書物復権2014

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店それぞれ

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距離感が難しい

碧野圭書店ガール 3』読了。『書店ガール』『書店ガール 2』と読んできて第三作目です。

 

今回もジュンク堂とおぼしき書店チェーンが舞台ですが、主役の二人が一緒に活躍する機会は少ないです。かたや東京で育児と仕事との両立に悩み、かたや仙台で震災との関わり方に悩む、そんなシチュエーションです。ストーリー自体は、この手の作品の宿命として、あくまでも前向きに前向きに、頑張れば結果はついてくる、一生懸命さはきっと誰かが見ていてくれる、という応援メッセージ的なもので、これまでと変わりありません。

ただ、読んでいて、今回は三年たった東日本大震災のことが大きなテーマとして取り上げられていて、被災者との距離の取り方が難しいな、という気がしました。この作品に限らず、被災者を扱ったものにはしばしばこの難しさが感じられます。簡単に言ってしまうと、さほど被害を受けていない東京の人間は震災を忘れた方がよいのか、それとももっと東北の人に何かした方がよいのか、そんなこんな。

この作品に出てくる東北の人の声が、すべての声を代表しているとは思いませんが、こちらが何を思い、何を考えても「所詮、お前たち東京の人間にはわかりっこねえ」と言われているような気がします。そう言われてしまうと、こちらもわかるわけはないし、辛い体験なんてわかりたいとも思わない、と言い返したくなります。どう接すればよいのか、それともむしろ接しない方がよいのか、とりあえずは考えてみるしかないのか、そんな風に思います。

さて、もう一つのテーマは育児と仕事です。どうしても夫婦共働きだと女性にしわ寄せが行ってしまう日本社会。この作品でも子育てと主婦業と書店人としての葛藤が描かれています。出版社の編集がみんながみんな毎日のように深夜まで働いているというのは、いくらなんでも極端だと思いますが、ここに描かれている夫(出版社の編集)は、それでもまだマシな方なんでしょうか?

途中までは両立に悩み、本来の自分を見失っていた主人公も後半はしっかりと未来を見据え、本来の自分を取り戻し、自信を持って周りの人を巻き込んでいきます。この後半の周りの人を巻き込んでいく過程、パート3まで来たこのシリーズの醍醐味でもあるわけですが、実はあたしが一番苦手としていることはこれです。ここが読んでいて一番辛いです。やはり読んでいると、登場人物に自分を置き換えて読んでしまうのですが、このところが一番面倒で、うざったく感じます。もちろん大きなフェアとか、企画を遂行するのには周囲の協力は必要ですが、ここまでの熱意ってないですし、出せません。こんな巻き込み型の人が周囲にいたら、こちらが疲れてしまいそうで、たぶん自然と距離を取るようになるだろうな、と思います。

それにしても、この業界のもっとドン底を、そろそろこのシリーズでも描いてもよいのではないかと、そんな気がします。

もう死んでいるのかも?

先日、紀伊國屋書店で飴屋法水さんのトークイベントのゲスト朝吹真理子さんの『きことわ』を読みました。イベントの前後にちょこっとだけを言葉を交わす機会がありましたが、あたしなんかよりもはるかに落ち着いた感じが漂っていたのですが、あたしよりかなり年下なんですよね。しかし、本作を読むとその独特の言葉遣い、単語の選び方、やはりあたしよりずっと年上に感じられます。

さて『きことわ』ですが、特に何かがあるという作品ではありません。四半世紀も前、母親が管理人をしている物件(別荘)によく来ていたきこ(貴子)と遊んだ想い出を持つとわ(永遠子)。その別荘をきこの家が手放すことになり、解体も近いというので残っている家具などの整理に訪れ四半世紀ぶりに再会を果たします。そして荷造りをして別れる。ただそれだけの話です。

そのあいまに、きこもとわもそれぞれが記憶している想い出の情景がよみがえり、それが挟み込まれて描かれます。よい喩えになっているか不安ですが、誰かと面と向かって話しているのに、その話ながら頭の中では別のことを考えている、そんな感じです。そして、この作品ではその目の前にいる相手の会話を丹念に描きつつ、頭の中の情景も丹念に描いているのです。更には、そんな自分の周囲の様子、目に映るもの、そしてそこから連想されて心に浮かぶもの、そういったものが一つも漏らさず文字にされている、そんな作品です。

と、書いてしまうと簡単なようですが、実際に自分がそれを書いて見ろといわれれば、すぐにでもその難しさがわかるというもの。そして、朝吹さんの筆致のせいなのでしょう、この作品は推さなかった自分が未来を覗き見て(空想して)描いているのか、あるいは齢を重ねた現在の自分が子供のころを懐かしんで書いているのか、どちらが小説の中の「いま」の時間なのかあやふやです。

そして、読み終わった時に感じたのは、もしかして、二十五年後の別荘で再会したというのは嘘ではないのか。きこは既に亡くなっていて、とわが勝手にきこがそこにいるかのように夢想しているだけではないのか。あるいは逆に、とわが既に亡くなっていて、久しぶりに訪れた別荘できこが永遠との想い出に浸っているだけの話なのではないか。そんな気がしてきました。

たぶん、そう解釈してもよいのではないかと、そんな風に思います。

 

韓国ホラー

WOWOWでやっていました。韓国映画「ホラー・ストーリーズ」です。日本では公開されていないようですし,DVDやブルーレイも発売されていないようです。

あらすじは、ある女子高生が目を覚ますと手足を縛られ口には粘着テープという状態。ちょっと薄気味の悪い青年が包丁を片手にいて、彼女に怖い話をしろ、と脅迫します。なんでも眠れなくて、怖い話を聞くと眠れるのだそうです。そんなのあるか(?)という疑問はさておき、加除のは必至に怖い話を語って聞かせます。その四つの話で構成されるのが本映画です。

一つめのお話は、父親は離婚しているのか死別しているのか、とにかく母親が働いていて夜も弟と二人で留守番をしている少女の目線で描かれます。この二人が留守番をしているところへ宅配の配達を装った変質者の男が押し入り、二人は逃げ惑い怖い思いをするというストーリーです。

二つめはスチュワーデス(今はキャビンアテンダントというべきか?)が主人公で、ようやく捕まった連続女性殺人という凶悪犯の護送のフライトに当たってしまった彼女が怖いめに遭います。機内は機長と副操縦士に自分ともう一人のCA。それに犯人と護送の刑事二人。たまたま床に落ちていた釘を密かに拾った犯人が刑事を倒し、CAを殺し、機長、副操縦士も手にかけ、主人公のCAが凶悪犯に立ち向かうという内容です。

三つめは、継母とその連れ子の妹にイヤミを言われ続ける姉(父親は既に亡くなっているらしいが、それなりの遺産があるのか生活は裕福)が、かなりの歳ではあるが見た目の若さを保つ金持ちの後添えになることが決まります。が、妹がちょっかいを出し、結局、その男性は姉ではなく妹と結婚することになります。が、その男性が若さを保つ秘訣というのは結婚相手の若い女性を殺してはその肉体をキムチにして食すること。妹もあえなくキムチにされ、そのキムチがお裾分けとして姉と継母の元へと送られてくるところで終わり。一番グロテスクで後味の悪い作品ですね。

四つめは街中がゾンビだらけになり、数少ない非感染者を救って回っている救急車に傷を負った娘を連れた母親が乗り込んできます。必死の手当の甲斐なく娘は一向によくならず病院へ着くまで持つのかどうか、という具合。というよりも、この娘もゾンビ化してしまっているのではないかという疑いもあり、医者は娘を下ろそうとしますが看護婦がそれを止めようとします。このあたり、状況から考えても医師の主張の方が正しいと思うのですが、作品としては正義感を振りかざす、弱い者の味方としての看護婦にスポットが当たっています。が、そのうち救急車にもゾンビが群がり始め、医師はもみ合いの中で救急車から落ち、運転手もゾンビにやられてしまいます。結局、看護婦も救急車から落ち、残った母と娘は、結局、娘は既にゾンビであった、というオチ。

で、この四つの話を聞き終わって男は遂に眠ってしまいます。助かった、と思った女子高生は、包丁で縛られていた縄を切り、逃げだそうとしたところで……

って、まあ、最後のオチはご想像の通りです。全体の話は特に一話目などは日本的な怖がらせ方だなあと感じますsh、ぞれぞれが趣向を凝らした、かなり趣の異なる作品四つなので飽きずに見られました。韓国ホラーも最近ご無沙汰でしたが、やはり面白いですね。

しっかり立つんだ!

社会人にとってカバンは大事な武器です。

なので、その選択には苦労します。なかなかしっくりとしたものが見つかりません。小さいと荷物が入りきらず、もう一つカバンを持つ羽目になりますし、大きすぎるとこんどは邪魔になります。ちょうどよい大きさというのが難しいのです。

あたしの場合ですと、やはり注文書などの書類が多いのと、弁当箱も入れるので、そしてタブレットも入っているとなると、そこそこの収納力が必要になります。では大容量ならよいのかと言えば、書店で注文書を出す時に弁当箱がチラチラ見えるようなのは避けたいところ。従って、注文書を入れるスペースと弁当箱などを言えるスペースとは分かれている方がありがたいものです。

で、使っていますのが、マンハッタンパッセージの製品です。これは以前にも書きました。その後、もう少し小振りのものも買いまして、ふだんはこの二つを使い分けております。

小振りというのが、こちら、上の写真、「#8170-BK」というモデルです。

そして以前にも紹介した、最初に買ったのがこちら、同じく上の写真、「#8003-k」になります。

で、どちらもそれなりに使いやすいのですが、最近になってやはりと言いますか、ちょっと気に入らないところが出てきました。上の写真を見てお気づきになりましたか?

そうです。どちらも真っ直ぐに立たないのです。表と言うのか、前と言うのかわかりませんが、両方とも荷物を入れていると、上の写真のように斜めになるのです。写真ではやや厚みのあるじゅうたんの上に置いていますからそうでもありませんが、これを板の間に置いたりすると倒れそうになります。これでは電車の網棚に載せた時にも困ります。なにせ、きちんと立っていてくれないのですから。

表側にあるポケットがメインの底部よりも1センチか2センチ高いんですよね。なので、そのぶん傾いてしまう感じです。外側のポケットもメインの底部と同じ位置に付いていれば問題ないと思うのですが。

世のビジネスカバン、カタログなどを見ると「自立」という項目があったりします。自律ではなく自立です。漢字は間違っていません。つまり何か支えになるものに寄りかからせなくても倒れずに立っている、ということです。それを売りにしているカバンも結構ありますが、マンハッタンパッセージのカバンは、辛うじて倒れはしませんが、とても立っていると言える状態ではありませんね。

どうしても使っていると、型崩れが起きてきますので、最初のうちはしっかり立っていたものも、だんだんと倒れてくるのかもしれません。なんか人間の姿、衰えを見ているようで……

ランチパック、こんなにあったのね!

先日、ランチパックの四つ入りというのを取り上げたのですが、それはこちらでした。

4種のおいしさ(たまご・ツナマヨネーズ・ロースハム・チーズクリーム)

この商品を初めて見た時には嬉しく思いました。なぜなら、ランチパックはこれまで同じ味のサンドが二つ入っている製品ばかりで、同じものを二つも食べるのは飽きちゃう、できれば別々の味の商品が入っていればいいのにとずっと思っていたからです。

で、確かに違う味が一つずつ入った商品というのはこれまでにもありました。ただ、個人的にはどうも組み合わせがしっくりこない、一方は好きだけどもう一方はちょっとなぁという組み合わせが多く、なんとなく受け入れられずに来ました。

が、この四つ入りですと、一つ一つが小さいので、前に感じが「あまり好きじゃないなぁ」という嫌悪感というか苦手意識も感じることなく食べられます。「そうそう、このくらいのボリュームがいいのよ」という感じです。

というわけで喜んでいたところ、なんとこの四つ入り、他のパターンもあるではないですか! それがこれです。

4種のおいしさ(焼肉・焼そば・ポテトサラダ・たまご)

ですが、これだけではありませんでした。こんなの(↓)もあれば、

4種のスイーツ

こんなの(↓)もあるんです。

3種のおいしさ(ベーコンエッグ・ソーセージ・ポテトサラダ)

これは4種じゃなくて、3種ですね。このタイプ、今後ますます増えるのでしょうか? 乙女としては、いろいろな種類をちょこっとずつ食べられるのが嬉しいですね。