Rockfield's Diary

サイト管理人のブログです。

染井吉野ナンシーの官能ダイアリー

消えゆく……伸びゆく……

朝日新聞に、代々木上原の幸福書房のことが載っていました。街の本屋が消えゆくのは今に始まったことではなく、幸福書房だけの話ではありません。

それにしても、本屋が消えるというのは、都会だろうと田舎だろうと、多くは出版不況にその原因が求められるわけですが、東京の場合、それにプラスして家賃の上昇というのも見逃すことはできません。

「儲かっているというほどではないけれど、なんとかやっていけてます」という本屋が、次の契約更新で家賃の値上げを言われ、そんな家賃ではとてもやっていけないから廃業、という事例、この十数年、東京では増えています。いま東京は空前の建設ラッシュで、都心部でも再開発があっちこっちで行なわれています。「○○ヒルズ」なんて名前の商業施設がこれからも増えるようですが、そういう商業施設に書店が入ることがほとんどなくなりました(涙)。

10年くらい前までは、「こんどできるビルに入るのは紀伊國屋かな? それともくまざわ書店かな? あるいはジュンク堂?」といった会話が出版社の間で交わされたものです。しかし、このところ「こんどできるビルに書店は入るの?」というのが決まり文句のようになってしまいました。哀しい現実ですね。

というわけで、どんどん消えていく書店とは裏腹に、ますます伸びそうなのが著作権。ディズニーを守るため、と言われることが多いですが、実際のところ、子や孫が潤うほどの著作権収入が発生する作家なんてほんの一握りだそうです。ディズニーなどはもう人類共通の遺産でよいのではないかと思いますが、ダメなんですかね?

近刊情報の謎

左はアマゾン、右は楽天ブックス、それぞれで3月に刊行予定の岩波新書『ライシテから読む現代フランス』を検索した結果です。

 

表紙画像はまだ掲載されていませんが、ひとまずヒットはします。

ところが、出版元である岩波書店のサイトで検索してみると以下のようになります。

そうなんです。ヒットしないのです。

ネット書店で刊行がアナウンスされているのに、肝心の出版社には何の情報もアップされていないとは……。それとも岩波新書は別のページで検索しないとダメなのでしょうか? それはそれで面倒だし、不親切な気もしますよね。

ただ、こういうことって岩波書店に限らずしばしば起こります。ネット書店が早すぎるのか、出版社の動きが遅すぎるのか……

スマホでコミックを読むのは読書でしょうか?

朝日新聞から記事が二つ。

まずは大学生の読書時間。

前にも、こんなニュースが流れましたね。二極化というのは読書に限らず、現在の日本ではあらゆる分野で見られる現象のような気がします。大学生がこれなら、高校生や中学生も推して知るべし、なんでしょう。

こういう大学生、大人になったら本を読むようになってくれるのでしょうか?

もう一つは電子書籍のニュース。コミックでは電子が紙を超えたそうです。と言うよりも、電子書籍って、日本では8割か9割がコミックなんですよね?

電車の中でスマホを見ている人を観察しますと、ゲームやSNSを除くと、新聞を読んでいる人が時々いるくらいで、あとはほぼ全員がコミックを読んでいますね。紙媒体のコミックは一部の売れる作品はよいでしょうが、それ以外は悲惨な状況ではないでしょうか?

スマホでコミックを読んでいる時間は、上掲の大学生の調査にある「読書」には含まれないんですよね?

サイン本、ゲット!

新刊『海峡を渡る幽霊 李昂短篇集』は台湾の作品ですが、かつて著者のリー・アンさんが来日したときに小川洋子さんと対談し、その模様は『小川洋子対話集』に収録されています。

 

黙っていても、中国小説ファンの方には『海峡を渡る幽霊』が刊行されたというニュースは届くと思いますので、ここはひとつ、小川洋子さんファンにも手を伸ばしていただきたいところです。

そんなリー・アンさん、先日来日されました。台湾文化センターで講演会も開かれました。

残念ながら、あたしは出張のために、講演会は聞きに行けなかったのですが、勤務先の同僚に託して、サインをいただきました。

「サイン本、いいなあ~」と思われた方、上掲のように紀伊國屋書店新宿本店に少しだけサイン本が入荷しています。急げ!

コメントを残す