Nancy Sensual World
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まもなく自著も刊行予定

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。
この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論
』です。
フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。
最近のRockfield's Diary
今日の配本(12/12/05)
好調に推移
ここへ来て、書評が出始めたので動きがよくなり注文が続いているのがこちらです。
主要全国紙ではなく地方紙にこのところ毎週のように載ったので、各地の書店から注文が来ます。この本、出た直後から書店の方の反応はよかったのですが、実売になかなか結びつかず書評が出ないかなと期待していたのですが、こういう地方紙書評の波状攻撃がここへ来て効果を上げているようです。
次に、これは間違いなく全国紙に出たからですが……
これは全くの海外小説です。音楽書でもなければ、音楽関係のノンフィクションでもありません。週刊朝日にも書評が載ったので、俄然売れ行きに弾みがつきそうです。高額の化け物『2666』の陰に隠れがちですが、本書もガイブンとしてはかなりいい線いってます。
それと、最後に出たばかりなのに出足好調なのがこれです。
中国の近代史、それも一番馴染みのない時代だと思いますが、これが実に面白いです。この十数年がこんなに面白いなんて迂闊にも知りませんでした。軍閥たちの離合集散、あまりにも自分のことしか考えないバカさ加減というか愚かさには、当時の日本軍でなくとも呆れてしまいます。それでも一所懸命に時代と格闘する彼らは格好いいです。
凍りの掌
一部で話題のコミック『凍りの掌』読了。
絵のタッチはほのぼのとして、ある意味、映画「火垂るの墓」を思い出させます。が、内容はその「火垂るの墓」と同様、かなりキツイものです。
最初に驚かされたのは、主人公が東洋大学生だったということ。なんだ、先輩なのかと感じました。
シベリア抑留体験の中ではもっと厳しい体験をした人もいたかも知れませんが、この主人公が味わったものもかなり壮絶です。日常的に人の死と向き合うなんて現在の我々にはあり得ませんし、それに対して何の感慨も催さなくなるなんて信じられない感覚の麻痺だと思います。
本書を読んで感じることは、結局敵味方の違いはあれど、どちらにしてもうまく立ち回ってうまい汁を吸う人間がいて、一番底辺の人間は常に虐げられるだけなんだということ。関東軍や満鉄の偉い連中は終戦間際のうのうと帰国したはずなのに、何も知らされることなくソ連軍に蹂躙された下級兵士はこんな目に遭ったわけなのですね。
そして、中国人にしろ朝鮮人にしろロシア人にしろ、たとえ敵味方とはいえ個人レベルでは友情までは行かなくともそれなりの交流が生まれるということに多少の救いを感じました。どうして国レベルにこの気持ちを活かせないのか……
最後に、やはり共産党は一筋縄ではいかない存在であるということです。極限状態の日本人捕虜に徹底的な洗脳を施し、日本へ送り込む、それを待ち受ける日本人の偏見、差別。これも哀しい現実だったのでしょう。
それにしても、著者が直接体験していないことなので、ストーリーがかなりアバウトです。たぶん語り手である著者の父(主人公)の記憶も曖昧なところが多いのでしょう。それを小説的な脚色で補わなかったところにむしろ共感を覚えます。やろうと思えばいくらでももっと悲惨な物語にも哀しい物語にもできたはずです。それをせずに聞いたままを淡々と絵にした著者の態度は立派だと思います。





