阪急電車
関西ツアー中です。梅田をベースに神戸、京都にも足を延ばしています。その場合、JRを使うこともありますが、それよりは阪急電車を使うことが多いです。姫路まで足を延ばすときはJRなのですが、阪急電車にも山陽電鉄が乗り入れていて、三宮で姫路行きの電車を見ることもあるので、これで行ったらどれくらい時間がかかるのだろうか、などと考えたりもします。
さて阪急電車です。
『阪急電車』のことではありません。あくまでも実際の電車のことです。それにしても、阪急電車とか阪神電車、京阪電車と、関西の私鉄は「電車」という言い方が多いですね。東京ではほとんど聞きません。東京なら東急、小田急、京王、京成が電鉄、西武、東武が鉄道と言うのが普通だと思います。あれっ、京急は何でしたっけ?
それはさておきその阪急電車ですが、なぜホームの数え方は何号線と言うのでしょうか? 阪急以外は何番線と言っている気がします。阪急だけが「号線」を使っていると思います。これがどうも慣れません。
慣れないと言えば、阪急電車は発車間際のアナウンス、「何号線、ただいま発車します」と言います。この「ただいま」がやはり気になります。東京ではそんな言い方はしないと思います。「何番線、まもなく発車します」といったところでしょうか? 「まもなく」も言わないかも知れませんね。
こういう東西の違いに多少戸惑いながらの関西ツアーです。
今日の配本(16/03/08)
関西は暑い!
HOTな(?)メディア情報
急な告知ですが、本日夜、NHKのBSプレミアムで放送の「ザ・フォークソング~出張ゼミナール~」には歌手の友川カズキさんが出演予定です。
熱狂的なファンのいる友川さんですが、こういう番組で初めて知ったという方も多いのではないでしょうか? そういう方には『友川カズキ独白録』をお薦めします。
続いては雑誌。発売中の「SINRA」3月号はオオカミ特集です。
同誌には、あたしの勤務先ではお馴染み、丸山直樹さんがC・W・ニコル氏と誌上対談をされています。
丸山さんと言えば、『オオカミが日本を救う!』『オオカミを放つ』ですが、あたしの勤務先ではそれ以外にも『オオカミ 迫害から復権へ』『ウルフ・ウォーズ』といった本も出しています。
特に『ウルフ・ウォーズ』は同誌とそっくりなカバーではないですか?
大英帝国と大日本帝国
外文リーガーの活躍
豊崎由美さんが隔月で行なっている「読んでいいとも!ガイブンの輪」というイベント。毎年年末は海外文学を出している主な出版社の編集担当者を一堂に集めて、「今年出した本、来年出す予定の本」を語ってもらう、「」をやっています。
昨年の12月は八重洲ブックセンター本店で行なわれたのですが、そこに集った出版社は、河出書房新社・群像社・国書刊行会・作品社・松籟社・白水社・早川書房・藤原編集室。
で、今年の日本翻訳大賞の二次選考に残った16作品を見てみますと、河出書房新社が3作品、早川書房・白水社・国書刊行会がそれぞれ2作品、群像社が1作品と10作品を占めています。これはかなりの高確率ではないでしょうか?
ちなみに昨年の第一回も大賞2作品のうち一つは白水社。読者賞が作品社。これらを含む二次選考17作品のうち7作品が外文リーガー8社の作品でした。
つまり、書店で海外小説を充実させたいというときには、まずはこの8社(藤原編集室は出版社ではありませんが……)の作品からチョイスしていけば外れはない、と言えるのではないでしょうか?
とまで言ってしまったら、ちょっと手前味噌でしょうか?
今年もバラエティ豊か?[後編]
ではでは、続きまして残りの8作品。
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『キャロル』
パトリシア・ハイスミス著/柿沼瑛子訳、河出文庫。パトリシア・ハイスミスはアメリカの作家です。
ニック・ハーカウェイ著/黒原敏行訳、早川書房。ニック・ハーカウェイはイギリスの作家です。
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『出身国』
ドミトリイ・バーキン著/秋草俊一郎訳、群像社。ドミトリイ・バーキンはロシアの作家です。
李炳注(イ・ビョンジュ)著/松田暢裕訳、東方出版。李炳注は韓国の作家です。
サルー・ブライアリー著/舩山むつみ訳、静山社。サルー・ブライアリーはインドの作家です。
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『歩道橋の魔術師』
呉明益(ウー・ミンイー)著/天野健太郎訳、白水社。呉明益は台湾の作家です。
ヴァーノン・リー著/中野善夫訳、国書刊行会。ヴァーノン・リーはイタリアの作家です。
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『紙の動物園』
ケン・リュウ著/古沢嘉通訳、早川書房。ケン・リュウは中国系アメリカ作家です。
という16作品ですが、この中で英米系作家と言えるのは5作品でしょうか? なんと過半が非英米となります。これもまたすごいバラエティ豊かなラインナップではないでしょうか?
今年もバラエティ豊か?[前編]
先日発表された日本翻訳大賞の二次選考対象16作品。
昨年の授賞式で、英米系外の作品が多く残ったことに、選考委員の柴田元幸さんが驚かれていたのを印象深く覚えています。日本の翻訳界の豊穣さを表わすものとして、柴田さんももちろん喜んでいたわけですが。
ということで、今回の16作品はどうなっているのか、あたしなりに調べてみました。
キルメン・ウリベ著/金子奈美訳、白水社。キルメン・ウリベはスペイン・バスクの作家です。
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『動きの悪魔』
ステファン・グラビンスキ著/芝田文乃訳、国書刊行会。ステファン・グラビンスキはオーストリア=ハンガリー帝国時代の人、現在はポーランドになります。
マリ・ゲヴェルス著/宮林寛訳、河出書房新社。マリ・ゲヴェルスはベルギーの作家です。
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『素晴らしきソリボ』
パトリック・シャモワゾー著/関口涼子訳、河出書房新社。パトリック・シャモワゾーはカリブ海のフランス領マルティニーク島出身の作家。
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『春草』
裘山山(チウ・シャンシャン)著/于暁飛監修/徳田好美・隅田和行訳、日本僑報社。裘山山は中国の作家です。
チャールズ・ディケンズ著/井原慶一郎訳、春風社。チャールズ・ディケンズはイギリスの作家です。
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『夢へ翔けて』
ミケーラ・デプリンス著/田中奈津子訳、ポプラ社。ミケーラ・デプリンスはシエラレオネの作家です。
トレヴェニアン著/江國香織訳、ホーム社。トレヴェニアンはアメリカの作家です。
とりあえず、まずは半分の8作品でした!
またしても併売推奨品!
JTBパブリッシングの新刊『地図で解明!東京の鉄道発達史』が並んでいるのを見かけました。
著者は今尾恵介さん、そしてこのタイトル。なにやら思い出しませんか?
はい、あたしの勤務先のウェブサイトで連載し、それを書籍化した『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東1』『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東2』『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東3』の3冊です。
これらは当時の地図と鉄道事業開業に当たって鉄道省に提出された鉄道会社の文書から、どんな風に鉄道が敷設されていったのか、関東の私鉄に絞って語った本です。JTBの本は鉄道省文書こそ使っていませんが、地図を読み解きながら、鉄道の発達を語るということでは共通します。そして私鉄に限らず、東京の鉄道全般にわたって書いているのが違いといったところでしょう。
これは一緒に並べて売らない手はないでしょう。JTBの新刊のあとがきには、真っ先に『地図と鉄道省文書』3冊のことが書かれています。そのくらい、著者・今尾さんにとって、出版社こそ異なりますが、これらの本はお互いに密接に結びついているのだと思います。
書店員の皆さま、是非是非どうぞよろしくお願いいたします!