日曜に「何を」想う

朝日新聞の《日曜に想う》欄です。そこに石井洋二郎さんの名前がありました。

石井さんと言えば、あたしの勤務先から出ている《知のフィールドガイド》2冊、『科学の最前線を歩く』『分断された時代を生きる』をまとめていただいた著者のお一人。本書は「東京大学教養学部の人気公開講座を書籍化」したもので、前者が理系編、後者が文系編となります。

朝日新聞の記事の中で、石井さんの「言葉はコミュニケーションツールであるとともに思考そのものです。日本語ならば考えられることが、英語では考えられないということがあります。外国語なら日本語とは違うことを考えることもできます」という言葉が紹介されています。さらには「自分を相対化できるのは、違うものがあるからです。差異が存在するから思考が育つ。違うからこそわかろうとする欲望も生まれます」とも。広く教養を身につけることが大事なのではないでしょうか?

《知のフィールドガイド》には

「教養」を意味するcultureという英語は「耕す」cultivateという動詞に由来する。したがって「フィールド」fieldという言葉も、「分野」「領域」である前に、まずは「畑」すなわち「耕すべき土地」という意味で解するべきだろう。〔……〕単にさまざまな「知」の配置を抽象的な見取り図として視覚的に把握するだけでなく、自分の足で複数のフィールドを歩き回り、畑ごとに異なる土の匂いを嗅ぎ、さらには指先で土に触れ、鍬を手にして実際に土地を耕してみることが必要なのだ。そうすることではじめて、「知識」という種子から「教養」という果実を実らせることが可能になるだろう。

という石井さんの巻頭言も載っています。知らないことを知りたいという欲求、知ろうとする努力、そんなことが今後ますます大事になっていくのではないかと思います。

この機会に、《知のフィールドガイド》は如何でしょうか?

乾いて候

既にFacebookには上げているのですが、左の写真は先日の関西ツアーで泊まっていたホテルの部屋で撮った、あたしの時計の画像です。

トラベルクロックですが、あたしは普段から腕時計代わりに持ち歩いています。腕に時計をするのが嫌いなので、昔から腕時計はせず、懐中時計などを使っていましたが、ここ数年はこういった小型でコンパクトなトラベルクロックをポケットに入れています。

閑話休題。

ホテルの部屋は乾燥していると言われますが、冬のこの季節、どのくらいなのだろうと撮ってみたのですが、なんと21%でした。東京の真冬の乾燥した時に天気予報で火事に注意喚起するような時に言われる湿度がこれくらいだったような気がします。

この数字が、かなり乾燥している状況を表わしているのは理解できますが、翻ってわが家はどうなのだろうかと、今朝、枕元に置いてある時計を写真に撮って見ました。

湿度は62%です。これくらいあればお肌にもよいのではないかと思います。やはり室内はこれくらいの湿度がないといけないのでしょうか? そもそも快適湿度というのがよくわかりませんが……

などと思いながら改めてトラベルクロックの方を見ましたら、ここの部分の数字って湿度ではなく温度でした。このトラベルクロックには湿度を測る機能はなかったのです(汗)。いやー、まいったなあ~。

こんなところにまで乃木坂!

昨日の朝日新聞夕刊です。

各地の、地元テイストあふれるナンバープレートの中で、奈良県の「飛鳥」ナンバーが乃木ヲタの間で話題になっている、というニュースを朝日新聞が取り上げていました。

この件は、少し前に乃木坂46のファンの間でも話題になり、記事もあるように「20」「46」という番号が乃木坂46の齊藤飛鳥を意識しているのでは、と言われもました。しかしながら、ナンバープレートのサンプルは全国的に「20-46」が使われているので、これは単なる偶然という結論に落ち着いていたと思います。それでもファン心理とは面白いもので、こういったところにまでこじつけと言いますか、関連を見出してしまうのでしょう。

それはともかく、この記事の中で、飛鳥ちゃんの写真が一番大きく扱われているのが個人的にはツボです。普通なら「飛鳥」のナンバープレートをもっと大きく扱うのではないでしょうか?

あと、ナンバープレートで言いますと、東京の五輪ロゴをあしらったナンバープレートを見ると、東京五輪反対論者のあたしとしてはどうしても嫌な気持ちになります。

そして、こちらは今朝の朝日新聞です。

中国のサイトにスーパーマリオそっくりなものがアップされていたというニュースです。

これ、アウトですよね。

でも、なんか、こういうことをいまだにやってしまう中国って、あたしからするとなんとも憎めなくて愛らしく感じます。記事によると既に削除されてしまっているそうなのが残念ですが、きっとあっちこっちに転載されていて、中国のサイトを漁ったら見つかるのでしょう。

どっちかを選べと言われても選べない時は両方を選びます!

一週間、厳密には4泊5日の関西ツアー。

毎回、最終日、木曜日の晩はちょっと贅沢をすることにしています。

今回のスイーツは「堂島ロール」で有名なモンシェールのパフェです。この手の生菓子は「本日中に召し上がりください」というの常識です。しかし、二つとも美味しそうだったので二つとも買ってしまいました。

左はレギュラー商品で「パルフェ・プリン・ア・ラ・モード」です。そして、右が、バレンタインの時季だからでしょう、たぶん限定の「パルフェ・ショコラ・キャラメル」です。

「限定の方だけでいいじゃないか」と言われそうですね。確かに左のパフェは過去に何度か食べていますから、また今回も買う必要があるのかと問われると答えに窮します。ただ、もし右のパフェが期待した味ではなかったら口直しに美味しいとわかっているものを食べたいじゃないですか! というわけで、幸いにも左の方が翌日までの賞味期限だったので二つ買うことにしたのです。

木曜日の晩にショコラを食べ、金曜日の朝、プリンをいただきました。

結論から言いますと、ショコラ、思いのほか美味しかったです。大ヒットでした。これなら保険として二つ買わなくても大丈夫だったと言えます。が、どちらも美味しくいただきました。

受賞しました!

今朝の朝日新聞です。

読売文学賞が発表されました。

なんと、本体価格25,000円の大著『評伝 鶴屋南北』(古井戸秀夫著)が今年度の研究・翻訳賞を受賞いたしました。

まもなく出来上がりますが、なんと現在2回目の重版中です。これだけの巨冊が、ジワジワと売り上げを伸ばしているのです。

スゴいです。

楽しそうなことやっているなぁ

関西ツアーから帰京しました。ちょっと寒かったですが、今回の楽しいツアーでした。そして、ツアー中に目についた店頭の様子をご紹介します。

まずはジュンク堂書店大阪本店の人文書コーナーです。「人文書売り場の絵本市」と題して、人文書コーナーなのに絵本が並んでいました。会期末も間近ということで、かなりアイテムが減っていましたが、当初ももっと並んでいたそうです。

こういう試みは、人文書の敷居を低くする、間口を広げる効果が期待できると思いますし、やはり見ていて愉しいです。
続いては、丸善&ジュンク堂書店梅田店、一階のエスカレータ脇のコーナーで開催中のフェアです。

「U35の文豪たち」とあります。

文豪たちが、その代表作を書いた時の年齢に注目したフェアです。こういう視点は、これまでありそうでなかったものではないでしょうか? 少なくともあたしは知りませんでした。

そんなフェアは、年齢で区切って本が展示されています。いくつかパネルの写真を撮らしていただきましたのでご紹介します。

まずは最年少ゾーン、22歳から24歳ブロックです。うーん、こういう作家たちがこの作品を発表したのはこんなに若い時だったのか、という新鮮な驚きがあります。もちろん、若くしてなくなっている作家も多いので、そうなると必然的に作品が発表されるのも、死後に遺稿が見つかったというのでもない限り、若い時になるわけですよね。

その次はのブロック、25歳・26歳のパネルと27歳のパネルです。

よく見ると、日本の作家だけでなく、海外の作家の名前も散見します。時々日本でも、芥川賞最年少受賞といったことが話題になりますが、ここに登場する作家たちが作品を発表した時、世間ではどんな風に取り上げられたのでしょう?

そして、もし20代で代表作を書いてしまったら、その後の人生はどんな風になってしまったのでしょうね?

ちなみに、フェア台では気づかなかったのですが、J.D.サリンジャーが『ライ麦畑でつかまえて』を発表したのは31歳の時ですから、このフェアに並んでいてもおかしくないのですが、並んでいたのか否か、思い出せません。

そんな丸善&ジュンク堂書店梅田店の一階、話題書コーナーに並んでいるのを見つけました。

『大衆の反逆』です。今月のNHK、「100分de名著」です。Uブックスとちくま学芸文庫の他に、邦訳は中公クラシックスからも出ていますが、それだけまだ並んでいませんでした。

最終日!

五日間の関西ツアーも本日が最終日。今回もあっという間でした。

今宵は自宅の寝床で寝ることになるわけで、毎度のことながら不思議な感覚です。

ところで、昨日はこちらも雨が降りましたが、東京は雪になったようですね。今朝の交通状況はどうなのでしょうか。乱れたりしていませんよね。少なくともあたしが帰京するころには、雪など無かったかのような状態になっていると思いますが……

昨日の雨で、今日の関西は寒くなるそうです。

個人的には、発表される気温よりも風がどのくらい吹くのか、日差しはあるのか、といったことの方が気になります。風がなければ、歩き回り営業としてはそれほど寒さを感じないですし、コートなしでも行けなくはないです。しかし、風が冷たくて強いと、やはりコードがなければ過ごせませんし、コートは営業回りの邪魔者の第一です。

さて、本日は天気は? ホテルの窓越しではよくわからないんですよね。

関西ツアー中日です。「中日」は「ちゅうにち」ではなく、「なかび」と読んでください。

月曜からの関西ツアーも今日で三日間終了。金曜日に帰京ですので、半分終わったというところです。

前回のツアーは、ブックエキスポがあった時に合わせてだったので11月の上旬でした。まだ3か月は経っていないので、お久しぶりというよりは、まだ来たばっかりじゃない、という感じです。

その間、業界的に何か変わったことはあったでしょうか? 自分に惹きつけて言うならば、筑摩書房の『82年生まれ』のヒットに伴う女流韓国文学のブームが来るか否か、というとこがニュースです。何とかこのブームを一過性で終わらせることなく、大ヒットでなくともしっかり定着させたいと思います。

そして、もう一つの大ニュースは、やはりいくちゃんの写真でしょうか? こちらでも尋常ではない売れ方をしています。追加が入ってこない、売り損じているという声も聞こえます。これは由々しき問題です。しかし、いくら今が人気の乃木坂46で、人気メンバーの一人で、乃木坂の至宝と呼ばれる生田絵梨花と言えども、ここまでのスタートダッシュを予想できた出版人はどれくらいいたのでしょう? 結果的に売れるとは予想できても、最初からこうまで売れるとは、正直なところあたしにも予想外でした。

まだまだ修行が足りませんね。

「知不足」とは「足らざるを知る」ということですが、今日のあたしは「知、足らず」と読んで、自分の知識のなさを嘆きたい心情なのであります

筑摩書房の『82年生まれ、キム・ジヨン』が売れていて、来月にはあたしの勤務先から『ヒョンナムオッパへ』という新刊も出すので、このところにわかに韓国のフェミニズム作品の紹介が続いています。

亜紀書房の『娘について』もレズビアンの娘を持つ母親の悩みを描いた作品で、こういうのもフェミニズムと呼んでよいのかよくわかりませんが、とにかく女性の抱える問題や悩みを描いた作品が続いているなあと感じます。

となると、そんな書籍を集めてフェアをやりたくなるものです。

異論はあるかもしれませんが、もう少し間口を広げて女性の生き様という視点で見れば、晶文社の『鯨』も壮絶な女性の人生を描いた作品ですので、ここに加えてもよいと思いますし、韓国だけでなく中国や台湾の作品もリー・アンとか、張愛玲とか、やはり女性付いて書いている作品がこのところ出ています。アジア女性作家フェア、としてもよいと思いますし、女性問題との関わりでいうのであれば、男性作家の作品ではありますが『冬将軍が来た夏』もレイプされた孫娘を癒すおばあさんの活躍を描いていますし、『ここにいる』も心を閉ざした女性が幼い子供と餓死するまでを描いた作品ですので、男性作家の作品を加えてもよいのかも知れません。

女性が描くものと男性が描くものとでは本質的に異なるのか、あるいは視点が多角的になってよいのか、そのあたりはなんとも判断が付きかねますが、いずれにせよ面白いフェアができそうなテーマだと思います。

ということで、そんなアジア作家たちのフェアについて書店の方と盛り上がっていたのですが、肝心な日本の作家の作品がまるで思い浮かびません。あたしが日本人の作家の作品をあまり(ほとんど?)読んでいないからなのですが、折角なら日本人の作品も加えたいですよね。

欧米ですと、LGBT系の作品はそれなりにあるでしょうし、作家自身がそうである場合も少なくありませんのであえて割愛し、ここはアジアに絞りたいところです。それなのに、日本の作家をエントリーできないなんて……

もっと読まないといけませんね。あるいは詳しい人に教えを請うとか。