もう死んでいる十二人の女たちと

もう死んでいる十二人の女たちと

パク・ソルメ 著/斎藤真理子 訳

韓国文学の新しい可能性を担う作家として注目され続ける著者の、10年の軌跡を網羅した日本版オリジナル編集による短篇小説集。本邦初の書籍化。[収録作品]そのとき俺が何て言ったか/海満/じゃあ、何を歌うんだ/私たちは毎日午後に/暗い夜に向かってゆらゆらと/冬のまなざし/愛する犬/もう死んでいる十二人の女たちと

2021年2月16日

満洲国 交錯するナショナリズム

満洲国
交錯するナショナリズム

鈴木貞美 著

かつて中国東北部に建てられた日本の傀儡国家・満洲国。その実態は謎が多い。しかし、最新の研究に基づき、中国大陸における漢民族と満洲族、そして日本の軍部と政治派閥それぞれの立場、満洲国の存立基盤そのものである経済の実態、満洲国内の新聞・文芸・映画などの活発な活動に光をあてることで、ついに、その詳細な全体像が明らかにされてきた。異なるナショナリズムの交錯が生んだ国家とは。東アジアに存在した異形の国の実態に迫る。

2021年2月16日

聊斎志異

聊斎志異

蒲松齢 著/黒田真美子 訳

中国清代の作家蒲松齢が、科挙に落第しつづけるなか、古来の民間伝承などをもとに豊かな空想力と古典の教養を駆使し、仙女、女妖、幽霊や精霊、昆虫といった異能のものたちと人間との不思議な交わりを描いた怪異譚。日本で、また世界で読み継がれる中国怪異小説の傑作。43篇収録。

2021年2月14日

現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史

現代中国の秘密結社
マフィア、政党、カルトの興亡史

安田峰俊 著

天安門事件、新型コロナ流行、アリババ台頭、薄熙来事件、孔子学院――。激動する国家にうごめく「秘密結社」を知らないで、どうやって現代中国がわかるのか? 清朝に起源を持ちいまなお各国に存在するチャイニーズ・フリーメーソン「洪門」、中国共産党の対外工作を担う「中国致公党」、カルト認定され最大の反共組織と化す「法輪功」など。大宅壮一ノンフィクション賞作家が、結社の行う「中国の壊し方」と「天下の取り方」に迫り、かれらの奇怪な興亡史を鮮やかに描き出す。

2021年2月9日

女系天皇 天皇系譜の源流

女系天皇
天皇系譜の源流

工藤隆 著

天皇系譜に初代神武天皇以来、断絶がなかったとするのは、明治政府の創出だった! 『古事記』『日本書紀』の天皇系譜に加え、考古学資料、文化人類学の母系社会の系譜の調査資料を紐解きながら、日本古代における族長位継承の源流に迫る。

2021年2月2日

累々

累々

松井玲奈 著

デビュー作『カモフラージュ』を超える衝撃。待望の最新小説発売。本当の私は誰。結婚、セフレ、パパ活、トラウマ……。不穏さで繋がる全5編。たくらみに満ちた、著者の新境地。

2021年1月24日

晩年のカント

晩年のカント

中島義道 著

還暦を過ぎ、ようやく購入した自宅。いっさいの装飾を欠いた空間で、家族とのつきあいも絶ち、老哲学者カントは何を考えていたのか。三批判書を書き上げ、名声を確かなものとした彼を襲った、ある筆禍事件とは。同業の哲学者は一度として招待せず、連日四、五時間におよぶ食卓で繰り広げられる会話。女性や人種に対する高慢と偏見の集積。人の名前を覚えられなくなり、アルファベット順の引き出しをこしらえて会見に臨む姿。ケーニヒスベルク市内の年長の高齢者に対する異様な関心……。ある老哲学者の、ぎこちない下手な生き方を辿る。

2021年1月21日

古典籍の世界を旅する お宝発掘の目利きの力

古典籍の世界を旅する
お宝発掘の目利きの力

八木正自 著

著者自身が国内・海外の業者市やオークションで発掘・落札した、奈良時代から明治時代にかけての写本や木版画、かわら版、直筆手紙といった、文学的にも歴史的にも価値の高い貴重な古典籍について紹介する。そのほか、著者が古書業界と関わることとなったきっかけや恩師らとの出会い、世界的に評価される日本の古典籍を支える蒐集家についても紹介する。

2021年1月17日