大都会の愛し方

大都会の愛し方

パク・サンヨン 著/オ・ヨンア 訳

喧騒と寂しさにあふれる大都会で繰り広げられる多様な愛の形。さまざまに交差する出会いと別れを切なく軽快に描く。韓国で新時代の文学として大きな話題を呼んだベストセラー連作小説。

2020年11月26日

迷子の魂

迷子の魂

オルガ・トカルチュク 文/ヨアンナ・コンセホ 絵/小椋彩 訳

あるところに、忙しすぎて魂をなくしてしまった男がいた。男は医師の助言にしたがい、迷子になった魂をじっと待つことにする。すると――。ノーベル文学賞作家トカルチュクが、コンセホのノスタルジックな絵とともに贈る、子どもたちと、忙しい大人たちのための、大切な魂のものがたり。2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞作。

2020年11月21日

1984年に生まれて

1984年に生まれて

郝景芳 著/櫻庭ゆみ子 訳

ヒューゴー賞受賞作「折りたたみ北京」の郝景芳が描く〈中国×1984年〉。 一九八四年、春。天津市の工場でエンジニアとして働く沈智は、半年後に第一 子の誕生を控えていた。ある日、友人の王老西から起業の計画を持ちかけられ、 一度は断るが、自分が間もなく三十歳になること、毎日同じことを繰り返す日々 を過ごしていることにふと気がつき愕然とする――

2020年11月21日

あの本は読まれているか

あの本は読まれているか

ラーラ・プレスコット 著/吉澤康子 訳

冷戦下のアメリカ。ロシア移民の娘であるイリーナは、CIAにタイピストとして雇われるが、実はスパイの才能を見こまれており、訓練を受けてある特殊作戦に抜擢される。その作戦の目的は、反体制的だと見なされ、共産圏で禁書となっているボリス・パステルナークの小説『ドクトル・ジバゴ』をソ連国民の手に渡し、言論統制や検閲で迫害をおこなっているソ連の現状を知らしめることだった。──そう、文学の力で人々の意識を、そして世界を変えるのだ。一冊の小説を武器とし、危険な極秘任務に挑む女性たちを描く話題沸騰の傑作エンターテインメント!

2020年11月21日

この本を盗む者は

この本を盗む者は

深緑野分 著

「ああ、読まなければよかった! これだから本は嫌いなのに!」書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる” 本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。

2020年11月21日

いかさま師ノリス

いかさま師ノリス
エクス・リブリス・クラシックス

クリストファー・イシャウッド 著/木村政則 訳

1930年代、ワイマール文化が咲き誇るベルリン。語り手ウィリアムはアーサー・ノリスと知り合った。立派な身なりをした教養人で貿易業をしているという。ノリスを介しウィリアムは癖のある面々と出会う。ノリスは贅沢な乱痴気生活をしては困窮して姿を消し、次に現われたときには大金を手にしている。彼はまた、多くのベルリン市民と同じように政治にも関心を見せた。ある時、ウィリアムは彼に代わり、取引先に知り合いの男爵を引き合わせるよう頼まれる。だが実は、ノリスの取引先とはさる情報機関だった……。ナチス台頭前夜の狂乱の日々を鋭い洞察力で描く、イシャウッドの予見的傑作、新訳で登場。

2020年11月19日

見えない人間(下)

見えない人間(下)

ラルフ・エリスン 著/松本昇 訳

「僕は見えない人間である。僕の姿が見えないのは、単に人が僕を見ないだけのことなのだ」町の有力者の集まりでバトルロイヤルに参加させられ、演説を行なった代償に、黒人大学の奨学金を貰った〈僕〉は、北部出身の白人理事を旧奴隷地区へ案内するという失敗を犯して、大学を追い出されてしまう。学費を稼ぐためニューヨークへやってきたが、就職活動はうまくいかず、たまたま発揮した演説の才を見込まれて政治運動に参加することに……。ビル地下の穴ぐらに住む黒人青年の遍歴とピカレスクな冒険を描いた20世紀アメリカ文学の名作。全米図書賞受賞。警官による黒人射殺事件を契機にBLM運動が世界的な広がりを見せているが、現在の社会において「見えない」存在と化しているのはアメリカ黒人だけではない。いま読まれるべき小説。

2020年11月19日

見えない人間(上)

見えない人間(上)

ラルフ・エリスン 著/松本昇 訳

「僕は見えない人間である。僕の姿が見えないのは、単に人が僕を見ないだけのことなのだ」町の有力者の集まりでバトルロイヤルに参加させられ、演説を行なった代償に、黒人大学の奨学金を貰った〈僕〉は、北部出身の白人理事を旧奴隷地区へ案内するという失敗を犯して、大学を追い出されてしまう。学費を稼ぐためニューヨークへやってきたが、就職活動はうまくいかず、たまたま発揮した演説の才を見込まれて政治運動に参加することに……。ビル地下の穴ぐらに住む黒人青年の遍歴とピカレスクな冒険を描いた20世紀アメリカ文学の名作。全米図書賞受賞。警官による黒人射殺事件を契機にBLM運動が世界的な広がりを見せているが、現在の社会において「見えない」存在と化しているのはアメリカ黒人だけではない。いま読まれるべき小説。

2020年11月19日

レイシズムとは何か

レイシズムとは何か

梁英聖 著

「日本に人種差別は本当にあるのか」。そのように疑問に思う人も多くいるだろう。だが日本にも人種差別撤廃条約で禁止されている差別が現実に起きている。間違えていけないのだが、現在の人種差別は人種を表に出せないかわり、文化の差異などを理由に差別を扇動しているのだ。なぜそのような差別は起きるのか?日本ではそれが見えにくい理由は?レイシズムの力学を解き明かす。

2020年11月19日

中国法 「依法治国」の公法と私法

中国法
「依法治国」の公法と私法

小口彦太 著

中国法を理解することは、対中ビジネスを行ううえで不可欠なものである。認識の不十分さが深刻な事態を招いた事例は枚挙にいとまがない。そもそも中国法は、私法(物権法や契約法などの民法)と公法(憲法や刑事法など)とでまったく様相が異なる。例えば、経済の円滑な遂行を保証する中国契約法は、国際的な契約立法を取り入れた先進的な法である一方、憲法は立憲主義憲法とはまったく類型を異にしており、市民の精神的、身体的自由に対する公権力の容赦なき弾圧と拷問による自白強要が普遍化している。なぜ中国法はこのように複雑な相貌を有するのか。具体的な裁判例に即して、その謎を解いていく。

2020年11月19日