Nancy Sensual World
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まもなく自著も刊行予定

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。
この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論
』です。
フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。
最近のRockfield's Diary
トレンドは中世?

中公新書『承久の乱』読了。
これで中公新書の日本中世史もの『応仁の乱』『観応の擾乱
』の三部作(?)を読了いたしました。ちょうど歴史を遡るような順番で読んできたわけですね。刊行の順番もそうでしたし。
それにしても、日本史では中世がちょっとしたブームなのでしょうか? 摂関政治の終焉、院政の時代から織豊政権の前くらいまでの出版が増えているような気がします。ブームと言うよりも、これまでは戦国や幕末維新の人気が極端で、鎌倉や室町はあまりにも脚光が当たらなすぎただけだったのかもしれません。そんな声も聞きました。
で、『承久の乱』です。
読み終えて思い出したのは、NHK大河ドラマ「草燃える」です。岩下志麻の北条政子に、石坂浩二の源頼朝、幼い頃のあたしが初めて見た大河ドラマでした。
この作品から大河ドラマを見るようになり、「徳川家康」くらいまで見続けていたと思います。その後は見たり見なかったりで、しっかり見ていたのは「独眼竜政宗」くらいでしょうか、その後はほぼ全く見なくなりました(汗)。
閑話休題。
「承久の乱」がエポックメーキングな事件であったことはわかりました。あたしの勝手なイメージですが、平氏政権が信長、源氏三代が秀吉、乱後の北条得宗体制が家康(=江戸幕府)と似ているように感じました。
これまでの認識と異なっていたのは、三代将軍・実朝が後鳥羽院と協調し、皇族を四代将軍に迎えて自身は大殿(隠居後の家康の大御所みたいなもの?)として後見する、そんな政権構想を考えていた点です。公暁が実朝を暗殺しなかったら、どんな鎌倉幕府が続いていたのでしょう?
しかし、あの時点で何故に実朝は公暁への譲位を考えていなかったのでしょう。あの当時、源氏は他にもいたはずですが、頼朝の血を引く者でなければ鎌倉将軍にはふさわしくない、という暗黙の了解があったように感じますが、それでも頼家の子供が二人いたわけですし、どちらかが四代将軍になってもよかったのではないかと思うのですがね。
それにしても、繰り返しになりますが、こういう本が刊行されてから、改めて「草燃える」を見直したら、どんな感想が出てくるでしょう? いま、このタイミングで再放送をしてもよいのではないでしょうかね? あるいは「太平記」「北条時宗」などを再放送しても面白いかも知れません。
新刊がいっぱい!

本日が見本出しなので、来週後半には店頭に並び始めると思われますが、そんな新刊がたくさんあります。
まずは右の写真。3冊並べていますが、新刊は『ドーキー古文書』です。
著者フラン・オブライエンの作品は、同じUブックスで既に2冊刊行されていて『スウィム・トゥー・バーズにて』と『第三の警官
』です。この機会に既刊2冊の在庫チェックをお願いします。そして是非、3冊一緒に並べてください。
長らくご愛顧いただいてきました『ハンガリー語の入門』がこのたびリニューアル、[改訂版]として生まれ変わります。付属のCDは昨今の状況に鑑みてアプリのダウンロードに改めました。
写真の右側が新しい改訂版です。言わずもがなでしょうが、念のため(汗)。
次の写真は、またしても上下本。面陳で並べると顔になる、あたしの勤務先の刊行物ではありがちなカバーです。
今回の主役はマルコムXです。アメリカの黒人活動家です。キング牧師ほど有名ではないかも知れませんが、キング牧師の次に有名な活動家ではないかと思います。ずいぶん前に一度ブームになったことがあったような記憶があるのですが、あれはどういうきっかけだったのでしょうか?
最後は自社ではなく、ちくま新書の新刊『ヨーロッパ近代史』です。
タイトルどおり、ヨーロッパの近代、ルネサンスから第一次世界大戦までを扱っている一冊です。時代が少しだけ重なりますが、あたしの勤務先が刊行を始めた「シリーズ近現代ヨーロッパ200年史」の前の時代ですね。1949年以降を扱う最後の一冊が残っていますが、全部で5冊、これでヨーロッパの歴史を一気に駆け抜けることができそうです。如何でしょうか?
うちでは売れないので……

タイトルは、日々営業回りをしていてよく言われるセリフです。
書評が出たり、注文が伸びていたり、理由はさまざまですが、売れ行き好調な書籍を案内し、置いていなければお勧めし、一冊くらいになっていれば面陳・平積みをお願いする、それが営業活動の基本です。
しかし、「うちじゃあ売れないから」と言われることが多いです。
そういう風に言う書店員さんの気持ちを推測するならば、「こっちは忙しいのだから五月蠅い」とけんもほろろな場合もあれば、「売れているのはわかりますし知っていますけど、うちのお店の客層と合っていないんですよね」としっかり分析された上での丁重なお断わりに分類されると思います。
後者の場合であれば、「では、こちらは如何ですか?」と他の商品を勧めるのが営業マンでしょうが、必ずしも他に動きのよい商品があるとは限らないのが弱小出版社の悲しいところです。それでも時に別に商品を案内すると「ああ、これならうちでも売れそうだ」と反応してくださる書店の方も少なくありません。
さて、営業として考えないといけないのは、けんもほろろな場合です。
確かに、大手出版社のベストセラーのように、レジの前に山積みしておいたら、あっという間に売れてしまった、なんていう本をご案内できるわけではありません。むしろシブい本ばかりです。でも、そもそもジャンルが違うので、そういうベストセラー商品と同じような感覚で見られてしまうと、あたしの勤務先の本などはすべて「売れない本」に分類されてしまいます。
ただし、売れているからこそお勧めしているのわけなので、見せ方とか並べ方などを工夫するだけで売れる可能性は大いにあると思うのです。しかし現状、その「工夫」をするだけの時間も余力もないのが書店の現状なのでしょうか? 「ポップとかある?」と聞かれれば、すぐにはなくとも社に戻って作って送ることは可能です。本音を言えば、書店の方が読んで、自分の言葉で書いてくれたポップの方が読者の心に刺さると思うのですが、そんな時間が作れるわけないことは重々承知しています。
「どんな本と一緒に並べたら売れますか?」といったことも聞かれます。これもわかる範囲で、他の書店の事例や担当編集者の意見などを聞いて伝えるようにはしていますし、そういうことを意識するのはこちらも勉強になります。並べ方の工夫の一助になればと思います。
しかし、なんだかんだ言っても、こういう意見も営業に回っていればこそ聞けることであり、全国の多くの書店では「さあ、どうしましょう?」と思われているのでしょうね。こういう書店の方へ少しでも役立つ情報を届けるにはどうしたらよいのでしょう?






