反逆児に、出会ったら~サリンジャー関連映画が2本~

最近『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』という邦訳新刊も刊行されたサリンジャーですが、明けて2019年は生誕100年にあたります。

誕生日が1月1日なので、明けたら即アニバーサリーですが、この冬はちょっとしたサリンージャー祭りになるのではないでしょうか? 映画が2本、公開を控えています。

まずは「ライ麦畑で出会ったら」です。

これは監督の実体験を基にした作品のようです。サリンジャーに、『ライ麦』舞台化の許可を求め会いに行こうとする主人公の話です。果たして、サリンジャーに会えたのでしょうか? 舞台化の許可は取れたのでしょうか?

もう一本は「ライ麦畑の反逆児」です。

こちらは晶文社の『サリンジャー 生涯91年の真実』を原作とした、サリンジャーの評伝になります。

  

どちらも公開がとても待ち遠しい作品です。もちろん、サリンジャーと言えば、何はともあれ『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、つまり『ライ麦畑でつかまえて』ですから、映画を見に行く前に、あるいは見た後には是非。

二冊も紹介されていましたが、あえて四冊お薦めします!

土曜日に移った朝日新聞の読書欄。本日はこちら。

リチャード・フラナガンの『奥のほそ道』です。フラナガンと言えば、前作『グールド魚類画帖』もよく売れた作家です。本作もこれで更に勢いがつくことでしょう。ただいま重版中です。

 

ところで、本日の紙面はこれだけではありませんでした。

文庫クセジュの『家族の秘密』も紹介されています。

 

タイトルからですと、どんな内容の本だと思うのでしょう? 著者には同じく文庫クセジュに『レジリエンス こころの回復とはなにか 』という著作もあります。二冊併せて是非どうぞ。

映画「スターリンの葬送狂騒曲」を愉しむために?

スターリンの葬送狂想曲」とは、なかなかに刺激的なタイトルです。ロシアでは上映禁止になった映画だそうです。いよいよ日本公開です。

この映画を愉しみ、更に理解を深めるために、こんな本はいかがでしょうか?

  

まずはスターリンの評伝『スターリン 青春と革命の時代』『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち(上)』『スターリン 赤い皇帝と廷臣たち(下)』の三冊です。

  

そして、公式サイトのトップ画像に出てくる面々のうち『スターリンの将軍 ジューコフ』『スターリンの娘(上) 「クレムリンの皇女」スヴェトラーナの生涯』『スターリンの娘(下)「クレムリンの皇女」スヴェトラーナの生涯』の二人の評伝も出しております。

読み応えのある本ですが、面白さは抜群です。映画を見る前、あるいは見た後に是非どうぞ!

ペンギンは涼しげなのでしょうか?

書店を回っていると、店内の目立つところで『ペンギン・ハイウェイ』の文庫本が積まれているのが目に入ってきます。森見さんの作品なんですね。

  

どんな作品なのかと言いますと、ネットの紹介記事などでは

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした―。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。

と書いてありました。面白そうなストーリーです。そして、どうやら映画化されたようです。この夏、8月に公開だそうです。それで店頭でも原作本を猛烈にプッシュしているということのようです。

でしたら、同じペンギンつながりで、『ペンギンの島』も一緒に並べていただけないものでしょうか? こちらは

聖者の手違いから人間に変身したペンギンの国の年代記を通して、フランスの歴史を戯画的に語り直したノーベル賞作家の埋もれた名作。

というストーリーです。いかがでしょう? こちらも負けず劣らず面白い作品だと思いませんか?

ちなみに、本作はペンギンに洗礼を施してしまったため、ペンギンを人間にしてしまうという話なわけですが、『神は死んだ』という作品には「「神の肉」を食べたために、知性が高度に発達した犬へのインタビュー」が出て来ます。こちらも荒唐無稽さは負けず劣らず、そしてとても面白い作品です。

日本語人って?

今朝の朝日新聞です。

温又柔さんの『台湾生まれ 日本語育ち』のことが載っています。

が、残念ながら、この本は現在品切れなんです。

そのうち、Uブックスになるんじゃないかしらと期待している読者の方も多いのでしょうね……

これはあまりにもこじつけ、かしら?

今朝の朝日新聞に載っていた広告です。

集英社新書で『テンプル騎士団』という本が出ているようですね。実は文庫クセジュにも『テンプル騎士団』という、まるっきり同じタイトルの本があります。

まあ、「テンプル騎士団」は歴史上それなりに有名なタームですから、同じタイトルの本が出たからといって驚くにはあたりません。むしろ、読み比べ、テンプル騎士団について多角的な視座を持つことの方が大事なのかも知れません。

ということで、一枚目の写真は同じタイトルの本ということでしたが、次の写真に載せている二冊のつながり、おわかりになりますでしょうか?

実は、左側の『世界史序説』の巻頭に左側の『101/2章で書かれた世界の歴史』が引かれているのです。

ただし、後者は既に品切れの商品ですので、こんな本だったのですとお見せするだけになってしまいますが、ご寛恕ください。

古書店などでは時々見かけることがあるかも知れませんので、興味を持たれた方はそういう機会を狙ってください。

で、『世界史序説』をいま読んでいるのですが、なかなか面白いです、こういう視点の本、読んでいて楽しいです。

ブームはまだまだ続く予感?

今朝の朝日新聞です。

  

アイヌへの関心がかつてないほど高まっているようです。

あたしの勤務先の『ニューエクスプレス アイヌ語』もお陰様で好調な売れ行きです。『カムイユカラを聞いてアイヌ語を学ぶ』ともども、是非、付属のCDでアイヌ語の音に触れてみてください。

テレビアニメ版「ゴールデンカムイ」も10月からセカンド・シーズンが始まるようですね。