ほぼ3分の1です

このところ店頭でもよく見かける『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』、ものすごく売れているようですが、一日一つずつというのがウケているのでしょうか?

 

で、なんか似たタイトルの本があったなあと思ったら、文庫クセジュの『100の神話で身につく一般教養』でした。こちらは「100の神話」ですから、前者のほぼ3分の1の分量です。お手軽ではないでしょうか?

もう一つポイントなのは、前者が原著はアメリカの本、つまりアメリカ流の教養なのに対し、後者の原著はフランス、つまりおフランスの一般教養という視点の違いがあります。多くは共通するのでしょうが、思わぬところで違いが見えると、それはそれで面白いのではないでしょうか?

 

ちなみに、こういった読んで楽しめ、教養も身につけられるものとして、文庫クセジュからは『ギリシア神話シンボル事典』と『キリスト教シンボル事典』もお薦めです。どちらもベストセラー、ロングセラーの商品です。

結局、一度も訪れることのないまま……

大阪の心斎橋にある本屋さん、アセンスが閉店になりました。

閉店を記念して、という表現はおかしいと思いますが、こんな冊子を恵贈いただきました。

『私とアセンス』

多くの方に愛されていた書店だったことがわかります。

そして、あたしの勤務先の書籍も大事にしていただきました。

と、しんみりとした感じで書いていますが、実はあたし、大阪の営業担当ではありますが、結局一度も訪れたことがありませんでした。

年に数回も大阪へ行っていたというのに、ちょっと暗い時間を作って立ち寄れなかったのと言われれば返す言葉もありません。行ってないことは事実です。

冊子に載っている写真を眺めていると、せめて一度くらいは訪ねておくべきだったと悔やまれます。

いつものお店、プラスα

先週後半の研修旅行。改めてごくごく簡単に振り返ってみます。

初日は梅田界隈の書店を回りました。回った書店はいつもの営業で回っている店舗ばかりでしたが、最後に訪れた紀伊國屋書店の大阪営業部は初訪問の場所でした。

宿泊した新阪急ホテルアネックスにはそういう場所がないので、懇親会は駅直結の新阪急ホテルで行なわれました。立食パーティー形式で、楽しいひとときでした。

二日目は、旭屋書店の外商部を訪問しましたが、ここも初の訪問先でした。その後は一気に南下して、未来屋書店のりんくう泉南店、そして難波に帰ってきて旭屋書店とジュンク堂という、普段も回っている書店を訪問しました。りんくう泉南は遠いので初訪問のメンバーもいたようですね。

以上を回った後、二日目の宿泊先は琵琶湖グランドホテル。名前のとおり琵琶湖湖畔にある、とても大きな温泉旅館でした。おごと温泉が有名な風俗街だとは知りませんでしたが、同ホテルには非常に多くのお年寄りが泊まっていました。

昨今のホテルは、どこへ行っても外国人を多く見かけますが、ここはほとんどが日本人のようでした。言葉遣いから関西の方ばかりのようです。老人会や敬老会、町内会の慰安旅行のような雰囲気が漂っていました。だからでしょう。朝食のバイキングはメニューの9割方が和食でした。朝がパン派のあたしにはちょっと物足りないものでした。

三日目にして最終日はおごと温泉を出発して鉄路京都へ。

大垣書店の外商部は場所が移ってから初の訪問。その後の同志社生協、京大生協、丸善、ジュンク堂、大垣書店はすべていつも回っている書店でした。

昼食で入った京極かねよはこの旅行の一番の思い出になったかも知れません。今年は夏前のグループ訪問で東海地区を回り、浜松で鰻を賞味いたしましたが、秋の研修旅行でも鰻を賞味できるとは、非常についている一年でした!

最近ちょっとガイブンがイイネ!

黄泥街』の受注、止まりません。

大型店などでは10冊単位で追加注文が舞い込みます。

でも、この作品、お涙頂戴の感動作でもなければ、勇気や希望がもらえるような作品でもありません。

でも、かえってそんなところがコアな海外文学ファンには喜ばれているのかも知れません。

その一方、ジャック・ロンドンの『マーティン・イーデン』も売れています。

これだって、いわゆる感動ストーリーというタイプの作品ではありません。ただ、底辺から自分の腕一本、いやペン一本でスターダムにのし上がったマーティンの生き様は勇気や希望を与えてくれるところはあります。その点で言えば、感動作と言えなくもないですし、結末は、あたしにはとても切ないものに感じられました。

こういったガイブンの影に隠れるどころか、堂々と四つに組んで売れているのが温又柔さんのエッセイ『台湾生まれ 日本語育ち』です。

日本人なのか台湾人なのか、そんなアイデンティティーの揺らぎがよく描かれた、エッセイストクラブ賞受賞作。単行本が大ヒットして、その後、在庫僅少、そしてほぼ品切れ状態となり、それでも書店や読者からのリクエストや問い合わせは続き、先頃、その後の三篇を追加してUブックスとして再登場した作品です。

案の定、待ちかねていた読者、単行本を手に入れられなかった方々が殺到しているようです。また三篇追加というのも、単行本を持っている人に対しても「こっちも買っておこう」という気持ちが働いているようです。

こんな風に、ここへ来てちょっと文芸ジャンルに勢いが出て来ました。上に紹介した三作は十人十色ならぬ三冊三色、それぞれ同じ文芸ジャンルとはいえ、かなり傾向の異なる作品です。

それぞれがそれぞれに読者を獲得していて、こちらとしてはとても嬉しい限りです。

そしてまもなく『西欧の東』という新刊が発売になります。

これはブルガリア出身の作家の短篇集ですが、『黄泥街』や『マーティン・イーデン』のような、尖ったところはなく、実に読みやすい作品集です。

両書を読んだ後には、ホッと一息つけると言ったら誤解を招くかも知れませんが、ほのぼのするような作品が読みたいなあという方にはお薦めです。

いや、決してほのぼのという作品というわけではなく、ヨーロッパにおける東西分断だとか、そういった社会に翻弄される人々のささやかな営み、幸せが描かれているのです。

よくもまあ、これだけ短い期間に、バラエティー豊かな海外文学作品が連続して出ているものだと、自分の勤務先ながら感心してしまいます。

ひとまず完結?

対訳 フランス語で読む「カルメン」』は昨日が見本出しでしたので店頭に並ぶのは来週後半になると思います。

ところで「カルメン」と聞くと、薔薇を加えて「オーレー」と踊るイメージがあって、フランスではなくスペインの作品だと思っていました。

でも原作はフランスの作品なんですね。作品の舞台がスペインなのでそういうイメージが持たれやすいのでしょうか? って、ほとんどの人はフランスの作品だってご存じだったのでしょうか? あたしと同じようにスペインの作品だと思っていた人って多いのではないでしょうか?

というわけで、《対訳 フランス語で読む》シリーズはひとまずこの6冊で出揃ったことになります。すべてご購入いただいた方はいらっしゃいますでしょうか? ラインナップをおさらいしておきますと上の写真のようになります。

赤と黒』『ゴリオ爺さん』『レ・ミゼラブル』『恐るべき子どもたち』『ルパンの告白』そして『カルメン』です。フランス文学がお好きな方であれば、「あれはシリーズに入れないの?」「なんであれが入っていないんだ!」という意見もあるかと思いますが、ご寛恕ください。

なお、本シリーズはCD付の語学教材として刊行しているものですが、書店によっては海外文学の棚にあえて置いていただいているところもあります。それもアリですね!

国内ニュースに絡めて

祝日の昨日、午後の情報番組を見ていましたら、埼玉県の八潮市にパキスタンの人が非常に多く住んでいるという話題を取り上げていました。なんでも「ヤシオスタン」という呼び方までされるほどの集住ぶりだそうです。

で、ネットを検索してみましたら、少し前からその話題はあったようで、昨日の番組で今になってあえて取り上げた理由は不明ですが、少なくともあたしには初耳の情報だったので非常に面白く見ていました。

しかし、職業病と言いますか、こういうニュースを見ると、「パキスタンの人って何語を話すのだろう?」という疑問がすぐに湧いてきてしまいます。そして「うちの《ニューエクスプレス》にはあったかな?」と考えてしまうのです。

そのパキスタン、公用語はウルドゥー語のようです。ですからありますね、『ニューエクスプレス ウルドゥー語』が!

八潮あたりの書店では、本書が特に売れているということはあるのでしょうか?

国際ニュースに絡めて

ICPO総裁の中国人が中国国内で行方不明になっているという件。

どうやら国内で逮捕されているような気配ですが、先日の女優ファン・ビンビンといい、中国って、ある日突然人がいなくなって、数ヶ月後に実は逮捕されていましたなんてニュースが飛び込んでくる国です。

逮捕されているだけならまだしも、中にはかなりひどい拷問を加えられている場合もありますし、殺されて、どこかに埋められている場合だって過去にはたくさんの事例がありました。空気や水もそうですが、いろいろな分野で透明性を高めて欲しいなあと思います。

ところで、このニュースでも話題になったICPO、インターポールですが、日本人ですと『ルパン三世』の銭形警部の所属先として知られています。

が、それがどういった組織なのかと問われるとなかなか答えられない人も多いのではないでしょうか?

そんな方のためにうってつけの本が文庫クセジュにあります。『インターポール 国際刑事警察機構の歴史と活動』です。お手頃な新書サイズですから、興味を持たれた方は是非どうぞ。

化粧直し?

近々配本予定の新刊『中級韓国語単語練習帳』です。

既刊『韓国語単語練習帳』の姉妹篇になります。

姉妹篇にもかかわらず、カバーがずいぶんと違うので、この機会に既刊のカバーを新しくしました。

それがこちらです。

二冊並べるとこんな感じになります。

如何でしょうか?

左上のひヒヨコちゃん(?)、最初は卵からかえったばかりですが、中級になると飛び立っています!

文庫・新書の棚だけではなく!

文庫クセジュの新刊二点。

左の『デカルト』は既に店頭に並んでいると思いますが、右の『社会主義リアリズム』は来週後半には並び始めると思います。

で、いつものことなのですが、文庫クセジュって、置いていない本屋さんが多いのですが、置いてある本屋さんの場合だとどこに並んでいるのでしょうか?

文庫・新書コーナーの片隅にひっそりと並んでいるイメージが強いと思います。いえ、それで構わないのです。しっかりと文庫クセジュのコーナーや棚を作っていただいているのであれば何も申し上げることはありません。

ただ、本書の場合、新刊の既刊だけでも人文コーナーに並べていただけると嬉しいです。特に『社会主義リアリズム』の方は人文もそうなのですが、芸術書の棚に置かれる方がふさわしいのではないかと思います。

ちなみに、その目次は

序論
第一章 「左翼」芸術のために
Ⅰ革命的未来主義/Ⅱレフと構成主義
第二章 プロレタリア芸術のために
Ⅰプロレトクリト/Ⅱ「プロレタリア作家」と党/Ⅲ「プロレタリア文学の大道」
第三章 国家芸術に向かって
Ⅰラップの解散とソヴィエト作家同盟/Ⅱ正統派たちと異端者たち/Ⅲリアリズムとイデオロギー
第四章 全体主義芸術
Ⅰテロルとジダーノフ主義/Ⅱ芸術におけるスターリン様式/Ⅲ体制の危機/Ⅳ輸出された社会主義リアリズム
第五章 神話の終焉
Ⅰ教義の再検討/Ⅱ神話崩壊の危機/Ⅲ神話の終焉

となっています。これですと、海外事情の「ロシア・ソ連」などのコーナーに置いてもよさそうですね。

是非ご検討ください。