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記事なのか、それとも宣伝してくれたのか(?)という気がした今朝の朝日新聞
今日の朝日新聞は、なんだか、あたしの勤務先の本を宣伝してくれているように感じました。その本というのは、『中国 消し去られた記録』と『蔡英文 新時代の台湾へ』。
もちろん、それは我田引水と言うのか、牽強附会と呼ぶのか、あたしの勝手な思い違い、否、思い込みなのですが、まずは下の写真をご覧ください。
今朝の一面です。アメリカの人権団体が中国の人権運動を支援しているという記事。ただし、この数年中国国内の締め付けが厳しくなり、思うような支援ができなくなりつつあるということを伝えています。
そして中面で、その追加記事。そのあたりのこと、『中国 消し去られた記録』に詳しいです。この数年、本当にひどいです。暴力的なものから、やんわりとしたものまで、実に巧妙です。
さらにこんな記事も。文革に対する論評です。「人民日報」の記事ですから、中国共産党の公式なものですが、この公式見解をはみ出るようなものは一切許さない、ということであり、こうして公式見解を出したのだから、これ以上もう議論するな、という態度表明なのでしょう。文革ですらこうなのですから、六四天安門事件の再評価など夢のまた夢なのでしょう。
そして社説。20日の総統就任式を前に中国共産党がなんやかやとうるさくなってきていることへの朝日新聞なりの論評なのでしょう。とにもかくにも、まずは新総統・蔡英文の演説を聞かないと話になりませんが、『蔡英文 新時代の台湾へ』を読めば、彼女の考え方、何を目指そうとしているのかはわかるはずです。
やはり確実に売れています!
まだご存命なのです
駒場で考える。何を? 中国のことを。
午後から東京大学の駒場キャンパスでイベントでした。
どんなイベントだったのかはこちらのページをご覧いただくとして、帰りがけに「とても面白かったです」とか、「第二弾はいつですか?」といった声をかけてくださった方が複数いらっしゃいました。
会場もご覧のように超満員。80名ほどの参加を予定していたのですが、蓋を開けてみたら当日飛び入りの方も含め、なんと100名! 大盛況でした。むしろ時間が足りなかったかもしれませんが、このくらいは話す方も聞く方もちょうどよいのかもしれません。「もう少し聞きたかった」というくらいの余韻を残して終わった方が満足度も高いのではないでしょうか?
また始まるまで、個人的には「フランス系の方ばかりの話で面白いのだろうか? イスラムとか中東関係の専門家も加わった方がより多角的になるのではないか?」という思いを抱いていました。が、よい意味で裏切られました。
ゼミとかではない、こういったオープンな場、なおかつ2時間程度という限られた時間ですので、むしろ「フランスのこと」という縛りが、話が散らからずに、キュッとまとまってよかったのではなかったかと思います。しかも、フランスという共通項はありながらも、四名の登壇者それぞれに興味のあり方が異なるので、ちょうどよい話のまとまり具合、ちょうどよい分析の多角化が図れていたのではないでしょうか?
さて、そんな話の中でヴォルテールの有名な言葉が紹介されました。
私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。
人によって訳文は多少の違うかもしれませんが、あたしでも聞いたことのある、かなり有名なセリフですね。この言葉がシンポジウムの間中、あたしの頭の中にありました。
そして、このセリフからあたしが頭の中で考えていたことは、現在の中国の言論を取り巻く状況についてです。このヴォルテールの言葉のような境地に中国政府が至るには、あとどのくらいの時間がかかるのでしょうか? そんなことばかり考えていました(汗)。
What is Taiwan?
このところちくま新書ばかり読んでる気がします(汗)。
『現代思想史入門』と『カール・マルクス』を読み終わり、今日から『台湾とは何か』を読み始めました。
ちょうど来週、5月20日は台湾の新総統・蔡英文の就任式です。新書ですから、就任式までには余裕をもって読み終わるのではないでしょうか? 読み終わらなくても、第一章だけでも目を通してみてください。現総統の馬英九がなぜ台湾の人々の支持を失ったのか、そして圧倒的な支持を受けて新総統に就任する蔡英文とはどんな人か、大まかなところはつかめると思います。
そんな同書の巻末、参考文献のページが上の写真です。ここに新総統・蔡英文の著作が二つ載っています。そのうちの一つ『英派』は、就任式当日の配本で、あたしの勤務先から刊行予定の『蔡英文 新時代の台湾へ』です。
日本ではまだあまり知られていない蔡英文ですが、これからの日台関係だけでなく、東アジア情勢のキャスティングボートを握る人物になるかもしれません。注目しておいて損はないと思います。
しかし、いくら要注目とはいえ、本が一冊だけでは心許ないと思っていた矢先、あたしの勤務先の本が刊行される一日か二日前に宝島社から『親日派! 「蔡英文」』という本が出るという情報が入ってきました。こちらは蔡英文本人の著作ではありませんが、宝島社ですから宣伝力もはるかに大きいですので、相乗効果を期待したいところです。まずは蔡英文という名前を知ってもらわなくては!
新宿でエクス・リブリス!
紀伊國屋書店新宿本店の2階、文芸書コーナーで《エクス・リブリス》のフェアが始まりました。
【2階文学】本日より、白水社《エクス・リブリス》7周年フェア開始!日本翻訳大賞受賞作を2年連続で輩出し、のりにのってるシリーズを現在手に入るタイトル全てどどーんと揃えております!リーフレットもあるよ!2階C2/C3の棚です!cn pic.twitter.com/N0jtjih76U
— 紀伊國屋書店新宿本店 (@KinoShinjuku) 2016年5月10日
これほど大規模な単独フェアは初めてかしら?
同店のTwitterでは「のりにのってる」なんて書いていただいて恐縮ですが、翻訳大賞二年連続大賞受賞というのは紛れもない事実。「ガイブンを読むならこのシリーズ」と多くの方に認めてもらえるようますます頑張らないと!










