メガなのはピラニアではなくて……

録っておいた「メガ・ピラニア」を鑑賞。

まあ、タイトルからどんな映画なのかは予想できますが、その巨大ぶりったら、いくらCGとはいえ、「これはないわ」というレベル。

反米感情渦巻くベネズエラで、食糧自給率を上げるため(だったはず)に遺伝子操作の実験を繰り返していたアメリカの科学者が実験のミスからピラニアを巨大化させてしまい、すべて処分したはずが、処分しきれなかったものが逃げ出してオリノコ川で暴れまくり、更には大西洋に出てアメリカへ向かうというストーリー。それを必死に食い止めようとする科学者とアメリカの敏腕調査官。そして例によって、メンツだけにこだわり何かと邪魔をするベネズエラ国軍の大佐たち。こういった設定はジョーズ以来のおきまりですね。

しかし、しかし、そんなことよりも、この映画の見どころはティファニーではないでしょうか? (この映画にティファニーが出ているということは、見始めてからクレジットを見て知りました)

80年代、いや90年代でしたでしょうか? アメリカの歌姫として一世を風靡した歌手だったのですが、それがあんな、ただの太った中年のおばさんになってしまっているなんて……。リアルタイムでティファニーの活躍を知っていた世代のあたしとしては、かなりのショックです。

もちろん、当時特に好きだったというわけではなく、単純に当時の活躍を知っている、覚えているというだけの話なのですが、やはり同じ時期、このティファニーと人気を二分していたデビー・ギブソンがいたのを思い出しました。個人的にはティファニーよりはデビー・ギブソンの方が好きでした。歌もよかったですし、うまかったと思います。

で、この一世を風靡した二大歌姫が揃って動物パニックものに出演していたのも思い出しました。なぜ、こんな映画にばかり出ているのかは知りませんが、「メガ・パイソンVSギガント・ゲイター」という作品です。

これも以前に見たことがありますが、B級映画です。そして、やはり二人ともただの太ったおばさんでした。

外付けのHDDに接続できない!→なんとか解決!

昨日から、自宅のPCの外付けHDDに接続できなくなりました。外付けのHDDは複数あり、全部に接続できなくなったわけではないので、これまた厄介です。

ひとくちに「接続できない」とは言ってもいろいろなパターン、症状があると思います。あたしの場合、エクスプローラーではそのHDDが表示はされるのに、クリックするとアラートが出て、そのHDDを開くことができないという状態です。ただし、ブラウザから、そのHDDのIPアドレスを指定すると、HDDの設定画面が開けますので、まるっきりアクセスできないわけでもないのです。

理由がわからず、いろいろとネットをググってみましたら、どうやら最近のWindowsのUpdate後にこのような症状が起こっているとのこと。コントロールパネルの「Windows資格情報」などから設定する方法などがネットにはアップされていましたが、それを試してもダメ。

ちょっと途方に暮れていましたが、まずは基本に立ち返ろうと、そのHDDのメーカーであるアイオーデータのサイトのFAQを見てみました。すると、「9/14のWindowsUpdate後より、急にデータにアクセス出来なくなったのですが?」というドンピシャな事例が載っているではありませんか!

このページに書かれているとおりにやってみたところ、無事に接続できるようになりました。ホッと一安心です。

上下本が多すぎる?

あたしの勤務先の「新刊情報」のページ。だいたい1か月から2か月くらい先の刊行予定書籍が紹介されています。

まだ装丁が出来ていないものが多々あり、情報も少なめですし、時には拠ん所ない事情で刊行が延期になってしまうこともありますが、お好きな方には「へえー、こんどこんな本が出るんだ、楽しみぃー」と思っていただけているようです。

その新刊情報のページ、現在のところ2ページにわたって10点ずつ、合計20点の近刊が載っていますが、そのうちの6冊が上下本。これってあまりにも多すぎないか、とちょっと心配になります。それもすべて歴史ジャンルですから、書店に入荷しても置かれる場所はだいたい同じ。大型店以外では「置く場所がない」という状態になってしまいます。


いや、新刊は毎日毎日多くの出版社から刊行されているのですから、大型店でもとても並べきれるものではありません。

本が書店に並ばない。

世間でしばしば言われているのとは別の理由で並ばなくなりそうです。うーん、これは由々しき問題。

かといって、この期に及んで刊行を延期するわけにも行きませんし、やるならもっと前から、数ヶ月の刊行スケジュールを眺め、そのジャンルごとのバランスを考えて刊行の順番を考えるべきなのでしょう。今さら言っても詮無いことですが。

しかし、実はどれも面白そうな本ばかりです。書店の方も、「スペースさえあれば、ちゃんと並べたいよ」と言っていただける本だと自負しております。

鑑から鏡へ~日本という壁~

昨日は午前中にちょっと会社へ行っていくつか仕事をこなし、午後からは東京大学で行なわれた国際シンポジウム「日本という壁」を聞きに行ってきました。午前中から始まっていたシンポジウムでしたが、午後の「パネル3」、『生まれるためのガイドブック』『ぼくは覚えている』の訳者である小林久美子さんが進行役で、柴田元幸さん、辛島デイヴィッドさん、鴻巣友季子さんがパネリストとして登壇した「翻訳と『壁』 英語と日本語の狭間から」のパートから参加しました。どの話も興味深く聞き入ってしまいましたが、手元のメモを参考に少し紹介いたします。

 

柴田さんが明治以来の日本の翻訳について「仰ぎ見る翻訳」から「対等な翻訳」へと変わっていったと指摘されました。それでも、毎日メジャーリーグで活躍する日本人大リーガーについては新聞も大きく報じているけれど、もしこれがメジャーではなく韓国や台湾のリーグであったら、ここまで報じられることはないだろうし、そんなところにもまだまだ「正解は欧米にある」という「仰ぎ見る」感が完全には払拭されていないと述べていらっしゃいました。また、ご自身が関わる雑誌「MONKEY」でも、表紙に英文をあしらうとなんとなくおしゃれに見えるという感覚が日本人にはある、とも。本文はほとんど日本語なのだから英語をあしらう必要性はまるでないのに、英語をデザインとして使う本や雑誌が多く、それなら別にアラビア語でもハングルでも、タイ語でも構わないはずなのに、圧倒的に英語や欧米の言語が使われるという現実。

改めて指摘されると確かにその通りだと感じました。柴田さんはまた、古代から近代までは中国を、近代以降は欧米を目標、モデル、正解として仰ぎ見ていた日本は、外に正解を求める国、上下関係の国だとも指摘されていました。そこで挙げた例として、アメリカのお店では店員も客も入店したときの声かけはどちらも「ハイ」だけれど、日本では店員は「いらっしゃいませ」と言い、客は基本的に無言であるのが普通であり、こういうところにも対等な関係の欧米、上下関係の日本という姿が見て取れるとのことです。

こんな話を聞いていて、あたしは新刊『翻訳のダイナミズム』を思い出しました。同書は、後半に日本における明治以降の翻訳について紙幅をかなり割いていますので、今回のシンポジウムに集まった方ならきっと興味を持っていただけると思います。

その後は村上春樹、否、ハルキ・ムラカミについて語った辛島さん、和文翻訳と文芸翻訳の違いから深読みと浅読みのバランスを指摘した鴻巣さんと、あっという間の90分でした。

続いては閻連科さん。来場も俄然多くなったような気がしましたが、気のせいでしょうか?

閻連科さんというと「発禁作家」というイメージが強いかもしれませんし、出版社もそういうキャッチで翻訳を刊行していることが多いですが、閻連科さんご自身は、発禁処分を受けるとそれに対抗しようとする気持ちが生まれ、イマジネーション溢れる作家にとって検閲など存在しない、と力強く述べていらっしゃいました。その上で、ペンなど書くものを取り上げられない限りは、どんなことがあっても書きつづけるとおっしゃり、もし自分の作品が読まれないことがあるとすれば、それは作品そのものの出来が悪いからであって、決して検閲によるものではないと、とのこと。あの、中国国内で文章を発表し続ける作家の力強さを十二分に感じさせるお話でした。

そして最後は多和田葉子さん。

壁と言えばベルリンの壁、そんな外的な壁ではなく、特に日本を見ていると東日本大震災とそれに続く原発問題の後、みずから書かなくなった作家が多かったような気がすると指摘。そして「命」と「いのち」については、英語やドイツ語では「いのち」を表わす「LIFE」には「生活」といった含意もあるが、日本語の「いのち」にはそういうものはなく、生命限定であり、漢字の「命」だと上の者の言葉といった含意がある、とのこと、そして「国」と「命」の問題に話は及び、北条民雄『いのちの初夜』などを取り上げながら、命と国を結びつけるとろくなことはない、というようなことを盛んに指摘されていました。

と、以上三つの講演を聴講いたしましたが、始まる前は「長いなあ」とプログラムのタイムテーブルを見ながら思っていたのですが、どれもあっという間、本当に短く感じられました。そして、翻訳について改めて考えさせられました。

日本の翻訳文化は世界的に見ても大したものだと思います。誰にどこで聞いたか忘れましたが、日本は高等教育を自国語で行なえるが、それはすばらしいことであると。東南アジアなどは高等教育になればなるほど英語でしか講義されず、必然的に高等教育を受けるためには英語ができなければならなくなる、しかし日本ではそんな必要はない、と。

もちろん、そのために「日本人の英語力は…」といった議論が起こるわけですが、高等教育が英語でしかなされず、一部の少数エイリーとだけが高等教育を受けられるような社会と、意味がきちんとわかっているのかはともかく、多くの人がさほど苦労せずに高等教育を受けられる社会と、どちらがよいのでしょう? そんなことも考えた一日でした。

ウェブ上で勝手にフェアのアイテムを追加してみる

下の写真はブックファースト新宿店。

今尾恵介さんの地図関係の本を集めたミニ・フェアを展開中です。あたしの勤務先の刊行物は『地図で読む世界と日本』がチラリとのぞいているのですが、おわかりいただけますでしょうか? 他にも今尾さんの著作は刊行しているのですが、今回のフェアではスペースと、たぶんテーマの都合もあるのでしょう、この一点のみです。

ということで、その他の刊行物をご紹介します。まずは『地図で読む戦争の時代』と『地図で読む昭和の日本』です。

 

それから、このシリーズ3点。『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み(関東1)』『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み(関東2)』『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み(関東3)』です。

  

フェアをご覧になった方で興味が沸いた方なら、以上のような書籍も是非お薦めです。

そしてたぶんこれ、『世界の地図を旅しよう』が、あたしの勤務先が一番最初に刊行した今尾さんの本ではないかと思います。間違っていたらゴメンナサイ。

乃木坂46とあたしの勤務先との可能性について

先日は欅坂46で、今度は乃木坂46か、と呆れられそうですが……

夏の全国ツアーも終わり、秋から次の仕事がスタートしている各メンバーですが、まとまった休暇をもらって旅行を愉しんでいるメンバーもいるようです。たとえば、人気メンバーのいくチャン(生田絵梨花)は家族で韓国へ行ったようです。

いや、海外旅行へ行ったから縁がある、などと言いたいわけではありません。語学書版元ですから、芸能人が海外旅行へ行けば、たいていの国の語学書は刊行していますので、ほとんど場合「縁がある」と言い張ることができてしまいます。

そんなことを言いたいのではありません。今回は、語学書に頼らずに縁を探してみたいと思います。

そこでまずは、これまた人気メンバーのまなったん(秋元真夏)が家族で台湾へ行ったようです。で、台湾と言えば『歩道橋の魔術師』、そしてこれを忘れてはいけません、『蔡英文 新時代の台湾へ』です。

 

あたしの勤務先が、このところちょっとした台湾ブームになっているのを見て取ったかのような旅行ではありませんか!

ついで、こちらも人気メンバーの堀未央奈家族で飛騨高山を訪れたようです。そして飛驒と言えば『鉱山のビッグバンド』です。

どうです、すごくないですか? あたしの勤務先がこういう本を出したタイミングで訪問するとは!

あと、もう一人か二人、縁が繋げられれば……

しかし、乃木坂46は、来週の東京国際ブックフェアでイベントがありますね! その日はあたしもブース当番です。イベントは見に行くこともかないませんが、乃木坂のメンバーと同じ空間に一緒にいられるなんて! 至福です。

※トークイベントの会場とブックフェアの会場が異なるということは、この際、忘れます。同じビッグサイトにいるということだけで我慢です。