Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

› 続きを読む

最近のRockfield's Diary

限界は超えられる!

消えゆく「限界大学」』が好調で増刷が決まったということは既に書いたと思います。

 

大学全入時代、そして少子化の波。大学経営が難しくなってきているのは素人にもわかります。大学のレジャーランド化などと言われ、入ったはいいが勉強もしないで遊んでばかりという大学生が問題になっていたのはいつの時代だったでしょう?

かつては大学生の質が問われていたものですが、最近では『Fランク化する大学』何ていう本がヒットしたように、大学の質が問われているようです。生き残りをかけて、大学経営も真剣に考えないといけないのでしょう。だからなのでしょう、こういったテーマの本が陸続と出版されているようです。

  

『限界大学』と併売されていたのは、『平安女学院大学の奇跡』『日本の大学、崩壊か大再編か』『ローカル大学と共に』などでした。大学関係者が主に買っているのでしょうか? ただ、一口に大学関係者と言っても、教員もいれば職員もいますし、私立ですと理事なんて人たちもいますよね。教員にも専任と非常勤がいて、たぶん職人にも正規と非正規がいるのではないでしょうか? そして子供大学に通わせている親だって、「息子・娘の通っている大学は潰れないだろうか」とハラハラしているのかも知れません。

が、そういう人たちが買って読んでくれているのだと思いますが、なによりも、東京など都会の大学と地方の大学の差というのも無視できないでしょう。そもそも「限界大学」という命名も「限界集落」からのものですし、過疎が進む地方では、村落も立ちゆかなくなっているわけですから、ちょっとした地方都市では大学も成り立たないのかもしれません。

地方へ出張へ行くと、書店もそうですが、大学も数が少ないです。翻ってみると、博物館や美術館などの文化施設や映画館などの娯楽施設も、やはり東京がダントツの数を誇っています。なんでも一極集中でいいのかなあ、と感じますが、その東京も、少し前に「いずれ豊島区は消滅する」なんていうショッキングなデータが出ましたっけ……

そんな話の前に、「限界大学」ならぬ「限界出版社」も数知れず、だと思います(爆)。

しかし、これらの本、ダメな大学や暗い将来ばかりを描いているわけではなく、成功事例もきちんと載っています。そんなところに光明を見出し、ヒントを見つけるのが正しい読み方なのでしょう。

会ったことはないですが親近感を覚えますね

今朝の朝日新聞を広げたら見覚えのある名前が……

お二方ともお会いしたことはありませんが、それぞれの著書『ポピュリズムとは何か』『不平等との闘い』を読んでいましたので、なんとなく勝手に親近感を覚えています。

 

ちなみに、この対向ページには、あたしの勤務先の著者である宇野重規さんが、やはり登場されていました!

フェアとかチラシとか……

下の写真は、紀伊國屋書店新宿本店、人文書コーナーのエンド台。ちょうどロシア革命100周年記念フェアが始まったところです。

なんとなく、あたしの勤務先の本が多いような気がしますが、気のせいでしょう。とはいえ、意外とあたしの勤務先、ロシアものを出していたんですね(汗)。

そして上の写真は書店に置いてあったチラシです。

一番右は、同じく紀伊國屋書店新宿本店の「心理学書販売研究会フェア」のチラシです。「心理学書、この1冊」として、2016年に話題になったり、書評で取り上げられた書籍のフェアです。あたしの勤務先は関係ありませんが、心理学って、やはりちょっと気になります。

真ん中は水声社のセルバンテス全集のチラシ。なんと全7巻。昨年が没後400年だったそうですが、それにしてもこの時代、力の入った企画です。力が入ったといえば、水声社の「人類学の転回」も渋いけれど、興味深いシリーズです。

そして一番左は、KADOKAWA・講談社・新潮社・中央公論新社・文藝春秋という大手合同の「藤沢周平没後20年文庫フェア」のチラシです。広げると簡単な年譜にあさのあつこ、上橋菜穂子、中江有里による「おんなが愛する藤沢周平」という文章、それに北大路欣也のインタビューが載っています。

文庫のフェアなので言っても仕方ありませんが、個人的には『藤沢周平伝』も並べてもらいたいところです。

最後に、これはチラシも何もありませんが、講談社のメチエから『天皇と和歌』という本が出ました。

 

同社のサイトの内容紹介には

被災地やかつての戦地を訪れ、その思いを歌に詠む現代の天皇。和歌と天皇は、万葉の時代から、多彩かつ強固に結びついてきた。ライバルを次々と倒して即位した雄略天皇は〈愛〉の歌を詠み、二十一もの勅撰和歌集が五百年以上をかけて編まれ、歌道の秘伝「古今伝受」は、「御所伝受」として江戸時代に存続し、明治天皇は、生涯に十万首におよぶ歌を詠んだ。和歌を通して見えてくる、「日本社会にとっての天皇」とは。

とあります。ちょっと視点は異なりますが、『うたう天皇』を一緒に並べてもらえるとありがたいのですが……

なぜ和歌を詠むことが天皇の重要な仕事なのか。その目的が恋や自然賛美だけではない、平和を手中に収めるための国づくりの「日本知」であることを、万葉の碩学が鮮やかに読み解く。

同書の内容紹介は上の通りです。