Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

唇を奪われる!

満員電車。

信号機故障か人身事故でもあったのか、とにかく久々の混雑。少し前、東京で雪が降ってダイヤが乱れた日、電車に乗り切れないほどの人がホームに溢れ、ホームに入りきれないほどの人が改札の外に溢れた、あの日を思い出させるような混み方。

とりあえず、あたしは車内。苦しい体勢ではありますが、なんとか立っていられる状態。もちろん、本を読んだりスマホをいじくるような余裕はありません。とにかく体勢の維持、倒れないよう、転ばないように気をつけるのが精一杯。なにせ手が動かせないので、手すりや吊り輪に掴まることもママなりません。

そんなあたしの目の前に若い女性。若いと言っても中高生と言うほどではなく、たぶん30歳前後のOL。この混雑なので、どちらが意図したわけでもなく、向き合うような体勢になってしまっていました。たぶん、恋人同士でもこれほど密着することはあまりないのではないか、と思われるほど体が密着していて、お互いに顔をどちらへ向けていればよいのか、困ったような感じで電車に揺られています。

が、次の瞬間、電車が揺れ、社内全体が波のように大きく動き、よろけた拍子に、なんと、あたしの口とその女性の口が重なってしまったではありませんか! 「えっ、キス? しちゃった?」

慌てて顔を離すものの、相変わらずの混雑ですから、その場を立ち去ることもかなわず、気まずいムードが……

(-_-;)

(-_-;)

(-_-;)

(-_-;)

(-_-;)

(-_-;)

という夢。

あたし、欲求不満でもたまっているのでしょうか?

鳴り物入り?

どうしたら本が売れるのでしょうか?

とにかくたくさん作って、たくさん作れば安くできるから、多くの書店に並べてもらって、多くの人の目に触れる機会を作れば売れるのでしょうか?

そんなわけないことは自分が一番よくわかっています。

安いにこしたことはないけれど、安ければ売れるというわけではないのも事実です。

でも弱小出版社の哀しさというか、僻みですね、どんな書店に行っても店内の目立つ場所にドーンと積んである他社の本を見ていると、そんな気にもなってしまいます。

でも次の刹那、「あんなに積んだからと言って売れるわけじゃないんだよね」という思いがフツフツと湧いてきます。前の週に山のように積んであった書籍が、翌週にはきれいさっぱりなくなっているのは日常茶飯事です。全部売れたということもあるでしょうが、多くは「それほど売れず裏の倉庫に仕舞われた、あるいは返品された」という運命のはずです。そんなに片っ端から売れていたら「出版不況」なんて、とうの昔に終わっているはずです。

ただ、書店で本がたくさん積んである場合、頼みもしないのに勝手に入荷した、出版社の人に頼まれてちょっと多めに仕入れてみた、自分で売れると判断したから大量に仕入れた、という三通りのパターンがあると思います。最後の例であればよい結果が生まれる可能性が高いわけで、「売れる」と判断してもらうためには、やはり営業マンの営業トーク力がものを言うのではないかと思います。となると、二番目のパターンに近いかもしれませんね。

それはともかく、積めば売れるというものではないけれど、ある程度見せる場を作らないと売れるものも売れなくなってしまうというのも事実です。しかし、見せる場を作るまではなんとかできても、つまり積んでもらうところまでは営業力でできるとしても、それが実際に売れるためには、更に何をしたらよいのでしょうか?

なんで、改めてこんなことを書いているかと言うと、ネットでこんなニュースを見たからです。

広瀬すず主演『ちはやふる』、期待はずれの4位発進!

出版ではなく映画業界、芸能界の話です。当然、出版業界とはかかっているお金の桁が違うはずですが、プロモーションにしろ、市場リサーチにしろ、相当入念にやっているはずです。それでこういう結果。もちろん、一週目だけで判断するのはよくなくて、本だって刊行からしばらくたってから売れ始めるものもたくさんあります。後からの巻き返しもゼロ・パーセントということはないでしょう。

でも、過去の例から見て、初週の動きで結果はだいたい判断できてしまうのでしょう。だから、こんな風に書かれるわけですから。当然のことながら、映画会社の営業マンは、われわれ出版社の営業なんかとは比べものにならないくらい営業努力をしていると思います。それでも、こんな結果。

結局、ブームというかヒットというのって、なかなか制作サイドの思うようには作り出せないということなんですよね。確かに本だって、事前の期待を裏切るものもあれば、さほど期待していなかったのに売れに売れるものがありますから。