Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

種の保存

ここ数日、喉が痛くて、軽い風邪っぴき状態が続いているからなのか、変な夢を見ました。あたしが主人公なのではなく、あくまで夢の中の世界を観察しているという夢でした。

この数年、日本人の晩婚化、非婚化、そしてそれに伴う出生率の減少が話題となっています。つまりは、若者が子供を作らなくなったということなわけですが、それについて、いろいろな人が議論をしているのです。会議室でだったのか、シンポジウムのような広い会場でだったのかは覚えていませんが、とにかく学者がたくさん集まっていたようでした。

子供を作らないと言っても、あえて作らない夫婦・カップルもいるが、中には経済的に作れない人だっているし、欲しいし努力もしているけどできない人もいる、といった議論が交わされる中、これだけ子供を作らないことが問題になっているのに、なんで日本は性風俗産業が盛んなんだ、という話題も出てきて、いや、日本は世界的に見て性風俗産業が盛んなのか否か、議論はどんどん明後日の方向へ行ってしまっていました。

そんな中、また別の人が話を戻して、日本人はどうして子供を作らないのか、と改めて提起。作らないのではなく、作り方を知らないのか、といった極論まで出てきました。いや、どんな生物も、教えられなくたって子孫を残しているわけで、これに関しては教えなくたって自然と理解するものではないか、という至極もっともな意見が出されましたが、そこに疑義も呈されました。

そんな議論を聞きながら、あたしが思い出したのは、映画「青い珊瑚礁」です。

 

この映画の中で、子供だった二人は特に姓の知識もないまま成長し、でもブルック・シールズには赤ん坊が出来ます。彼女が嶋の原住民にレイプされたわけではないですから、当然二人の間の子供です。まるっきり知識がなくとも、このように子孫を作る能力というのは生物に本来的に備わっているはずだ、という意見が出される一方、現在の日本の子供に、果たしてこの本来の能力があるのだろうか、という意見が出されたわけです。

疑問を出した学者が、実験的に現在の日本の子供を使って実見をしてみようという衝撃の提案をしました。さすがに無人島に放り出すことはできないので、どこか人里離れた施設に男の子と女の子を隔離して、食べ物などはきちんと与えるとして、性的な知識が一切入らないような環境を作って生活させたら、成長した二人は教えなくとも子供を作るようになるのだろうか、という実験です。

いくらなんでも、それは人権侵害ではないか、という意見が出される中、やってみる価値はある、という賛成意見も少なからずありました。ただ、果たしてそういう環境でよいのか、という問題も提起されました。上記の映画のように、ほぼ原始的なな生活を送らざるをえなくなると、人間の欲望や衣食住という根源的なものに集中し、だからこそ種の保存という方向にも向うのだろうけど、現在の日本のように衣食住に関してはほぼ充足されていて、その他にもさまざまな娯楽があるような社会では、果たして種の保存という本能が目覚めるのだろうか、という意見です。

では、実験に参加する男の子と女の子にはフツーの生活を送ってもらうけど、性的な情報だけは一切シャットアウトしたらどうなるだろうか、という意見も出されましたが、性的情報を一切シャットアウトしたフツーの生活という実験場をどうやって構築するのか、そこで議論は紛糾です。

はい、なんでこんな夢を見てしまったのか、わかりません。特に読んでいた本、見ていたテレビでこういった話題が出ていたわけではありませんので、全くの偶然なんだと思います。あたしの潜在意識にこういう考えがあるのでしょうか? それはともかく、夢の中の学者たちの意見の中で、やはり興味深いのは「人間は教えなくても子供を作れるのかどうか」という点です。現在の社会では、なんだかんだ言ってもネットやマンガ、ドラマに映画など、セックスシーンが氾濫していて、それなりに性行為に小さいころから触れる機会はあります。あれが子供を作る行為と同じなんだと認識している子供は少ないのかも知れませんが。また、農家などで牛や馬を買っていると種付けなどがあって、体験的に子供を作るということを知る機会もあったかと思います。しかし、そういう機会をすべて遮断した場合、今の日本の子供や若者は、子供を作るという本能を持っているのか、保持しているのか、個人的には多少疑問に思えたりします。

果たして派閥抗争なのか?

中国の高官・令計画失脚のニュースが日本のテレビや新聞でもそれなりに取り上げられています。

中国に関心のない方には、「計画って人の名前なの?」というところからして、既に不思議ワールドかも知れません。ネットでは令計画の兄弟の名前がすごいとして話題になっているという副産物もあるようです。兄兄姉本人弟という五人兄弟で、「方針・政策・路線・計画・完成」という名前だというのですから、親は何を考えているのだか……。よっぽど共産党政権とその政策に揺るぎない信頼を寄せているのでしょうか? まあ、一連の報道で、同じく疑惑の渦中にいるお兄さんが「政策」という名前なので、ネット住民が面白がって調べてみたら、他の兄弟もすごい名前だったということなのでしょう。

それはともかく、あたし自身は彼らの名前には興味はありません。関心があるのは、日本の報道でしばしば見られる、今回の件を共産党内部の権力闘争と捉える見方です。図式としては、紅二代である習近平が、先代の総書記・国家主席である胡錦濤の支持母体である共青団の力を弱めるために、その有力者でもある令計画を失脚させたというものです。

確かに、今回の件、共青団にとっては痛手かも知れませんが、今後の十年、二十年先を見据えた人材ということになると、やはり共青団出身者が多くを占めていて、決して大きな痛手になるとは思えません。もちろん令計画を引き立てた胡錦濤の発言力が弱まるということはあると思いますし、それによって習近平の権力がいっそう強固になるという結果も生じるでしょう。

ただ、それで習近平の紅二代が力を得るのかというと、そうではないでしょう。そもそも紅二代を共青団に対立する派閥と見なすことがおかしいと思います。確かに親同士が政府高官同士であったりして、小さいころから仲が良かった、親しかったという関係は個人個人の間にはあるでしょう。でも、それによって派閥が作られるような関係なのかと言えば、そうではないと思います。二代目とはいえ、その境遇などにはかなりの違いがありますから、二代目で良い思いをした人と、逆に苦労をした人とでは同じ紅二代と括ってもよいものか、と思います。

ですから、今回の令計画の事件は、中国の派閥争いなんかではない、というのがあたしの見立てです。

では何か? とりあえず習近平とその政権から言えば、江沢民に近い周永康胡錦濤に近い令計画の二人を失脚させることで、二人の先輩総書記に対しても強く出られる点はあるでしょうし、こういう強い後ろ盾があっても容赦しないという一罰百戒的な意味もあったと思います。そして、この後者の意味の方が習近平にとっては大事だったのではないでしょうか?

一党独裁の中国共産党に自浄能力はあるのか? これは現在の共産党に突きつけられた非常に深刻な問題です。胡錦濤も温家宝もこの問題を放置しておいたら共産党は潰れるとまで語っていたくらいですから、トップレベルでは共有されている認識でしょう。しかし、庶民は「どうせ小物だけを言い訳的に捕まえて、本当にうまい汁を吸っている大物には何のお咎めもないんだろ」と思っているはずです。いや、そう庶民に思われていると共産党の幹部たちは恐れているはずです。だからこそ、トップに可愛がられたものといえども容赦しないぞ、というところを見せつける必要があったのだと思います。

共産党の危機感の表われ、本当に自浄能力があることを満天下に示すため、今回のことは起きたのだと考えられます。問題はこれで庶民の溜飲が下がるのか、ということです。

とりあえずは、「うん、習近平政権、やるじゃないか」「これなら本当に悪い奴らを退治してくれるんじゃないか」という期待を抱かせていると思います。でも、ここからが怖いところだとも思います。こういう感想を庶民が抱いているうちは習近平政権への応援団となりますが、このままもう何人か高官、トップに登りつめた人の腐敗、不正が摘発されたらどうなるでしょう? 庶民は「これで悪事が一掃されて、本当にきれいになった」と思ってくれるでしょうか? むしろ逆に「トップに近い連中の周りでこれだけの悪事を働いていた人がいたということは、まだまだ他にもいるのではないか」「これまで比較的クリーンと思われていた共青団出身者でも、高位に昇ると悪事に染まってしまうんだな」と思い、「結局は権力が共産党に集中しているからいけないんだ」「一党独裁が不正、腐敗の温床になっているんだ」と考え始めるのではないでしょうか? いや、既に第二次天安門事件のころから、そういう指摘をしている人は中国にも大勢いますし、現在も声を上げている人は数知れないでしょう。

となると、共産党を糾すために習近平がやっていることが、共産党を潰すことに繋がりかねません。かといって、腐敗追及は徹底的にやらないと庶民の支持は得られないでしょうから、習近平としては、どこまでやるか、庶民の風向きはどっちを向いているのか慎重に見極める必要もあるわけで、やはり難しい舵取りになると思います。

こう考えると、55年体制なのか知りませんが、複数政党制を実施しつつも、実質的に自民党の一党独裁が行なわれている日本が、習近平には羨ましくて仕方ないのない国に見えているのではないかと思うのです。

あたしの匂い

タイトルは「匂い」ではなく「臭い」の間違いではないか、と言われそうですが、とりあえずは「匂い」でよいのです。

先日、妹家族が来ていたと書きましたが、26日の晩には帰りました。27日から、また地元でいろいろと年末の行事があるのだそうです。子供を持つと、家族を持つと、忙しいことですね。タイトルは、そんな妹家族にまつわるエピソードです。

ちょうど一年前くらいにタブレットを機種交換しました。新しいタブレットは液晶に黄色いシミが出て、一度修理に出したものの、最近またシミが目立つようになったと、このダイアリーでも書きました。機種交換とは言っても、古い機種を渡して新しい機種を持ってくるというわけではなく、古い機種も手元に持っていてもよいことは、ガラケーやスマホと同じです。ドコモの窓口の方も、「新しい機種にトラブルがあったときに、SIMカードを差し替えれば古い機種も使えるので」と言ってくれましたし、カメラ機能などはSIMカードとは関係なく使えます。また、無線LAN環境さえあれば、別にSIMカードがなくても使えるのは、誰でも知っていることではないでしょうか。

あたしも、それまでのタブレットを持っていたのですが、子供の遊び道具としても使えるからと、妹家族にあげてしまいました。「あげた」というのが法律上問題であるのであれば、「貸している」ということになります。妹夫婦の家は、家の中に無線LANがあるようなので家の中であればタブレットも使えるはずですから。

で、妹や妹の旦那が、ちょっとしたネットでの調べものなどに便利に使っているそうなのですが、やはり今の時代の子供です。まだ幼稚園児なのに、甥っ子や姪っ子が器用にこういったデバイスを使っているというのです。あたしの子供のころには考えられない事態です。同じ子供と言っても、根本から違う人種なのではないかと感じます。

それはそうと、あるとき、一番下の姪っ子(3歳)がタブレットを抱えて匂いを嗅いでいるのを妹が見つけました。「何やってるの?」と聞くと、姪っ子は「おじちゃんの匂いがする」との答え。妹はその時点では、「お兄ちゃんがずっと持ち歩いて使っていたから、加齢臭がついているんだろう」くらいに思ったそうです。ただ、それを聞いた小一の姪っ子、年中組の甥っ子も代わる代わるタブレットの匂いを嗅いで、やはり「おじちゃんの匂いがする」と言ったので、妹も恐る恐るタブレットに鼻を近づけてみたそうです。

すると、お香のような香りがタブレットについていたそうです。

はい、あたしが仕事に使っているカバンには匂い袋が入っています。ですから、カバンを空けるとふわっとお香のよい香りが立ち上ることがままあります。匂いに敏感な人であれば、すぐに気づくのではないでしょうか? 仕事上では時々書店員さんに「なんか、いい匂いがする」と指摘されることがありますし、注文書がほのかに香っていたりします。そんなカバンにタブレットも入れて持ち歩いていたので、タブレットにも匂い袋の香りが移ってしまったのでしょう。

しかし、姪っ子や甥っ子にとって、あたしの匂いが「オヤジ臭」ではなく「匂い袋」の香りだなんて、ちょっと嬉しいエピソードではないですか! 先日も京都で匂い袋を買ってきたところですし、これからも素敵な香りを漂わせて仕事に励みたいと思います。

というわけで、タイトルは「臭い」ではなく「匂い」なんです。