Rockfield's Diary

サイト管理人のブログです。

染井吉野ナンシーの官能ダイアリー

極めて個人的な感想を……

発表された、第三回日本翻訳大賞で『ポーランドのボクサー』が大賞を受賞しました。なんと、これで第一回から三回連続で大賞を受賞したことになります。

上の写真がその歴代受賞作です。一番右が今回の受賞作『ポーランドのボクサー』、そして右から第一回第二回のそれぞれ受賞作になります。

  

『エウロペアナ』は小説とノンフィクションをうまくミックスした二十世紀史で、刊行当初は本屋で「歴史」の棚に置かれているところもありました。コミュニズム、ナチズムに翻弄された東ヨーロッパの苦悩が、皮肉や冷めた笑いを交えながら語られます。

『ムシェ』はこれも実話のような物語。スペイン内戦を避けてベルギーへ疎開したスペインの子供たち。その一人を引き取ったムシェ。しかしヨーロッパ大陸はナチスが台頭して更に危険な情勢、子供たちは再びスペインへ戻ることになります。そんなムシェ氏は反ナチスのレジスタンス運動に加わり……

『ポーランドのボクサー』はナチスに迫害された中米に逃げてきたユダヤ人一家。その家の息子が自分のルーツを探すかのようにヨーロッパを訪れ、そこでヨーロッパで白眼視されているジプシーとさまざまな交流を通じ、自分や家族について考える物語。

と、こうしてみると、少なくともこの三作に関しては、ヨーロッパの一筋縄ではいかない現代史を巧みに文学に昇華させた作品が選ばれた、という感じがします。

早くも重版です

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

こんなところが好き!

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

詩って難しい?

本日配本の『ビリー・ザ・キッド全仕事』を読んでいます。

この作品、普通の詳説ではなく、途中には詩のような文章も挟み込まれたりして、構成がかなり独特です。いや、海外文学だとこういうのってありがちだったりするのでしょうから、それほど驚きはしませんが、それよりも、あたしって詩を味わうようなタイプの人間ではないってことがつくづくわかりました。

本書の場合、はっきり詩だとわかる部分以外にも、通常の文章、いわゆる散文と呼ぶのでしょうか、そういうところも詩のような感じがするところが多いです。つまり散文詩ってことでしょうか?

とにかく、そんなところが散見されますが、どうもあたし、詩をきちんと味わえていない、理解できていない気がします。

いや、ストーリー自体は、前に進んでいるようないないような、エピソードが散りばめられたもので、荒野の荒くれ者ビリーの刹那的な生き様がよくわかる面白い作品なんですけど、詩の部分をもっと味わえたら更に面白く読めるのでしょうね。

詩を書ける人はもちろんですが、詩を楽しめる人ってスゴいなあと改めて感じます。

コメントを残す