手書きポップ効果!

下の写真は、紀伊國屋書店新宿本店の8階、諸外国語のコーナーです。その中でも、アジア諸語のコーナーの平台です。アジアの言葉と言いますと、中国語と朝鮮・韓国語は別格として、その次に売れているのはやはりタイ語です。ですから、このようにタイ語も数多く平台に並んでおります。

その中の一冊に手書きのポップをついています。同店の語学担当の方の手作りです。

 

そう、推していただいているのは、あたしの勤務先の新刊『今日からタイ語!』です。このポップの効果覿面! お陰様で順調に売り上げを伸ばしております。

タイ語を学ぼうと思っていらっしゃる方、ぜひ本書を手に取ってみてください!

いま落語なのか、いまも落語なのか、いまから落語なのか

書店の店頭で目につきました。

 

雑誌の『POPEYE』2016年9月号です。特集は「ジャズと落語」です。この組み合わせが一体どうなのかは本誌を読んでいただくとして、もう一つ、目に留まったのが同じく雑誌『週刊ダイヤモンド』の7月9日号で、こちらの特集は「落語にハマる」です。

どちらも落語ですね。いま、落語ってブームなのでしょうか?

出版界で言えば、河出書房新社のCDブック『古今亭志ん朝 大須演芸場』があの値段で飛ぶように売れたということが記憶に新しいところです。ブーム云々はさておき、確実な顧客がいるジャンルであることは確かだと思います。で、そのひそみに倣うわけではありませんが、あたしの勤務先からも『ぜんぶ落語の話』という新刊を来月下旬に刊行予定です。

ただし、あたしの勤務先、決してにわかではありません。上の注文書に見られるように、これまでも落語に関する本を細々とは出していたのです。

  

落語と川柳』『落語風俗帳』『落語名人伝』の3点です。
[注:既に品切・絶版になっているものが他に数点あります。]

 

ちなみに、『ポパイ』の特集のもう一つ、ジャズについては『ジャズ・イズ』『宮澤賢治、ジャズに出会う』という本を出しております。こちらも併せて、どうぞ、よろしくお願いします。

冷戦は遠くなりにけり?

店頭に新刊の『死神の報復(上)』『死神の報復(下)』が並び始めたことと思います。同書のサブタイトルは「レーガンとゴルバチョフの軍拡競争」、まさに冷戦を扱ったノンフィクションです。

 

ところで冷戦と言うと既に過去のことでしょうか? 確かに冷戦は、象徴的な事例としては89年の東欧の民主化、ベルリンの壁崩壊に至る流れの中で終結し、アメリカ一強時代が到来したということになっていると思います。しかし、冷戦が終わって、世界に平和が訪れたのかと言われれば、さにあらず。アメリカ一強時代も終わり、米中二強時代と呼ばれることもある昨今です。

書店の棚を見ますと、「冷戦」という棚、プレートを持っているところは珍しい、否、ほとんどないのではないでしょうか? では冷戦時代は既に過去のことで、もう振り返ってみる必要はないのでしょうか? そんなことはありません。確かに陸続と、とは言えないですが、それでも少なからぬ書籍が、冷戦が終結した現在でも刊行されています。むしろ冷戦から少し時間がたち、冷戦とは何だったのか、あの時代、米ソ両大国はどのような駆け引きを繰り広げていたのか、といった問題について冷静に、客観的に語ることができるようになったのではないでしょうか?

そして、歴史は繰り返すと言ったり、歴史を鑑とするという言葉があるように、冷戦時代を改めて見つめ直すことが、米中二強時代や混迷を深める世界情勢について考えるヒントになるのではないでしょうか?

ところで、上で冷戦という棚、という言い方をしました。そして、そんな棚を設けている書店はほとんどないとも書きました。では本署は書店でどんなところに置かれているのでしょうか? まだ入荷したばかりですから「新刊コーナー」に置かれていることが多いと思いますが、まずは「海外事情」や「国際政治」のコーナーだと思います。「海外事情」の場合、「アメリカ」あるいは「ロシア」のところに置かれると思います。

次に考えられるのは、「文芸」コーナーの「海外ノンフィクション」でしょうか? 確かに、本書は研究書と言うよりは読み物ですので、「海外ノンフィクション」がふさわしいかもしれません。中規模の書店になると、そこまで細かい分類はしていないところもあると思います。そうなると、「各国史」の「アメリカ史」や「ロシア史・ソ連史」のコーナーになると思います。

で、本書の特徴なのですが、冷戦時代と言うと、米ソ両国がお互いに軍拡競争に邁進し、核開発でしのぎを削っていたような印象を持っていると思います。が、実はレーガンもゴルバチョフも核兵器削減、全廃を目指していたということが本書で明らかにされます。

「核兵器のない世界」は実現できるのか? 冷戦の「負の遺産」を清算できるのか?

というのが本書のキモです。そう考えると、核兵器の全廃への道がいまだ見通せない現在、改めてこの時代を、レーガン、ゴルバチョフ両首脳の思いに耳を傾ける価値があるのではないでしょうか?

とうとうアダルト作品を出版?

近々『ブラインド・マッサージ』という本を出します。海外文学のシリーズ《エクス・リブリス》の一冊です。

タイトルがわかりにくいでしょうか? 原題は「推拿」といって、ここからもわかるとおり中国の作品です。盲目のマッサージ師の物語です。

ところが、上の画像をご覧ください。アマゾンで本書を検索すると、まずはこんな画面が表示されます。ジャンルを指定しなかったので、本以外でも「ブラインド・マッサージ」という検索ワードでヒットする商品がいろいろと並びます。

幸いにも、最初に出てくるのが本書なのですが、画像が表示されず、「警告」なんて書かれています。警告を無視してクリックすると下の画面です。

なんと、年齢確認をされてしまいます。あたしの勤務先の刊行物で年齢を制限しているようなものは一切ないのですが……(汗)

それでも、とりあえずこちらは成人ですのでクリックして進むと、下のように、ようやく目的の商品ページへたどりつくことができました。

ちなみに、カバーはこんな感じです。

そんなに猥褻な感じを与えるでしょうか? 少なくとも画像には局部が写っているとか、そういったことはないですよね? ごく普通の文芸作品の表紙だと思うのですが。

第一、「茅盾文学賞」なんて文字まで躍っているのにポルノやAV作品のわけがない、そもそもあたしの勤務先がそういった作品を出すわけがないと思うのですが、これはなぞです。

でもって、本書は既に中国で映画化されているのですが、映画がアダルトだと判断されているのでしょうか? その予告編がこちらですけど、うーん、これを見る限り、どう考えてもAV作品ではないですよね?

一青窈さんもブログで取り上げてくださっているのに、アダルト作品なわけがないじゃないですか! アマゾンの不思議。

まだまだサティ

昨日の朝日新聞の記事です。

エリック・サティの特集記事です。サティと言えば、CDもたくさん出ていますので、曲を聴きたい方はそちらを! 書物で知識を得たいという方にはまずはこちら、『エリック・サティ』がお薦めです。

新書サイズでお手頃です。またサティとその時代について興味を持たれた方にはこちら、『祝宴の時代』があります。

ちょっとお値段は張りますが、幻の名著と言われた作品です。

いま読むなら、これ! 夏休みの読書感想文対策本

連日の猛暑です。何をするのもかったるいと感じるのはあたしだけではないでしょう。お盆休みも終わるわけで、「あっ、夏休みの宿題、まだ終わってない!」と青ざめている学生の方も多いのでは?

この時季に、まだ終わっていないのを思い出して青くなるのは、読書感想文が最右翼ではないでしょうか? なにせ、読書感想文の場合、読む&書くという、どちらも至極面倒な作業をこなさないとならないわけですから。ちゃちゃっと一時間かそこらで済ませることができないタイプの課題ですね。

だからでしょう、夏休みに書店員さんが聞かれるお客様からの質問で多いのは「簡単に読み終わる」「すぐに読み終わる」本はどれですか? というもの。「面白い本はないですか?」という質問ならいろいろ答えてあげたくもなりますが、「すぐに読み終わる」なんていう質問には、正直、答えたくないのが書店員さんの本音ではないでしょうか? いや、本を買ってくれるなら、この際うるさいことを言うのはやめましょう。

で、それでも夏休みの残り日数を考えると、長い作品には手を出したくないというのは本音だと思います。出来れば短いもの、そして読んで面白いものを選びたくなるものです。

そこであたしのお薦めは、ズバリこれ、『魔法の夜』です。

えー、ガイブン? 難しくない? という意見が聞こえてきそうですが、これに冠してはガイブンというハードルはほとんど感じないでしょう。舞台はアメリカのとある田舎の街です。そして季節は夏。暑くて寝苦しい夜に、眠れないで街中に出てきた人たちのオムニバスです。

部屋の中にいたら息苦しくて死にそうだという少女、長いこと新作が書けないでいる中年の小説家、夜な夜な他人の家に忍び込んでいたずらをしている少女たち、ショーウィンドーのマネキンに恋をする酔っ払い、そんな酔っ払いに見つめられ、月明かりの下、動き出すマネキン、そして屋根裏で活動を開始するおもちゃたち。

こんな人たちの、ある夏の一夜の物語が本作です。どうです? 寝苦しい夜、本書を片手にちょっと家から抜け出して、公園のベンチか何かで本書を広げてみては如何でしょう? 原書にも「月の光でお読みください」と書いてあるので、外で読むのが正しい読み方です。きっと朝までには読み終わってしまう程度の長さです。

それに、たぶんクラスメートの多くが日本人作家の作品の感想文を書く中にあって、ガイブン、それもミルハウザーの作品で感想文を書いたら、これはちょっとカッコいいと思うのですが!

夏休みだからと言って誰もが旅行に行くわけではない、休みが取れなかったり、お金がなかったり、様々な理由で出かけられない人だって多いはず、そんな人には…

机上旅行をおすすめします。

地図って見ているだけで愉しいですよね?

そもそも、地図マニアって実はかなり多いようですし、古地図なども、しばしば書店店頭で即売会をやっているのは、それなりに売れるからでしょう。

そして地図だけでなく、時刻表もマニアの多い本ですね。

地図と時刻表、これだけあれば、自宅にいながら旅行気分が味わえます。それに現在ならインターネットで、その土地の写真や映像を見ることもできますから、ますます「行った気分」に浸れます。

そういう方々に向けてなのでしょうか、こんな本が発売になりました。

  

地図趣味。』です。そして同書の中でも紹介されているのが、あたしの勤務先から出ている『みんなの空想地図』です。あとは『地図マニア 空想の旅』などを追加すれば、盆休みに向けて準備万端整うのではないでしょうか?

山ですよ、山!

今週末は盆休み。既に今日から休みに入っている優良企業も多いようですが、あたしの勤務先は木曜から来週の月曜まで。その木曜日は今年から祝日となった「山の日」です。

というわけで、おすすめするのはこちらです。

登山家のバイブル、『日本登山大系[普及版]』全10巻です。書店に行くと、もっとビジュアルで、見やすい登山ルートガイドやマップなどが売られていますが、そういった素人向けのものはともかく、玄人筋には非常に評価の高いのが本書です。最初に刊行されたのはかなり前になりますが、「これに代わるものはない」と言われるほどの評価をいただいております。

  

その他、あたしの勤務先もちょっとは登山関係の本を出しておりまして、『沢登りの本』『ヒト、山に登る』『垂壁のかなたへ』といった本を出しておりますし、いわゆるグレート・ゲームで言えば『沈黙の山嶺(上)』『沈黙の山嶺(下)』といったものも出しております。

  

ちなみに、「山」と言っても登山のことではありませんが、最新刊『鉱山のビッグバンド』の「鉱山」は「ヤマ」と読んでください。

映画とコラボ?

朝日新聞の夕刊に載っていた広告です。

栄光のランナー」という映画が公開になるようです。

1936年のベルリン・オリンピックを題材にした作品ですね。となるとあたしの勤務先の『ベルリン・オリンピック1936』を思い出してしまいます。

  

この1936年の五輪に関する本はいくつか出ているようですので、映画公開に合わせてフェアなどやってみては如何でしょうか? ちょうどリオ五輪も始まったことですし。

そして、この4年後が幻に終わった1940年の東京五輪だったのですよね。

スペイン語の表現で併売を!

語学書売り場でこんな本を目睹。

三修社の『会話と作文に役立つスペイン語定型表現365』です。スペイン語の表現を学ぶ本ですね。

と思った刹那、思い出しました。

あたしの勤務先から出ている『新・スペイン語落ち穂ひろい』です。この本のサブタイトルは「777の表現集」と言います。表現の数だけをカウントすれば、こちらの方が倍近い数になりますね。そして価格も安いです。

とりあえず、併売していただきましょう!