駒場でデリダ!

先日刊行された『ジャック・デリダ講義録 獣と主権者Ⅱ』ですが、東大駒場の生協にこんなポスターが掲示されていました。

同書の刊行に合わせたイベントです。

詳しくは、脱構築研究会のウェブサイトをご覧ください。必要なところだけ引用させていただきますと、

Workshop ジャック・デリダ『獣と主権者Ⅱ』を読む
2016年7月30日(土)13:00-18:00
場所=東京大学(駒場)18号館4階コラボレーションルーム1
入場無料、事前予約不要 主催=脱構築研究会

となっております。

  

それと、『獣と主権者Ⅰ』『デリダ伝』もお忘れなく!

やっぱり書評に登場した本って売れるよね

ブックファースト新宿店で始まりました。

ご覧のようなフェアです。6日からですから、始まったばかりですね。

全体の感じはこんな具合。から1月、2月、3月、4月と並び、手前の平台スペースに5月の書評掲載書籍が並んでいます。文芸も芸術も人文も一緒くたなので、眺めていてとても愉しいです。読んだ本もあれば、知らなかった本もあり、買ったけどまだ読んでいないものも……(汗)

あたしの勤務先の書籍はと言いますと……

1月に『台湾生まれ 日本語育ち』があるくらいで、ほとんど見つけられません(涙)。

それでもここへ来てちょっと増えてきています。『インド独立の志士「朝子」』『『痴人の愛』を歩く』などが相次いで書評に載りました。

  

このフェアは基本的に四大紙の書評コーナー、読書コーナーですが、週刊文春とか地方紙などでも、最近は掲載が増えてきましたので、今年後半は期待大だと思います。

見ーつけた!

今朝の朝日新聞の、とあるページです。

個人的には別にどうということのない広告ページで、ふだんなら中華圏の話題でもない限りスルーしてしまうことが多いのですが、ふと目に入ってしまいました!

なぜか、こっそりと「書物復権」のお知らせが! というよりも、紀伊國屋書店の広告なのでしょうか?

言葉をメロディーに乗せて

午後から吉祥寺のパルコブックセンターで温又柔さんと小島ケイタニーラブさんのイベント。

温又柔さんのイベントは既に何回も見に、聞きに行っているのですが、ケイタニーラブさんとのイベントは初めてでした。いや、正直に白状しますと、ケイタニーラブさん、温さんとのイベントで名前を聞くまで、あたしは全く知りませんでした。「いったい何者?」というのが正直なところでした。

で、この時代ですのでググってみました。まずはYouTubeで以下のような映像を発見。

lovenight ラブナイト」というのがケイタニーラブさんのYouTube上のオフィシャルサイトのようですね。

で、いろいろ検索していると、「銀河鉄道の夜」にたどりつきました。朗読劇・銀河鉄道の夜も柴田元幸さん経由で知ったのですが、たとえば、下のYouTubeのイベントでは参加しているメンバーが古川日出男さん、管啓次郎さん、小島ケイタニーラブさん、柴田元幸さんと、あたしの勤務先とは縁もゆかりもある方々ばかり。

だからなのでしょうね、今日のイベントもすんなりと世界に入っていけた気がします。

フェア、見に行ってきました!

昨日のダイアリーでご紹介した紀伊國屋書店新宿南店の《エクス・リブリス》フェア、見に行ってきました。

 

上の写真がその様子です。フェア台の両側と言えばよいのでしょうか? こっちからもあっちからもフェアです。

とうまく表現できないので、動画もご用意いたしました(笑)。

海外文学と原書

少し前に紀伊國屋書店新宿本店で展開中の《エクス・リブリス》フェアをご案内しましたが、今回は紀伊國屋書店新宿南店です。

こちらは文芸書売り場ではなく、洋書売り場です。新宿南店の特色と言えば、都内でも屈指の洋書売り場です。ですから、海外文学シリーズである《エクス・リブリス》をあえて洋書売り場で、しかもその原書と一緒に並べて展開するというのは、いかにも新宿南店らしい、新宿南店ならではのフェア展開だと思います。

本店のフェアは、在僅本も含め、《エクス・リブリス》ならびに《エクス・リブリス・クラシックス》ほぼ全点が並んでいるフェア、対する南店はアイテムこそ本店より少ないですが、原書も併せたフェア。同じ新宿、同じ紀伊国屋で趣向を変えて《エクス・リブリス》のフェアをやっていただけるなんて、ありがたいことです。

新宿のフェア、2件

現在、東京の新宿駅を挟んで東西にある書店で、こんなフェアを開催中です。

まずは上の写真。ブックファースト新宿店の「書物復権」フェア。

「書物復権」とは人文系の出版社が集まって共同で復刊事業を進めている取り組みで、今年はなんと20年目。ということで、こちらブックファースト新宿店では20周年フェアということで、かなり大きなスペースで展開していただいております。

お店の方の話では、かなり売れ行きも好調だそうで、それを受け、ブックファースト青葉台店でも、新宿店に引き続いて「書物復権」フェアを開催することになったそうです。嬉しいことです。

続いては、昨日もご紹介した紀伊國屋書店新宿本店の《エクス・リブリス》フェア。

なんと、フェア用の小冊子がすっかりなくなっていました。これはすぐに補充しないと! にゃわら版も残り少なくなってきましたので、これも併せて補充ですね。

で、昨日の写真と比べると、少し本が減っているような気もします。やはり売れているのですね。これまた嬉しいことです。

  

ちなみに、《エクス・リブリス》を揃えたいのであれば、いま現在ではたぶん新宿本店が一番揃っていると思います。版元品切れ状態の『ジーザス・サン』『イエメンで鮭釣りを』『ブエノスアイレス食堂』も店頭で見つかるかもしれません。

 

ちなみに《エクス・リブリス》版の『通話』は既にないので、これについては《ボラーニョ・コレクション》版の『通話[改訳]』を展示しています。

来日を機に、ミルハウザー・フェアなどは如何?

いよいよ初来日が迫ったスティーヴン・ミルハウザー。それに間に合うように新刊の『魔法の夜』が明日、配本になります。都内の書店なら明日の夕方、あるいは土曜日には並び始めるところもあると思います。地方の書店だと週明けになってしまうでしょうか。全国一斉発売ではないので、タイムラグはご寛恕ください。

さてその新刊、なにせ、上のようなカワイイ装丁。あたしは既に読みましたが、非常に読みやすい作品であり、ストーリーも面白いです。特に大きな事件が起きるわけではないのですが、なんとも言えない時間の流れ方を感じました。

さて、作家の来日というのはノーベル賞作家でもなければ、それほどニュースになることはありません。せいぜい来日後一週間か二週間くらいのうちに新聞の文化欄や文芸欄で記事が出るくらいでしょうか。出ないかもしれません。

とはいえ、海外文学好きにとっては大きなニュースですし、なかなか著者に接する機会というのはないわけですから、大きな話題ではあります。

で、せっかく来日もする、新刊も出るということで、「ミルハウザー」フェアをやります、という書店がチラホラとあります。ありがたいことです。というわけで、「じゃあ、うちも」と思ってくださった書店の方のために、ミルハウザーの翻訳されている作品を紹介いたします。

まずは単行本から。

 

ある夢想者の肖像』と『ナイフ投げ師』の2点です。

続いて新書、白水Uブックスでは以下の4点です。

 

 

イン・ザ・ペニー・アーケード』『バーナム博物館』『マーティン・ドレスラーの夢』『ナイフ投げ師』となります。本当ならあともう一点、『三つの小さな王国』があったのですが、これは現在品切れとなっています。あしからず。

ただ、少し前までは在庫があったので、書店によっては店頭に残っているところがあるかもしれません。探してみてください。

って、これはお客さん向けのセリフですね。「フェアをしませんか?」というのはあくまで書店の方に対するセリフですから、すみません、文章の対象がゴッチャになってしまいました(汗)。

ちなみにフェアを提案するくらいですから、上に挙げた書籍は在庫はしっかりありますし、各取次の倉庫にも揃えてもらっているはずです。「はずです」という書き方なのは、取次倉庫の担当があたしではないので、確実なことが言えないからです。ただ取次の倉庫になくても、出版社在庫はあるのでドシドシ注文をお出しください!

さて、最後にもう一つ。

以前は単行本で『エドウィン・マルハウス』という作品も出していたのですが、これはしばらく前から品切れでした。しかし、6月上旬に河出文庫で復活します。お楽しみに!

駒場で考える。何を? 中国のことを。

午後から東京大学の駒場キャンパスでイベントでした。

どんなイベントだったのかはこちらのページをご覧いただくとして、帰りがけに「とても面白かったです」とか、「第二弾はいつですか?」といった声をかけてくださった方が複数いらっしゃいました。

会場もご覧のように超満員。80名ほどの参加を予定していたのですが、蓋を開けてみたら当日飛び入りの方も含め、なんと100名! 大盛況でした。むしろ時間が足りなかったかもしれませんが、このくらいは話す方も聞く方もちょうどよいのかもしれません。「もう少し聞きたかった」というくらいの余韻を残して終わった方が満足度も高いのではないでしょうか?

また始まるまで、個人的には「フランス系の方ばかりの話で面白いのだろうか? イスラムとか中東関係の専門家も加わった方がより多角的になるのではないか?」という思いを抱いていました。が、よい意味で裏切られました。

ゼミとかではない、こういったオープンな場、なおかつ2時間程度という限られた時間ですので、むしろ「フランスのこと」という縛りが、話が散らからずに、キュッとまとまってよかったのではなかったかと思います。しかも、フランスという共通項はありながらも、四名の登壇者それぞれに興味のあり方が異なるので、ちょうどよい話のまとまり具合、ちょうどよい分析の多角化が図れていたのではないでしょうか?

さて、そんな話の中でヴォルテールの有名な言葉が紹介されました。

私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。

人によって訳文は多少の違うかもしれませんが、あたしでも聞いたことのある、かなり有名なセリフですね。この言葉がシンポジウムの間中、あたしの頭の中にありました。

そして、このセリフからあたしが頭の中で考えていたことは、現在の中国の言論を取り巻く状況についてです。このヴォルテールの言葉のような境地に中国政府が至るには、あとどのくらいの時間がかかるのでしょうか? そんなことばかり考えていました(汗)。

新宿でエクス・リブリス!

紀伊國屋書店新宿本店の2階、文芸書コーナーで《エクス・リブリス》のフェアが始まりました。

これほど大規模な単独フェアは初めてかしら?

同店のTwitterでは「のりにのってる」なんて書いていただいて恐縮ですが、翻訳大賞二年連続大賞受賞というのは紛れもない事実。「ガイブンを読むならこのシリーズ」と多くの方に認めてもらえるようますます頑張らないと!