今日のネクタイ~壹佰拾伍本目。~サルがいる![2015.8]

今日は新刊の配本日です。その新刊とは動物園の人気者、サル。はい、『サル その歴史・文化・生態』のことです。今日が配本日ですから、都内の大型店ですと今日の夕方、それ以外の都内近郊のお店なら明日くらいから、書店店頭に並び始めると思います。

で、手に持っているのが、それです。表紙はなんというサルでしょうね? 孫悟空のモデルと言われる金絲猴でしょうか? たぶん、本をめくればわかるのでしょうけど……(汗)

あれ、でも新刊をお目にかけることにばかり気がいっていて、肝心のネクタイが写っていませんね。申し訳ない。では改めて、こちらです。

わかりますか? 日光の彫刻でも有名な、聞か猿、見猿、言わ猿です。

いやいや、一匹多いではないですか? でも、フツーにあたしたちが知っているのは、「聞かざる・見ざる・言わざる」で、お猿さんは3匹ですよね? 4匹なんて聞いたことありますか?

で、調べてみたんですよね。そうすると、あまりにも日光の彫刻で有名になってしまったので3匹と思われがちなのですが、実は「四猿」なんですね。もう一匹は「せざる」、つまり「何々しない」ということで、手をぶらんと下に下ろしているポーズをしているようです。

 

まあ、三猿も世界的にいろいろあるようなので、四猿も含め、上掲のような本も出ていますので、調べてみると面白いかも知れませんね。ちょうどよい、夏休みの自由研究のテーマではないでしょうか?

東アジア文学はこれを読め![補記]

一昨日のイベント「読んでいいとも」の中で話に出た雑誌、どちらも一般の書店で目にする機会はほとんどないと思いますので、参考までに情報をアップしておきます。

まずは「季刊中国現代小説」です。これについてはこちらのページをご覧ください。

もう一つは「火鍋子」です。これは編集素である翠書房のサイトをご覧ください。

東アジア文学はこれを読め!

MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店での「『豊﨑由美アワー 第40回 読んでいいとも!ガイブンの輪 アジア編』」に行ってきました。感想は改めて記すとして、とりあえず今宵は、アジア文学翻訳界の旗手4名の超絶推薦図書を挙げておきたいと思います。

まずは韓国。

  

カステラ』『アンダー、サンダー、テンダー』『どきどき僕の人生』の3点。

次にチベット文学。

  

ハバ犬を育てる話』『ティメー・クンデンを探して』『雪を待つ』の3点。

次に中国文学は3点と言いますか、3名。

まずは閻連科。

  

人民に奉仕する』『丁庄の夢 中国エイズ村奇談』『愉楽』の3点。

次は余華。

 
 

活きる』『兄弟』『ほんとうの中国の話をしよう』『死者たちの七日間』の4点。

その他に『空山』『今夜の食事をお作りします』の2作品。

 

最後に台湾文学。

  

台湾海峡一九四九』と『歩道橋の魔術師』、それにこの二作品を繋ぐ位置にある『』の3点です。

紹介が最後になってしまいましたが、今宵のゲストは吉川凪さん(韓国・朝鮮文学)、 三浦順子さん(チベット文学)、飯塚容さん(中国文学)、天野健太郎さん(台湾文学)の四名の方でした。

こういう「戦後思想」にも注目

朝日新聞の夕刊にこんな記事が載っていました。

左側、台湾の記事も気になりますが、今回注目しているのは右側、戦後思想を巡るシンポジウムの話題です。

記事中には、『中村屋のボース』や『パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義』でお世話になっている中島岳志さんのお名前も見ていますが、シンポジウムそのものは、日本の戦後思想についての討論会だったようで、テーマとしては「憲法・平和・民主主義」「戦争と知識人」といったところが設定されていたみたいです。いま、とてもホットな話題ですね。

 

ところで、あたしがこの記事を読んで思い出したのは、少し角度は違うのですが、あたしの勤務先から出ているこんな本です。

 

はい、細見和之さんの『「戦後」の思想』です。

細見さんと言えば、最近では中公新書の『フランクフルト学派』がヒットしたことでもお馴染みですが、この『「戦後」の思想』は、ヨーロッパ世界を揺るがせた大きな戦争、すなわちナポレオン戦争、普仏戦争、第一次・第二次世界大戦、それぞれの戦後に知識人はどのように思考したのかを辿った論考です。こういう着眼点、大事ではないでしょうか?

ちなみに、勤務先をデスるつもりはありませんが、アマゾンジュンク堂のサイトで「戦後の思想」と入力すると検索結果に問題なく『「戦後」の思想』が出てきますが、あたしの勤務先のサイトでは出てきません。きちんと<「戦後」の思想>と、戦後にカギ括弧をつけて検索しないとヒットしないのです……(涙)。

見よ、この棚差しの迫力を!

ブックファースト新宿店で、「第二次世界大戦と日本」フェアが開催中です。B1のAゾーンで大きく展開中です。

えっ、今年は戦後70年だから、こんなフェアは見飽きた? 確かにそうかもしれませんね。こういうフェア、どこの書店もやってますし、やってましたし、これからやるところもあるのでしょう。今年の場合、新刊だけを並べていても、ちょっとしたフェアになってしまいそうな勢いですから。

でも上の写真をよく見てください。ちょっと様子が異なると思いませんか? うーん、わからないでしょうか?

実は、この手のフェアって、アイテムを絞って、絞ったアイテムを面陳とか平積みにして見せる、というのが普通のフェアのやり方です。フェアの王道と言ってもよいでしょう。でも、このブックファーストのフェアはそうではないんです。写真をよーく見ていただくと気づくと思いますが、ほとんどの本が一冊しか並んでいないのです。そして面陳している本がほとんどなく、ほぼすべてが「差し」です。

全体を見てもそれがわかると思いますし、手間の下の方も、いわゆる平積みをほとんどしていません。つまり、アイテムを絞るのではなく、できる限り多くのアイテムを集めたフェアなのです。面陳や平積みがドーンとあると、なんかボリューミーで威圧感があるように思いがちですが、このようにほぼ棚差しだけで勝負しているフェアも、こうして実際に見せられると非常に迫力を感じます。すごいです。なんか、本の地力をむしろ一冊一冊だからこそ強く感じと言ってもよいでしょう。

間もなく記念復刊

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狂ってる? そうかもね!

紀伊國屋書店新宿本店でこんなフェアが始まっています。

わかりますか? あたしも見てきました!

2階、文芸書コーナーでやってます。

もちろん、あたしの勤務先の刊行物も選書されています。

2666』です。さあ、狂いましょう?