卓球というのは世界選手権も行なわれているスポーツであり競技であり、それに対してピンポンというのは浴衣を着てスリッパを履いて旅館でやるものだと思うのです

いよいよ配本になりました『ピンポン』について……

 

カステラ』を楽しめた人であればこちらも十二分に楽しめると思います。で、本を手に取っていただいて、多くの人はまずは表紙やオビの文章をザッと眺めるのではないでしょうか? そして気づくはずです、本書のオビ裏面に。

「本文より」と書いてあるからには、本当にこんなページがあるんだな(?)と疑ってしまうかも知れませんが、正真正銘あるんです。それが下の動画です。

作品の中のクライマックスです。人類の存亡をかけて主人公が闘っているところです。いや、実際に闘っているのは主人公に選ばれた歴史の偉人なのですが、これ以上書くとネタバレになるので自主規制。ちなみに、下は帯の表面です。フツーはこっちだけ読んで、裏面までは読まないでしょうか?

また本書の章タイトルにもなっている「セレブレイション」はこちらです。

懐かしいです。あたしの世代なら辛うじてクール・アンド・ザ・ギャングを知っているでしょう。また「あとがき」でパク・ミンギュが書いている「パーハップス・ラブ」はこちらです。

そして本書を手にした方に一番読んでいただきたいのは「訳者あとがき」で引用されている、パク・ミンギュがセウォル号事件について書いた文章です。本文を読んだ後に読むと、とても同じ人が書いたとは思えない印象を受けるのではないでしょうか? 少なくともあたしはそうでした。

最後に、107頁に「ビリー・ザ・キッド」が出てきますので、『ビリー・ザ・キッド全仕事』もぜひ!

じわじわマルクス?

雑誌『現代思想』の「6月臨時増刊号」が好調なようです。雑誌コーナーではなく、人文書コーナーで見かけることが多いです。

今年が『資本論』刊行150年ということでの特集ですね。1867年に第一部刊行されたそうですが、ピケティ以来『資本論』やマルクスが再び脚光を浴びているという実感はあります。

また、今年はロシア革命100年という節目の年でもありますから、今一度原点であるマルクに戻ってみるという流れもあるように感じます。

で、マルクスと言えば、あたしの勤務先からも本の評伝を出していますが、そのマルクスは来年が生誕200年です。マルクス・ブームはまだ続きそうです。

続きものが刊行になります

見本出しの多かった本日、そんな中からちょっとご紹介します。

まずは『ピカソⅢ 意気揚々 1917-1932』です。

 

ピカソⅠ 神童 1881-1906』『ピカソⅡ キュビストの叛乱 1907-1916』が出て、ようやく第三巻目です。本書は原書が全四巻の予定ですが、訳者あとがきにもあるとおり、その原書の第四巻がいまだ出ておりません。とっくに出ていないとならないはずなのですが、というわけで、邦訳の第四巻もいつ刊行できるのやら……

続きましては『メルロ=ポンティ哲学者事典 第二巻』です。

これは2月に『メルロ=ポンティ哲学者事典 第三巻』を出して、今回が二冊目です。3→2→1→別巻の順番に出しますので、店頭で若干の混乱見られるようですのでご注意ください。次は7月に第一巻の予定です。

あっ、シュヴァリエだ!

柏書房から『林檎の木から、遠くはなれて』という新刊が刊行されました。著者はトレイシー・シュヴァリエ。おや、どこかで聞いたことのある名前ですね。同じく柏書房から出た『ブレイクの隣人』を思い出しましたか?

 

確かに柏書房からも既刊書がありますが、あたしが書いているのですからそれではなく、こちらです!

 

真珠の耳飾りの少女』、そして『貴婦人と一角獣』です。新書版なのでお手軽ですので、この機会に是非!

と言いたいところなのですが、『貴婦人と一角獣』は現在品切れなんです。申し訳ありません。

営業たるもの、自社の商品についてきちんと理解していないと?

昨日が見本出しだった新刊の『続・寂聴伝』ですが、副題として「拈華微笑」という四文字が付いています。

と、その前に前著について少々。

前著は、タイトルもそのものズバリ『寂聴伝』ですが、こちらはあたしの勤務先から単行本が出た後、数年後に小学館文庫として生まれ変わりました。まあ、よくある「文庫化」というものです。

しかし今回、「続」が出るという段階で小学館文庫の『寂聴伝』はなんと品切れ! それに対し、文庫版が出た後も細々と在庫を維持していた単行本の方はまだ在庫ありです。この機会に寂聴さんの人生を読んでみようという方、ちょっと分厚くてお高いと感じるかも知れませんが、それだけ読みごたえのある二冊ですので、是非どうぞ。

さて、最初に書いた「拈華微笑」です。

そもそも、この四文字、読めますか? スラッと読める人は少ないでしょうね。「ねんげみしょう」と読みます。

では、意味は?

これも、知っている人は少ないでしょう。と言うよりも、知っている人なんてほとんどいないのではないでしょうか? とりあえずお手軽なウィキペディアで調べてみますと

インドの霊鷲山(グリドラクータ)上で釈尊が黙って華を拈(ひね)ったところ、大衆はその意味を理解することができなかったが、迦葉尊者だけがその意味を理解して破顔微笑したため、迦葉に禅の法門を伝えたという。

とあります。まあ、寂聴さんだし、仏教に関わる故事から生まれた四字熟語だろうというのは予想できた方も多いと思いますが、上掲のようなことに由来する言葉です。

で、自慢するわけではありませんが、否、これはちょっとくらいは自慢してもいいでしょうか、あたし、この来歴、知っていました。「迦葉(か・しょう)」の名前こそ思い出せませんでしたが、釈迦がお花を手に示したら微笑んで理解できていることを示した弟子が一人だけいた、といった故事を知っていたのです。

なんでそんなこと知っていたの? と問われますと、学生時代、今は亡き小松茂美先生の仕事のお手伝いをしていた時期がありまして、その時に仏教書などに触れる機会が多々あり、このエピソードを知ったのです。たぶん『無門関』あたりに出ていたのではなかったか、そんなうろ覚えですが、とにかくこのエピソードは覚えていました。

学問というのはどこで役に立つかわかりませんね。

本が売れそうなニュースを強引に探す?

昨日はメイドの日だったそうです。ただ、どうも由緒正しい来歴がある記念日わけではなさそうです(汗)。ただ、NHKで「ダウントン・アビー」最終シーズン(シーズン6)の放送が始まりましたので、またメイドや貴族社会には注目が集まるはずです。

というわけで、あたしの勤務先の上掲3点、左から『おだまり、ローズ』『執事とメイドの裏表』『わたしはこうして執事になった』がお薦めです。書店の皆さま、再びフェアやミニ・コーナーを作ってみてはいかがでしょう?

そして、下は今朝の朝日新聞。ラグビーW杯の組み合わせ抽選会が行なわれたというニュース。日本はアイルランドやスコットランドと同じ組だそうです。

となれば、選手やスタッフの皆さんには『ニューエクスプレス アイルランド語』『ニューエクスプレス イギリス英語』がお薦めです。言葉がわかれば、試合中に相手の選手たちがどんなことを言っているかがわかります。そうなれば試合運びがかなり有利になると思います。

 

ちなみに後者は、「ダウントン・アビー」の世界を堪能するにもうってつけだと思います。

新訳が出た!

昨日の朝日新聞の広告です。

新潮社から『美味礼讃』の新訳が出るそうです。同書、もともとは、ご覧のように、あたしの勤務先から出ていたもので、現在は岩波文庫になっています。

岩波文庫版は、刊行時に訳文にも少し手を入れて出したようですが、一番目立つ違いは書名の「礼賛」が「礼讃」になっているところでしょうか?

 

今回の新潮社版も「礼讃」ですね。

好好学習!

昨日の午後、中国語の発音の授業を受けました。大学時代に中国を初めて学んで以来、実に何年ぶり、否、何十年ぶりの学習でしょう。

なんでそんなことをしたのかと言いますと、あたしの勤務先に新刊『チャイ語入門』の李軼倫さんが見えて、同書の副題「李先生の中国語ライブ授業」そのままに中国語の授業をしてくださったのです。

改めて初心に戻って「マー、マー、マー、マー」と発音練習をするのは実に新鮮でした。社員数名でこの授業を受けたのですが、やはり一緒に勉強する仲間がいるというのはよいものです。

本書は、李先生と三人の生徒が会話をしながら授業を進めていくというスタイルです。大学や中国語学校で学んでいる人はいいですが、NHKのラジオやテレビで中国語を勉強している人はどうしても孤独な学習になりがちです。しかし本書なら、クラスメートと一緒に学んでいる気分を味わえるので、中国語学習も楽しくなるのではないでしょうか?

さて、昨日のライブ授業は録画してあります。近日中にあたしの勤務先のウェブサイトで公開されると思いますのでお楽しみに!

販売促進の一助になりますよね?

土曜日の朝日新聞です。

社説欄で大学問題について取り上げられています。となると『消えゆく「限界大学」』を忘れるわけにはいきません。

しかし、このところ改憲絡みで高等教育の無償化という話も出てきています。果たして、そこがポイントなのか、という気がします。

そして同じく土曜日の朝日新聞。

これは他社の本ですが『リーダーの教養書』の広告です。ここに『ヒトラー(上)』『ヒトラー(下)』が挙げられていました。

ただ、この本、上下本でトータル2万円もするスゴい本なのです。ご購入の時はお気をつけください。