左京区桃栗坂上ル

左京区桃栗坂上ル

瀧羽麻子 著

〈女子読み恋愛小説第1位〉の『左京区七夕通東入ル』、第2作『左京区恋月橋渡ル』につづく、「左京区」シリーズ最新作にして、幸福度200%の最高傑作が、ついに文庫化。

2021年11月2日

天皇と儒教思想 伝統はいかに創られたのか?

天皇と儒教思想
伝統はいかに創られたのか?

小島毅 著

8世紀の日本で、律令制定や歴史書編纂が行われたのは、中国を模倣したからだ。中国でそうしていたのは儒教思想によるものだった。そして、江戸時代末期から明治の初期、いわゆる幕末維新期には、天皇という存在の意味やそのありかたについて、従来とは異なる見解が提起され、それらが採用されて天皇制が変化している。そして、ここでも儒教が思想資源として大きく作用した。本書は、その諸相を取り上げていく。

2021年11月2日

美麗島紀行

美麗島紀行

乃南アサ 著

美しき、麗しの宝島、台湾。数奇な運命を辿ったこの島に魅了された作家が、丹念に各地を歩き、人々と語らい合い、ともに食べ、その素顔にせまる。日本人の親友の妹と結婚した考古学者、日本統治下時代を「懐かしくて悔しくて」と語る古老、零戦乗りを祀る人々……。彼らの面影には私たちが見失った私たち自身の顔も浮かび上がるのだったーー。歴史と人に寄り添った、珠玉のような紀行エッセイ集。

2021年11月2日

遊廓と日本人

遊廓と日本人

田中優子 著

遊廓は二度とこの世に出現すべきではなく、造ることができない場所であり制度です。一方で遊女が、高い教養を持ち、輸入香木を焚きしめ、とても良い香りを放ち、和歌を作り、三味線を弾き、生け花や抹茶の作法を知っており、一般社会よりもはるかに年中行事をしっかりおこない、日本文化を守り継承してきた存在でもあったことを忘れてはなりません。

2021年10月30日

最澄と徳一 仏教史上最大の対決

最澄と徳一
仏教史上最大の対決

師茂樹 著

これは問答か、謗法(ほうぼう)か。平安時代初期、天台宗の最澄と法相宗の徳一が交わした批判の応酬は、仏教史上まれにみる規模におよぶ。相容れない立場の二人が、五年間にわたる濃密な対話を続けたのはなぜだったのか。彼らは何をどのように語り合ったのか。「真実」を求める論争を解きほぐして描く、仏教史の新たな見取り図。

2021年10月21日

雨の島

雨の島

呉明益 著/及川茜 訳

ごく近い未来を舞台に、ウイルスプログラム「裂け目」から送られる親しい人々の記憶と、台湾の自然、動植物をモチーフとして描かれる美しい6つの短篇集。著者自作のカラー博物画6点収録。

2021年10月21日

夜の声

夜の声

スティーヴン・ミルハウザー 著/柴田元幸 訳

人魚の死体が打ち寄せられた町の人々の熱狂と奇妙な憧れを描く「マーメイド・フィーバー」。夜中に階下の物音を聞きつけた妻が、隣で眠る夫を起こさずに泥棒を撃退しようとあれこれ煩悶する「妻と泥棒」。幽霊と共に生きる町を、奇異と自覚しつつもどこか誇らしげに語る「私たちの町の幽霊」。勝手知ったるはずの自分の町が開発熱でまるで迷宮のようになってしまう「近日開店」……。

2021年10月20日

士官たちと紳士たち 誉れの剣Ⅱ

士官たちと紳士たち
誉れの剣Ⅱ

イーヴリン・ウォー 著/小山太一 訳

悪夢のような戦場と、士官として重責を担うはずの紳士階級が露呈する無能ぶり。作家自身の従軍体験にもとづき、戦争の愚かしさ、恐ろしさとともに、英国階級社会の変質を痛烈に描いて、第二次世界大戦に取材した英国小説の最高峰と評されるイーヴリン・ウォー畢生の大作《誉れの剣》三部作の第二巻。本邦初訳。

2021年10月20日

台湾有事 米中衝突というリスク

台湾有事
米中衝突というリスク

清水克彦 著

中国の台湾への武力行使に端を発した、米中による軍事衝突のリスクが高まっている。台湾問題の解決と祖国統一は歴史的任務と明言し、覇権主義的な行動を強める中国と、インド太平洋で軍事プレゼンスを維持したいアメリカ。両国が軍事衝突すれば、日本も無関係ではいられない。長く国際情勢を取材してきたジャーナリストが、米中それぞれの思惑、日本の課題を解説する。

2021年10月19日