本日も我田引水?

朝日新聞です。

シリアの影絵師の方が紹介されていました。

シリアと聞くとテロや内戦、「イスラム国」といったイメージしか湧かない人も多いと思いますし、日本でシリアに関する情報が出た時には、ほぼ100パーセントがそういった時事的なものになりがちです。

ですから、シリアに伝統的な影絵芝居があったなんて知っている日本人がどれほどいるのでしょう? かくいうあたしも知らなかったわけですが。

そこで、影絵芝居の話ではありませんが、ご紹介するのはシリアの作家の作品、『酸っぱいブドウ/はりねずみ』です。これが、とても内戦などが起こっている国の作品とは思えない、味わい深い作品です。シリアにもこんな一面があるんだと、少しでも感じていただければ幸いです。

くどいと言われるかも知れませんが、あたしはネコ派ではなくイヌ派です!

新年なので、って既に仕事始めから数日経っていますが、新しいブラウスで出社です。

赤やピンクなど暖色系が好きなあたしとしては珍しく青のブラウスですが、如何でしょう。なんか、小さな虫がウジャウジャと並んでいるような柄に見えたりしていませんか。

そう見えてしまった方は、画像をクリックして拡大してみてください。そうすると、ネクタイとの親和性に気づかれることでしょう。

ネクタイは、何度も登場しているロートレックです。黒猫、シャノアール……

既にわかってしまっている方には「なーんだ」でしょうが、ブラウスの柄はこのネコなんです。それが左右を逆にしたものと交互に並べられている、というわけです。

だからどうした、と言われると返す言葉もありませんが、とりあえず、あたしはネコよりもイヌが好きです。

テーマがはっきりしていると食いつきもよい!

ただいま、ブックファースト・チェーンの何店舗かで、YA(ヤングアダルト)出版会とのコラボフェアが開催中です。

フェアの名称は、ズバリ、「青春の本棚」です。フェア棚にチラシが置いてあったのでいただいてきました。

子供のころはお母さんに読んでもらった、という読書体験をお持ちの方も多いでしょうが、中学高校になると部活や塾などが忙しく、読書をする時間が取れないという声をよく聞きます。それでも、少しでも本に親しんでもらいたい、ということでブックファーストとの共同フェアが決まったそうです。

チェーンでの取り組みなので、あっちの店、こっちの店で同フェアを見かけることになりますからより効果的で、出版社にとってもありがたいことです。

二つ折りのチラシの中面はフェアの書目リストになっていますが、裏面は左の通りです。「青春」という言葉、古びているようで、それでも店頭の看板やパネルにこの言葉を見つけると、ちょっと気になってしまいます。お陰様で、書店店頭での反応も上々のようです。


「全国放送だったらよかったのにぃ」と思ったので、公式サイトをご案内します。動画もアップされておりますので、ご覧ください。

という感じで、ほとんど言いたいことはタイトルに書いてしまったのですが、でも、何のことだかわかりませんよね?

実は、本日、NHKの「首都圏ネットワーク」という番組で、「ライ麦」が紹介されたのです。正確に言いますと、立教大学で「ライ麦畑の反逆児」の試写会が行なわれた模様を紹介したのですが、スタジオではアナウンサーの女性が『ライ麦』と『キャッチャー』を二つながら手に持って、紹介してくれたのです。

 

番組の実際の放送された動画はこちらになります。

こういうのを我田引水と呼ぶのか、牽強附会と呼ぶのか(笑)

今朝の朝日新聞に中島岳志さんが登場されていました。

プロフィール欄には、もちろん『中村屋のボース』が載っています。

本書は「単行本」と「Uブックス」の2タイプが出ております。腰を落ち着けて読むのであれば「単行本」を、手軽に持ち歩いて読みたいのであれば「Uブックス」をどうぞ。

同じ朝日新聞に、ボスニア情勢に関する記事が載っていました。

ボスニアと聞いてもどこにあるのかわからない方も多いと思いますし、そもそも圧倒的に入ってくる情報が少ない国の一つです。

とはいえ、《エクス・リブリス》にはボスニアの作品もあるのです。それが『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』です。

1992年に勃発したボスニア紛争の前後、ひとりの少年の目を通して語られる小さな町とそこに暮らす人々の運命。実際に戦火を逃れて祖国を脱出し、ドイツ語で創作するボスニア出身の新星による傑作長編。

といった内容の一冊です。恐らく他社を探してもボスニアの翻訳作品はほとんどないと思いますので、ご興味を持たれた方は是非どうぞ!

話題になってます!

写真は、年明けの紀伊國屋書店新宿本店、7階の語学書フロアです。

エレベーターを降りた、正面の棚で《話題になった学習参考書・語学書フェア2018》が開催中です。各社の学習参考書が並んでいますが、お気づきになりましたでしょうか?

そうです。中段のところに《ニューエクスプレスプラス》が並んでいます。点数が揃ってきましたので、こうして並べていただくと更に目立ちますし、手前味噌ですが、見た目もきれいですね。

このところは、ほぼ毎月二点ずつ刊行していますので、あっという間に30点、40点の大台に乗りそうです。ちなみに、明日配本予定なのは、「セルビア語・クロアチア語」と「ルーマニア語」です。

2月は「ビルマ語」「マレー語」という東南アジアの2言語を予定しています。

マイナー言語になればなるほど、他社ではほとんど刊行されてなくて、《ニューエクスプレスプラス》の独擅場になります。特にCD付というところもアドバンテージになっているようです。本格的に学ぶのではなくとも、文字を見て楽しむ、音を聞いて愉しむだけでもよいので、一冊チャレンジしてみてください。

自制心

新年最初の出社日です。

今年はイノシシ年ですが、中国などはブタ年なので、それにイノシシのブラウスやネクタイを持っていなかったので、ご覧のようにブタで代用しました。

が、よーくご覧ください。

いや、よーくご覧にならないでください。

いくらなんでもこのネクタイはふざけすぎです。これで新年の挨拶回りをしては正気を疑われてしまいますし、そもそもセクハラです。

ちなみに、十数年前に訪中した折、上海の路上の露店で買ったものです。当時で10元だったと思います。日本円で百数十円です。

というわけで、念のため用意しておいた、もう一本のネクタイを締めて年始の挨拶回りです。

ご覧のように、イヌのネクタイです。

イヌは去年でしょ、と言わないでください。

新年一発目なので、「イヌからイノシシ(ブタ)へ」という含意です。

とはいえ、今年もイヌのネクタイは締める予定ですし、先日、イヌ柄のブラウスも手に入れました。近いうちにお目見えできると思いますので、乞うご期待!

たとえば京都案内として

我的日本 台湾作家が旅した日本』読了。

最近の台湾文学に興味をお持ちの方であれば、呉明益や甘耀明など見知った名前も登場しますし、邦訳こそ出ていないものの台湾の実力者の名前を発見できることと思います。しかし、日本において一般的な知名度となると……

が、本作の場合、そういう見方で読むものではないと思います。たまたま東日本大震災に遭遇してしまった作家もいますが、多くは日本に興味を持ち、日本にやって来たくてわざわざ来日した人たちの文章です。

必ずしも名所旧跡ばかりを見て回っているわけではありません。むしろ、日本人でもなかなか訪れないようなところを訪ねたり、気にも留めないようなところ発見しています。個人的には、最後に登場する「門外漢の見た京都」など、京都市内外を散策する時に、ここの部分だけでもコピーしてポケットに忍ばせておいてもよいくらいの内容だと思います。

そんな風に考えますと、本書の後半には意図的に京都や関西の旅に関する文章が集められ並べられています。関西の書店であれば、ここの部分をフィーチャーして売っていただくのがよいかも知れません。そこから他の章へと読み進んでみてください。台湾の作家たち、各者各様、訪ねた場所も時期もさまざまですので、興味を惹かれたタイトルからページを開いてみては如何でしょう?

書籍の紹介か、はたまた追悼文か

朝日新聞別刷GLOBEに載っていた「中国のベストセラー」です。紹介者はいつものように泉京鹿さん。

で、今週は何を紹介してくれるのかなと読んでみますと、昨年、突然訃報が飛び込んできた天野健太郎さんのこと。今回の泉さんの文章、ほぼ天野さんに対する追悼文です。非常に心がこもった、素晴らしい文章です。

そして本来の趣旨であるベストセラー紹介は、天野さんの翻訳でもお馴染み、龍応台さんらのアンソロジーです。文中でも触れていますが、龍應台『台湾海峡一九四九』が天野さんの翻訳家デビュー作。確かに、非常に売れた作品ですし、あたしも読みましたが素晴らしい作品でした。

台湾でも大陸でも、本作はロングセラーとして今でも売れているそうです。それも宜なるかな。

こんな風に素敵な作品を紹介してくれた天野さん。存命であれば、今後台湾で出版されたさまざまな作品も紹介してくれたでしょうし、現在刊行されている作品の中にも、翻訳して日本に紹介しようと考えていた作品が数え切れないほどあったのではないでしょうか。

そういえば、そんな天野さんを偲ぶ会が来週の日曜日に台湾文化センターで行なわれるのでした。(定員に達したため、受付は締め切られたそうです。)