Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

読書と現実がオーバーラップして……

土俵上で倒れた市長の救護ために女性が上がったことで、土俵から降りるようにとアナウンスが流れたというニュース。欧米のメディアが日本の男尊女卑、男女不平等を指摘するニュースとして配信していたり、別の女性市長が土俵に上がれず、土俵下で挨拶をしたことなど、いろいろ出て来ています。

土俵と女性については過去にも何度か議論があったので、相撲協会もそれなりに考えているのではないかと思いますが、女性が土俵に上がってもよいのか否か、いろいろと考えさせられます。

ちびっ子大相撲大会などが全国各地で行なわれていますが、そこには女子児童も参加していますから、当然のことながら土俵に上がっています。もちろん子供の相撲と力士の大相撲を一緒にするなと言われそうですが、でも同じ相撲じゃない、という言い分だって十分に説得力があります。むしろ、女性の穢れは生理の血が不浄だと言われることが多いですから、ちびっ子相撲などの児童は初潮前なので「不浄な女性」にカウントされず、だから土俵に上がっても構わない、という立場なのでしょうか?

あたし個人としては、何でもかんでも男女平等で昔からの伝統を変えてしまうのはどうかと思う人間なのですが、今回のような緊急事態は別として、女性市長の挨拶などあらかじめわかっているときは土俵上にカーペットを敷くなどして対応することもできるのではないかと思います。あるいは男女を問わず、現役の力士と行司以外が土俵に上がるときはあらかじめ聖水のようなもので手を洗い口をすすがなければならない、というルールでも設ければ男女を区別する必要はなくなると思うのですが……

ただ、九州の宗像神社のようにそもそも人間の立ち入りを原則禁止しているところもあるわけで、これまでの伝統というのもそれなりに大事にしたいな、とも思うのです。男女不平等を伝える欧米のメディアも、ではローマ教皇や枢機卿が男性のみに限られることについて何も言わないのか、という疑問もあります。

 

いまのあたしは、「男女平等でなくてもいいじゃない」という方にちょっと流れ気味です。それはたぶんこのところ『イスラム教の論理』『イスラーム主義』といった、シスラーム関係の本を読んでいるからかも知れません。

イスラム教はご存じのように厳然とした男女の区別、欧米流に言えば差別が残っています。同性愛などももちろん禁止です。そんなイスラームについて書いている本を読んでいると、そういう価値観を欧米流の価値観で否定するのではなく、彼らには彼らなりの価値観があり、それに従って生活しているのだということがわかります。一方的な西洋流の価値観の押しつけが結局のところ過激派によるテロを招いているのだと思います。

なので、今回の騒動を見聞きするにつけ、確かに男女平等は基本だと思いつつ、古来からの伝統にまであまり杓子定規に当てはめてしまうのはどうか、という思いが出てしまいます。「今回は人の命がかかっているのだ」と言ったところで、イスラームのように「来世で神様のそばへ行ける」と考える人たちなら、一概に命が何よりも大切とは考えないのかも知れませんし。

ここまで考え方や立ち位置が異なっていても、それでも同じ人間なんだから話せば理解し合えるようになるのでしょうか、という素朴かつ根源的な疑問も湧き起こってきます。

割と冷静に見られた?

乃木坂46の「5th YEAR BIRTHDAY LIVE」のBlu-ray、初日を見終わりました。

初日はななみんの卒業コンサートです。

もっと、涙、涙のコンサートになっていたのかなと予想していましたが、恐らくななみん自身が出来る限り笑顔を振りまいていたので、メンバーも必死にこらえていたのでしょう、お涙頂戴的なものにはなっていなかったというのが印象です。

もちろん、まいやんやさゆりん、いくちゃんにあしゅ、涙をこらえるのに必死な表情は見て取れましたし、最後は滂沱でしたね。

しかし、このコンサートから一年以上が経つのかと思うと時の流れの速さを感じます。

ななみんは、乃木坂46が一番いいときに辞めた、と初めは思っていましたが、その後も乃木坂46は坂道を上っています。レコード大賞も取り、東京ドームでのコンサートもやり、まだまだ残っている課題は多いですが、いつの間にか公式ライバルであったAKB48をも凌駕している現在です。自分が辞めた後に失速しなかったグループを見て、ななみんも満足しているのではないでしょうか?

さて、バースデーライブはまだ続きます。二日目、三日目は三期生が加わって、初々しい、これからの乃木坂を感じさせるコンサートになったのではないでしょうか。まだまだ楽しみは続きます。

ノンフィクションが苦手なら、文芸からアプローチ

先程書いたキング牧師と公民権運動のこと。

書店店頭でのフェアとなると、小さい書店はともかく、ある程度の規模の書店になると「海外事情」といったコーナーでの展開になるかと思います。集まる書籍もそのジャンルのものが大多数ですから仕方ないとは思います。

ただ、正面からキング牧師を扱ったものではありませんが、こんな作品もあります。

  

地下鉄道』『ネバーホーム』『地図になかった世界』の翻訳小説です。それぞれ出版社のサイトには

ピュリッツァー賞、全米図書賞、アーサー・C・クラーク賞受賞作。アメリカ南部の農園で、苦しい生活を送る奴隷の少女コーラ。あるとき、仲間の少年に誘われて、意を決して逃亡を試みる。地下をひそかに走る鉄道に乗り、ひとに助けられ、また裏切られながら、自由が待つという北をめざす。世界的ベストセラーついに刊行!(『地下鉄道』早川書房)

南北戦争がはじまって、インディアナの農場で暮らしていたコンスタンスは夫のバーソロミューに代わって、北軍への入隊を決意する。名前をアッシュとかえて、男性の格好をして。女性にやさしい「伊達男アッシュ」とも呼ばれ、勇敢に戦い続ける。女であることがばれないかとおびえながら、野営地ですごし戦闘と行軍をくりかえす。夫と手紙のやりとりをし、亡くなった母と語り合う。(『ネバーホーム』朝日新聞出版)

南北戦争以前、「黒人に所有された黒人奴隷」たちを描いた歴史長篇。日々の暮らしの喜怒哀楽を静かに語り、胸を打つ。ピュリツァー賞ほか主要文学賞を独占した話題作。柴田元幸氏推薦!(『地図になかった世界』白水社)

とあります。どれもアメリカの南北戦争前後の時代を扱った作品です。こういう作品を通して黒人奴隷の問題、人種差別の問題を考えるのもよいのではないでしょうか? 海外事情などのノンフィクションを読み慣れていない方にはお薦めです。