Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

「エリック・サティとその時代」って、どんな時代?

夕刻、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「エリック・サティとその時代展」の内覧会へ行って来ました。

ちなみに、最近のマイカー車内のBGMはサティだったりしています(笑)。

ショップには先日久々に重版した『エリック・サティ』も並んでいましたが、展覧会を見ると、本書が非常にこの展覧会とマッチしていることがわかります。新書サイズでお手頃なので、会期中よく売れるのではないかと思います。いや、既にショップでは売れているそうです。

で、サティですが、実はあまりよく知りません。もちろん名前は知っていますし、ジムノペディは聴いたことがあります。と言うよりも、上にも書いたように最近のマイカー車内で聴いているのはジムノペディも含むサティのアルバムなわけですから。

でも、サティがいつごろの時代の人だったのか、そういうこともまるで知りませんでした。1925年に没しているのですね。あたしはてっきり戦後まで生きていた人なのかと思っていましたが、あたしの想像よりも一世代から二世代は上の人だったのだと知りました。

そんなサティの生きた時代のパリを、コクトー、ピカソ、マン・レイなど同時代の人との交流を交えて描き出したのが本展覧会ということのようです。シャノワールなんて聞くと、喫茶チェーンを思い出してしまいますが、全くの別もの、むしろこちらが本家本元なのですよね? ロートレックのイラストなども印象的な展覧会でした。

サティ展で購入。 一番下になっているのが図録。中程の2枚はポストカード。一番手前はボールペン付き一筆箋。

染井吉野ナンシーさん(@someiyoshinonancy)が投稿した写真 –

鑑賞後、図録やポストカードを購入しましたが、やはりサティっぽいネクタイは売っていませんね。ロートレックのネクタイは持っているので必要ありませんが、それすらも売っていませんでした。サティならどんなネクタイがあればよかったのか? さすがにサティの肖像をあしらったネクタイでは面白くないです。やはりマン・レイの「サティの梨」をあしらったネクタイが欲しいところです。

展覧会のスタートにはちょっと間に合いませんでしたが、近々こんな本が出ます。『祝宴の時代 ベル・エポックと「アヴァンギャルド」の誕生』です。展覧会のサイトでも紹介していただいています。これも本展覧会にはうってつけの一冊です。こうしてみると、キーワードはベル・エポック、アヴァンギャルドなんですかね? 世紀末と言ってしまうと退廃的な感じを受けますが、本展覧会を見る限り、そういう後ろ向きなところは微塵も感じられませんでした。あたしの知識があまりにも表層的すぎるのでしょう(汗)。

日本と韓国ですったもんだしたので注目を浴びた世界遺産は他にもいろいろ登録されているんですよ!

明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されたということがニュースになっています。世界遺産に登録されると観光客も増えるので地元は大いに盛り上がっていることでしょう。でも、世界遺産ということは世界的な価値を有していると認められたわけですから、金儲けだけを考えていたのではダメですよね。むしろ、世界遺産としての意義を世界に向けて発信し、なおかつ遺産として後世に残していかなければならない義務を負ったということでもあると思います。

うーん、いろいろ責任が重そうです。お金もかかりそうですね。となると、やはり観光客がいっぱい来て、地元にお金を落としてくれるのが手っ取り早いのでしょうか? しかし人があまり来すぎると遺産を破壊してしまうことにもなりかねません、特に自然遺産の場合は。難しく悩ましい問題です。

で、そんな世界遺産について考えるにはこんな本をどうぞ。

文庫クセジュの一冊、『世界遺産』です。世界遺産の写真集などではなく、「文化と自然をともに保護するという理念と、登録システムや関連条約について紹介」した一書です。

ところで、今回の世界遺産。他にどんな物が登録されたかご存じですか? ほとんどの日本人は知らないでしょうね。新聞やネットを当たれば出てくるはずですから省きますが、一つだけ紹介します。それはフランスのワインの産地、ブルゴーニュとシャンパーニュです。

こういうものも世界遺産になるのか、とちょっと驚きですが、ワインは世界史においても重要な飲料ですから当然と言えば当然なのかもしれません。『ワインが語るフランスの歴史』や『ワインの文化史』なんて本もあるくらいですから。

 

さて、せっかくですから、書店店頭でも、特に料理コーナーでブルゴーニュやシャンパーニュ関連の本を「祝!世界遺産登録」としてフェア展開できないものでしょうか? もちろん日本の世界遺産ほどには盛り上がらないと思いますが、日本の世界遺産だけで盛り上がっているのは「世界遺産」という趣旨からしてよくないでしょう。この際、世界遺産全体のフェアを考えてみたいと思います。

で、こんな本があります。

 

ブルゴーニュの天才醸造家を紹介した『アンリ・ジャイエのワイン造り』と『アンリ・ジャイエのブドウ畑』です。

その他、ブルゴーニュワインについては『ブルゴーニュワインがわかる』『ブルゴーニュのグラン・クリュ』といった本があります。

 

ワイン、フランスワインの本はたくさんあると思いますが、今回はブルゴーニュが選ばれたわけですから、あえてブルゴーニュにこだわって選書するのも面白いのではないでしょうか? 真打ちはこちらになります。

ブルゴーニュワイン大全』です。恐らく、これを越える本は向こう十数年は出ないと思います。最後に、フランスのワイン全般についての読み物『フランスワイン 33のエピソード』もお薦めです。

上で「ブルゴーニュにこだわって」と言ったのと矛盾しますが……(汗)