Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

› 続きを読む

最近のRockfield's Diary

別巻が楽しみ!

この週末の読売新聞の紙面です。

フランス現代思想が熱い、ということなのでしょうか? 挙がっている名前はデリダ、レヴィ=ストロース、フーコーといった面々。

となると、この秋刊行予定の『メルロ=ポンティ哲学者事典』の別巻が、ちょうどこういった哲学者を扱っていますので、非常に参考になると思います。

西美より東博?

乃木坂46の白石麻衣と西野七瀬が、東京国立博物館で開催中の「タイ~仏の国の輝き~」を見学したそうです。

現在、乃木坂46はタイの観光大使をやっているので、みうらじゅんやいとうせいこうを使うよりも彼女たちを使った方がよかったのではないか、という気もします。

いや、そんなことを考えるのは、タイの仏教美術に興味がある乃木オタだけか……

となると、極めて狭い、限られた人になりますね(汗)。それよりも一般のタイ好き、仏教美術好きにアピールするには、みうらじゅん、いとうせいこうのコンビの方がふさわしいのでしょう。たぶん、乃木坂を使ったら、そういう一般の人を逃がしてしまう結果になるかも知れませんし、そのあたりは難しいところですね。

本当に好きなら、みうらじゅんやいとうせいこうに関係なく展覧会に行くでしょうし、乃木坂がサポーターをやっていれば、タイ展になんて興味ない若者が行くかも知れませんし。乃木坂とコラボしたグッズを売れば、少なくともオタはそれを求めて東博へ行くでしょう(笑)。

そういえば、カップリング曲にブータンの曲があったときに、やはり上野でブータン展をやっていましたね。

とまあ、世間的には西洋美術館のアルチンボルド展の方が人気あるみたいですが、あたし的にはどちらも甲乙つけがたい、素晴らしい展覧会です。

って、こういう書き方をすると、地方民は東京を羨ましがるのでしょうね。

それにしても、まいやんとなあちゃんはいつ行ったのでしょう? 基本は月曜日が休館日ですが、平日の閉館後だったのでしょうか?

学生さん、とにかく教科書は買いましょうね!

昨日は午後から大学生協のセミナーでした。書籍部門担当者が集まって、生協で如何に書籍を売り伸ばすか、という勉強会です。書店でもチェーン店ではこういったジャンルごとの勉強をやっているという話も聞いたことがありますが、ここまで大規模なものはほとんど聞いたことがありません。

 

さて、最初は吉見俊哉さんの講演。同誌の著書『大学とは何か』『「文系学部廃止」の衝撃』を踏まえたお話でした。時間の関係で最後の方が駆け足になってしまったのは残念でしたが、興味深い内容でした。講演の柱だけまとめておきますと

1)「文系学部廃止」報道の虚実 2)大学の現在 3)大学の死 大学の再生 4)出版の爆発 出版の危機 5)「文系」は役に立つ 6)大学のゆくえ 本のゆくえ

という内容でした。

この講演の引き続き、各生協の事例報告。今回は教科書販売の取り組みがテーマで、山形大学生協と近畿大学生協の方がそれぞれの取り組みについて報告されました。それを受けてと言いますか、生協連の若手の方々のパネルディスカッションが続き、今日は分科会的に分かれて議論をされているのだと思います。

いくつかの報告を、聞きかじりのメモを元にまとめますと、大学のクォーター制に合わせ教科書も薄いもの、簡単なものが求められているとのこと。またそれに伴い、安い教科書の需要が高まっているようです。厳密にクォーター制になったら、生徒は年に4回も教科書を買わなければならなくなるわけですから、金銭的な負担もバカにならないですよね。先生もそのことは意識していて、たぶん出版社も考えないとならない点だと思います。ただし、このクォーター制は全国的に見るとまだまだ過渡期で流動的な要素も大きいので、もう少し様子を見ないとならない、というのも事実だと思います。

他には、教科書展示会なる催しを実施している生協がいくつかあることを知りました。不勉強で昨日初めて知ったのですが、つまりは生協店舗内なのか別に会場を借りるのかはわかりませんが、ともかく出版社から出ている教科書を集めて並べ、教員の教科書決定(=採用決定)の参考にしてもらおうということらしいです。

出版社から見ると、「個々の先生には献本として教科書の実物を送っているわけだから…」という意見もあると思います。実際にその展示会で採用を決める先生がどれくらいいるのか、まだまだ少数のようですし、ある大学生協では8月か9月に展示会を開催予定とのことですが、来週からの採用を予定している新刊教科書が夏の時点で出来上がっている出版社がどれほどあるでしょう?

ちょっと否定的な書き方になってしまいましたが、生協での教科書展示会が一般化し、そこで採用品を選ぶのが教員の側でも普通のルーチンとなってくるようであれば、出版社側もそれに間に合うように教科書を作るようになると思います。もちろん売れ行き良好なら既刊でも展示会に並べればよいと思いますし、これによって個々の先生への献本が減らせるのであれば、出版社にとってもありがたいとは思います。

また実際の教科書販売では、とにかく短期間に学生の購入が集中するわけなので、待たせない、迷わせない、すぐ買える、という3点が重要なようです。生協によっては教科書販売所を別途も受けているところもありますが、層で内政教も多数あります。教科書の種類は講義の種類だけありますし、学生の数だって千をもって数えるほどいます。それがわずか一週間か二週間で動くのですから、まさに生き馬の目を抜く状況でしょうね。

レジを増やしたり、生協用のプリペイドカードを導入したり、やれる限りの努力を傾けている様子がうかがえました。教科書販売が生協の売り上げのかなりの割合を占めるからとはいえ、こんな風に本を売ること、読者(学生)に届けることに必死になっている方々が大勢いることに出版社としては大きな勇気と希望をもらったような気がした半日でした。