がってこないのが原因ではないかと思います。

雑誌の連載が何でもかんでも単行本になるわけでもないように、ウェブ連載もすべてが単行本になるわけではないということです。となると、やはりウェブ連載を依頼する時から、これは将来単行本化できるか否か、吟味する目を持たないとならないわけですね。また一つ仕事が増えそうです(汗)。

 

二次元ではなく三次元!

二白三日で、YA出版会の研修旅行でした。行程については初日のダイアリーで触れていますので割愛しますが、今日の最終日に訪問した、宮脇書店ヨークタウン野田店さんで、文庫のフェアのディスプレイがとんでもないことになっていたので、思わず写真を撮らせてもらいました。

まずはこちら。集英社文庫のフェアです。なぜか真ん真ん中に木が生えています。今年のイメージキャラクターであるAKB48を完全に喰ってしまっているディスプレイです。すごすぎます。

この木ですが、裏側へ回ると、中までしっかり作り込んでいるのです。まるでシルバニア・ファミリーのお家のようです。部屋の中にはしっかりと本棚が置かれ、本がぎっしりと並んでいます。集英社文庫のためにここまでやるか、というのが正直な感想で、ちょっと羨ましく感じます。

しかし、集英社だけではなく、角川文庫のフェアもこんなことになっています。

わかりますでしょうか? フェア台の真ん中に船です。大漁旗に飾られた船がドーンと鎮座しています。どうして角川文庫は大漁旗なのか、そんな野暮な質問をしてはいけません。

とにかく、宮脇書店さん、店内を見回すとこの他にも至るところに立体オブジェが並んでいます。薄っぺらい紙のポップでは飽き足らない、とてもそんなものでは本を売ろうという意気込みが表現しきれないと言わんばかりです。

ただ、押しつけがましい熱さは感じません。非常にほとよい居心地で、こういった造形物が置かれているのです。なんか不思議です。

店長さん曰く、こういった文庫フェアの飾り付けは文庫担当の傾がされているのだとか。だいたい年の初めごろから構成を練り始めているので、後からAKBが現われても修正のしようがないんだそうです。

うん、うん、それでいいのよ。

影響されやすい?

福島に来ています。研修旅行です。

普通に研修しているぶんには地震や放射能のことなどまるっきり忘れていますが、それがよいのか悪いのか……

ちなみに昨夜は津波に飲み込まれる夢を見ました。福島に来ているからでしょうか? なんてわかりやすい人間なんでしょう!

ただ、津波といっても海から来たのではなく空が裂けて流れ落ちてきた大量の水、それこそゲリラ豪雨の数千、数万倍のスケールの水量でした。まさしく天破れ地裂くる、大スペクタクルな夢でした。

もちろん、あたしは生き延びるのですけど!