年に一度の、第60回

今宵は、年に一度の大イベント、岸田賞授賞式です。あたしの勤務先の主催です。

式が始まる前の会場は上の写真のような感じです。燦然と輝く金屏風?

そして、お客様を待つ受付もご覧のとおり。

そして、本日のあたしの仕事は上の写真。

はい、受賞作の会場販売です。受賞者にサインをしてもらえるという絶好の機会、おかげさまでよく売れました!

イベントとフェア

駒場の東京大学で、東京大学生協・青土社と合同のイベントを行ないます。

という告知は既に以前から行なわれていて、申し込みも多数届いておりますが、このイベントを盛り上げるべく、東京大学生協駒場書籍部の店頭では、イベントに合わせたフェアが始まりました。

イベント登壇予定の方々に推薦いただいた書籍を並べております。

「シャルリ以後の世界」って、つまりはテロにどう対処するのか、ってことなのでしょうか? 確かに現在の国際社会で喫緊の問題、最優先の課題かもしれません。

ただ、どこぞ改憲派首相は欧州歴訪でもテロ対策に前のめりな感じがします。彼の頭の中には自分の国も軍隊を派遣したいということだけなのではないか、という気がします。本当は教育とか貧困とか、そういうところから改善していかないとテロはなくならないのではないか、否、「テロ」と言うよりも「憎しみ」と呼ぶべきかもしれないですが、とにかくそういう民生からやっていかないと問題は解決しないのではないでしょうか?

などと、素人考えのあたしは思うのです。

憲法記念日と「人文会ニュース」

本日は憲法記念日で祝日。働いている人もいるでしょうから「休日」とか「お休み」ではなく、「祝日」と書きました。

いえ、個人的にはこの三連休、要りません。今日の休みは11日に、明後日の休みは18日にそれぞれ振り替えて、三週連続水曜日休みにしたいところです。「月火と働いて休み、木金と働いて休み」って、とってもステキじゃありませんか?

さて憲法記念日と言うことで、新聞紙面にもそういった特集記事、広告が満載です。特に夏の参院選挙を控え、その結果次第では憲法改選が現実味を帯びてくることから、例年になく「憲法」にスポットライトが当たっている気がします。

あたし個人としては、「憲法は決して変えてはならない」とは思いません。「時代に合わせて変えていく」という自民党の言い分、その言葉のとおりであれば賛成です。しかし、どこを変えるか、どう変えるかはもっともっと議論の余地があると思いますし、自民党が主張する「緊急事態」も現行の法律で対処可能であると思います。

それに、そもそも総選挙もそうなのですが、憲法改正についても最低投票率の規定がないのは問題ではないでしょうか? このままでは先の衆院選と同じく、国民の一握りの意見だけですべてが決まってしまう危険性があります。せめて憲法改正の国民投票の場合、全投票数ではなく、全有権者の3分の2以上の賛成が必要という規定を設けるべきだと思います。

と、話がズレてしまいました。憲法です。

書店でも、春先から憲法とか安保とか、そのような政治的なテーマのフェアが増えている気がします。あたしの勤務先は政経ジャンルの本をたくさん出しているわけではないので、書店員さんから相談されることは少ないですが、今だったら自信を持ってこちらをお薦めします。

人文会ニュース」の123号です。

4月末に発行された123号の巻頭は木村草太さんによる「15分で読む 憲法と国家権力の三大失敗」が載っています。この「15分で読む」はその名のとおり、あるテーマを専門家の方にわかりやすく解説してもらうもので、なおかつ書店店頭でのフェアを念頭に置いて、いろいろな参考文献を挙げてもらいながら執筆いただいています。ですから、夏の参院選を控えた今号は憲法を取り上げたという次第。

上記サイトからPDFファイルが閲覧可能ですので、是非ご一読ください。また、人文会では全国の書店さんに声をベースにしたフェア「憲法と国家権力 について考える」を提案中です。既に何店か開催を表明してくださっているお店もあります。随時、上記ウェブサイトでご案内していきたいと思います。

大々的にやんごとなきフェアです!

下の写真、どこの書店かわかりますか?

町田のルミネにあるブックファーストのフェアコーナーです。エスカレーターで上ってきた横、ご覧のようにゆったりとしたスペースを使っているので、この書店の一等地と呼べる場所です。ご覧のように、いろいろな本を並べるというよりは、ある本を集中的に多面展開しているのがおわかりになると思います。

そんな書籍の一つに、あるんです。あたしの勤務先の本が!

上の写真です。『やんごとなき読者』が大々的に積まれています。

数年前の刊行物ですから、現在は至って地味な動きの本ではありますが、刊行当時はよく売れました。さる高貴なお方が、ある日突然読書の楽しみに開眼し、それからというもの周囲を巻き込んでの大騒動……というストーリー。それほど厚くはないので、楽しみながらあっという間に読み終わってしまうと思いますし、なにより本を読むことの素晴らしさがひしひしと伝わってきます。

ちなみに、装丁からもわかるように、さる高貴なお方、つまり「やんごとなき読者」とは現イギリス女王のことです。もちろん、この本は小説ですので、フィクションです。実際の女王がどうなのか、あたしは知りません(汗)。

まもなく展覧会!

国立新美術館で「ルノワール展」が始まります。ルノワールと言っても喫茶店ではありません、というつまらない話は東京の人にしか通じないでしょうか? ちなみに、喫茶店はルノワールではなく、ルノアールです(汗)。って、ますますわからないですよね。

で、上の写真です。『印象派のミューズ』ですが、オビにご注目!

 

はい、展覧会仕様のオビになっています。このカバーに使われている絵、「ピアノの前のイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル」というらしいですが、この絵が、この展覧会に出品されるのです。この絵、ルロル姉妹を描いたものですが、本のタイトルのミューズとはこの姉妹のことを指しています。サブタイトルも「ルロル姉妹と芸術家たちの光と影」と言います。

そして、もう一冊、『印象派はこうして世界を征服した』です。この本のオビに使われている右側の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」という絵、これも出品される予定です。

ということで、フェアをやろうとお考え中の書店員さん、是非、この二冊もお忘れなきよう、よろしくお願いいたします。

7周年フェア!

あたしの勤務先から出している海外文学シリーズの「エクス・リブリス」は今年で創刊7周年となります。

というわけで、早いところではそろそろ「7周年フェア」が始まります。GW明けくらいからは、開催店舗も増えてくる予定ですが、夏の文庫のようにフェアの開催時期を決めているわけではないので、夏にやっていただいたり、秋にやっていただく予定の店舗もあります。

また書目もお店によって少しアレンジを加えているところもありますが、基本の構成は下の写真です。

写真には写っていませんが、これに昨年の日本翻訳大賞受賞作『エウロペアナ』と、今年の日本翻訳大賞受賞作『ムシェ』が加わります。

 

二年連続で日本翻訳大賞を輩出したこのシリーズ、海外文学を並べてみたいというお店にはうってつけではないでしょうか?

なお、フェアには上の写真のようなチラシ(左)と小冊子(右)が付きます!

このご時世にガイブンが売れているそうです

下の写真は、青山ブックセンター六本木店です。

何をやっているのかと言いますと、「編集者が選ぶ この海外小説が面白い! 2016」というフェアです。少し前にこのダイアリーにも書いた、ガイブンリーガーの方々がお薦めする海外小説がコメント付きで並べられています。

これだけ揃うと壮観です。一つ一つのポップを丹念に読んでいる方もいらっしゃいます。

お店の方曰く、予想以上に売れ行きで、補充が間に合わないくらいです、とのこと。ガイブンが売れないというこのご時世になんということでしょう!

外文リーガーの活躍

豊崎由美さんが隔月で行なっている「読んでいいとも!ガイブンの輪」というイベント。毎年年末は海外文学を出している主な出版社の編集担当者を一堂に集めて、「今年出した本、来年出す予定の本」を語ってもらう、「オレたち外文リーガーの自信の一球と来年の隠し球」をやっています。

昨年の12月は八重洲ブックセンター本店で行なわれたのですが、そこに集った出版社は、河出書房新社・群像社・国書刊行会・作品社・松籟社・白水社・早川書房・藤原編集室。

で、今年の日本翻訳大賞の二次選考に残った16作品を見てみますと、河出書房新社が3作品、早川書房・白水社・国書刊行会がそれぞれ2作品、群像社が1作品と10作品を占めています。これはかなりの高確率ではないでしょうか?

ちなみに昨年の第一回も大賞2作品のうち一つは白水社。読者賞が作品社。これらを含む二次選考17作品のうち7作品が外文リーガー8社の作品でした。

つまり、書店で海外小説を充実させたいというときには、まずはこの8社(藤原編集室は出版社ではありませんが……)の作品からチョイスしていけば外れはない、と言えるのではないでしょうか?

とまで言ってしまったら、ちょっと手前味噌でしょうか?

一つに束ねられない……

始まりましたね、東京国際文芸フェスティバル! 公式、関連などなど、都内各地で、それこそ書店に限らず、さまざまなイベントが目白押しです。どれに行こう、こっちへ行ったらあっちへ行けない、といった嬉しい悲鳴も聞こえます。確かに、これだけの短時日に多くの作家が来日しイベントを行なっているわけですから、興味のある催しが重なるのは当然と言えば当然のこと。むしろ、こんな贅沢、地方在住で、なかなか東京へ行かれない方からすれば、まさに贅沢な悩みなのでしょう。

というわけで、昨晩のあたしは上の写真。紀伊國屋書店新宿南店で行なわれたトークイベント「一つに束ねられない、豊かなことばたち」でした。演者は温又柔さんに来日中のシャマン・ラポガンさん、そしてゲストに管啓次郎さんというお三方。シャマン・ラポガンさんの故郷、台湾の蘭嶼(ランユー)の話で盛り上がりました。

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ゴージャス?

朝日新聞に小さく載っていました、三菱一号館美術館で始まる「オートクチュール」展の記事。いよいよ3月4日からです。ちょっと見に行きたい衝動に駆られています。

オートクチュールと言えば、そのものズバリ、『オートクチュール』という本があります、文庫クセジュです。

  

この文庫クセジュには他にもファッションと言いますか、美に関するものがあります。例えば『香水』『ファッションの社会学』などです。

また今回の展覧会とは少しズレますが、背景や歴史を知るという意味では『ローズ・ベルタン』もオススメです。