10✕4=40講

岩波新書の新刊『イタリア史10講』を買ってみました。

既刊の英独仏は読了しているので、この10講シリーズ4冊目になります。まだまだ続くのでしょうか?

さて、なんでこれらを読んでいるのかといいますと……

あたしの場合、辛うじて高校の授業と受験勉強で身につけた世界史レベルの知識は持ち合わせていますが、そんな学生時代から早幾年月、既にその知識もボロボロで抜け穴だらけ。それに大学時代は中国史を専攻していたので、それ以外の国の歴史は片手間に覚えていただけなのです。そこで、こういう手軽な本で、いまいちど勉強のやり直しというわけです。

ほとんど交通手段が限られていた古代ならともかく、ある程度の文明が栄えた後は、東西の交渉はそれなりにあったわけであり、いかに中国史専攻といえども、やはり世界史の知識は必須であるなんて、受験生のころには考えもしませんでした。後悔先に立たずとは正にこのことです。

ところで、上の写真の岩波新書、どうして『ドイツ史10講』だけタイトルが横組みなのでしょう?

「我的」が流行り?

 

店頭で『中国語で読む 我的ニッポン再発見!』という本を見かけました。どこかで見たことのあるタイトルですね。

そうです。『我的日本 台湾作家が旅した日本』です。

どちらも「我的」が共通していますが、前者は「わたしの」と読ませるようですが、後者は「われてき」ですので、カナで検索するときは両方いっぺんにヒットすることはなさそうです。

それに、前者は中国語の学習書というスタイルですが、後者は完全なエッセイですので、語学書の棚と文芸の棚というように、書店で置かれる場所も異なるはずです。

とはいえ、間違って発注されてしまうことがないとは言えないでしょう。こちらも気をつけないとなりませんね。