累々

累々

松井玲奈 著

デビュー作『カモフラージュ』を超える衝撃。待望の最新小説発売。本当の私は誰。結婚、セフレ、パパ活、トラウマ……。不穏さで繋がる全5編。たくらみに満ちた、著者の新境地。

2021年1月24日

晩年のカント

晩年のカント

中島義道 著

還暦を過ぎ、ようやく購入した自宅。いっさいの装飾を欠いた空間で、家族とのつきあいも絶ち、老哲学者カントは何を考えていたのか。三批判書を書き上げ、名声を確かなものとした彼を襲った、ある筆禍事件とは。同業の哲学者は一度として招待せず、連日四、五時間におよぶ食卓で繰り広げられる会話。女性や人種に対する高慢と偏見の集積。人の名前を覚えられなくなり、アルファベット順の引き出しをこしらえて会見に臨む姿。ケーニヒスベルク市内の年長の高齢者に対する異様な関心……。ある老哲学者の、ぎこちない下手な生き方を辿る。

2021年1月21日

古典籍の世界を旅する お宝発掘の目利きの力

古典籍の世界を旅する
お宝発掘の目利きの力

八木正自 著

著者自身が国内・海外の業者市やオークションで発掘・落札した、奈良時代から明治時代にかけての写本や木版画、かわら版、直筆手紙といった、文学的にも歴史的にも価値の高い貴重な古典籍について紹介する。そのほか、著者が古書業界と関わることとなったきっかけや恩師らとの出会い、世界的に評価される日本の古典籍を支える蒐集家についても紹介する。

2021年1月17日

19世紀イタリア怪奇幻想短篇集

19世紀イタリア怪奇幻想短篇集

橋本勝雄 編訳

「木苺のなかの魂」「ファ・ゴア・ニの幽霊」「死後の告解」「黒のビショップ」「魔術師」「クリスマスの夜」「夢遊病の一症例」「未来世紀に関する哲学的物語 西暦二二二二年、世界の終末前夜まで」「三匹のカタツムリ」、世紀をまたいで魅力が見直される9作家の、粒ぞろいの知られざる傑作を収録。

2021年1月17日

中国人のお金の使い道 彼らはどれほどお金持ちになったのか

中国人のお金の使い道
彼らはどれほどお金持ちになったのか

中島恵 著

中国の都市部の世帯は、持ち家を平均1.5軒持っており、北京市の平均世帯資産は1億3392万円に上る。なぜ、彼らは「お金持ち」になったのか? 本書では急激に豊かになった(たとえば上海市の大卒初任給は30年前の190倍)中国人の資産の増やし方や消費傾向を紹介し、彼らのライフスタイルや価値観の変化を浮き彫りにする。

2021年1月17日

貞観政要 全訳注

貞観政要 全訳注

呉兢 編/石見清裕 訳

1300年以上読まれた「統治の教科書」不朽の古典、全文完全新訳。とても読みやすい平明な訳文と、背景となる歴史がよくわかる解説でおくる、決定版。

2021年1月11日

原子力の哲学

原子力の哲学

戸谷洋志 著

マルティン・ハイデガー、カール・ヤスパース、ギュンター・アンダース、ハンナ・アーレント、ハンス・ヨナス、ジャック・デリダ、ジャン=ピエール・デュピュイ。本書は原子力(核兵器と原子力発電)をめぐる7人の代表的な哲学者の考えを紹介し、それぞれの人と思想の関係を整理する。技術、自然、そして人間……。原子力の脅威にさらされた世界はどのようなもので、そうした世界に生きる人間はどのように存在しているのか、その根源を問うていく。

2020年12月30日

超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』

超解読! はじめてのヘーゲル『法の哲学』

竹田青嗣、西研 著

『精神現象学』と並ぶヘーゲルの代表作、超解読ついに完成。難解な「ヘーゲル語」をかみ砕き、近代社会の「原理」の書として読み直す。予備知識なしに、重要哲学書がわかる「超解読」シリーズ。所有、契約、責任、犯罪と刑罰ーー社会の基礎をなすさまざまなルールは、どのような根拠があれば「正しい」と言えるのか? そして「よき」社会、「よき」国家とは? まさにわたしたちが今生きている世界の「原理」を考える。ヨーロッパ哲学史上、最も重要にして最も難解なヘーゲルの主著を、おなじみのコンビがわかりやすく読み砕く。

2020年12月30日

リベラルとは何か 17世紀の自由主義から現代日本まで

リベラルとは何か
17世紀の自由主義から現代日本まで

田中拓道 著

「すべての個人が自由に生き方を選択できるよう国家が支援するべきだ」と考えるリベラル。17世紀西ヨーロッパの自由主義を出発点として、第二次世界大戦後は先進国に共通する立場となった。しかし、1970年代以降は新自由主義や排外主義による挑戦を受け、苦境に陥っている。はたしてリベラルは生き残れるのか。具体的な政策を交えつつ、歴史的な変遷と現代の可能性を論じ、日本でリベラルが確立しない要因にも迫る。

2020年12月30日