第三帝国 ある独裁の歴史

第三帝国 ある独裁の歴史

ウルリヒ・ヘルベルト 著/小野寺拓也 訳

ヒトラーは東欧をいかに改造したか? 統治の全貌が明らかに。世界最高峰、最新研究を踏まえた入門書、ついに邦訳! 国民懐柔のために東欧は生贄にされた。第二次世界大戦の最中、金と資源の確保に追われたドイツ帝国は、植民地を徹底的に収奪し、捕虜の労働力利用も進める。ドイツ本国で760万人の外国人労働者は差別的待遇を受け、共同体維持のガス抜きにもされた。ヒトラーは領土を、国民をいかに支配したのか? その統治の手法と欠陥を白日の下に晒す。

2021年3月14日

麦と兵隊・土と兵隊

麦と兵隊・土と兵隊

火野葦平 著

陸軍報道部員として日中戦争に従軍した著者が愛をもって描く兵隊と中国民衆。果てしない麦畑を進軍、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」、杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を懸命に生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」の2作を収録。戦場のリアルを限界まで追求し、書けなかった現実をも想像させる名作。

2021年2月25日

ヒンドゥー教10講

ヒンドゥー教10講

赤松明彦 著

古代のバラモン教、さらには四千年前のインダス文明にまで遡るとされるインドの宗教思想はきわめて複雑だが、その教えは密教儀礼や帰依観念など、日本の宗教にも通ずる面をもつ。本質論に陥らず、歴史的・地域的・社会的な重層性に注意しながら、丁寧なテキスト読解によってヒンドゥー教の思考と実践をとらえる、体系的入門書。

2021年2月22日

土葬の村

土葬の村

高橋繁行 著

これは恐らく、現存する最後といっていい土葬の村の記録である。村人は、なぜ今も「土葬」を選ぶのか? 日本の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。入れ替わるように火葬が増え、現在、日本の火葬普及率は99.9%を超える。土葬は、日本の風土から完全に消滅してしまったのだろうか?

2021年2月18日

もう死んでいる十二人の女たちと

もう死んでいる十二人の女たちと

パク・ソルメ 著/斎藤真理子 訳

韓国文学の新しい可能性を担う作家として注目され続ける著者の、10年の軌跡を網羅した日本版オリジナル編集による短篇小説集。本邦初の書籍化。[収録作品]そのとき俺が何て言ったか/海満/じゃあ、何を歌うんだ/私たちは毎日午後に/暗い夜に向かってゆらゆらと/冬のまなざし/愛する犬/もう死んでいる十二人の女たちと

2021年2月16日

満洲国 交錯するナショナリズム

満洲国
交錯するナショナリズム

鈴木貞美 著

かつて中国東北部に建てられた日本の傀儡国家・満洲国。その実態は謎が多い。しかし、最新の研究に基づき、中国大陸における漢民族と満洲族、そして日本の軍部と政治派閥それぞれの立場、満洲国の存立基盤そのものである経済の実態、満洲国内の新聞・文芸・映画などの活発な活動に光をあてることで、ついに、その詳細な全体像が明らかにされてきた。異なるナショナリズムの交錯が生んだ国家とは。東アジアに存在した異形の国の実態に迫る。

2021年2月16日

聊斎志異

聊斎志異

蒲松齢 著/黒田真美子 訳

中国清代の作家蒲松齢が、科挙に落第しつづけるなか、古来の民間伝承などをもとに豊かな空想力と古典の教養を駆使し、仙女、女妖、幽霊や精霊、昆虫といった異能のものたちと人間との不思議な交わりを描いた怪異譚。日本で、また世界で読み継がれる中国怪異小説の傑作。43篇収録。

2021年2月14日

現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史

現代中国の秘密結社
マフィア、政党、カルトの興亡史

安田峰俊 著

天安門事件、新型コロナ流行、アリババ台頭、薄熙来事件、孔子学院――。激動する国家にうごめく「秘密結社」を知らないで、どうやって現代中国がわかるのか? 清朝に起源を持ちいまなお各国に存在するチャイニーズ・フリーメーソン「洪門」、中国共産党の対外工作を担う「中国致公党」、カルト認定され最大の反共組織と化す「法輪功」など。大宅壮一ノンフィクション賞作家が、結社の行う「中国の壊し方」と「天下の取り方」に迫り、かれらの奇怪な興亡史を鮮やかに描き出す。

2021年2月9日

女系天皇 天皇系譜の源流

女系天皇
天皇系譜の源流

工藤隆 著

天皇系譜に初代神武天皇以来、断絶がなかったとするのは、明治政府の創出だった! 『古事記』『日本書紀』の天皇系譜に加え、考古学資料、文化人類学の母系社会の系譜の調査資料を紐解きながら、日本古代における族長位継承の源流に迫る。

2021年2月2日