阿辻哲次 著
中国から受容した漢字から、ひらがなとカタカナを作り、それらをまじえて表記してきた日本の書き言葉。漢字は表意文字である特性から中国でも日本でも独自の変化を遂げてきた。ふだん何気なく使っている文字や四字熟語から、漢字という便利な道具の奥深さが見えてくる。漢字学の第一人者がとっておきの逸話を歳時記風に綴ったコラム161篇。
阿辻哲次 著
中国から受容した漢字から、ひらがなとカタカナを作り、それらをまじえて表記してきた日本の書き言葉。漢字は表意文字である特性から中国でも日本でも独自の変化を遂げてきた。ふだん何気なく使っている文字や四字熟語から、漢字という便利な道具の奥深さが見えてくる。漢字学の第一人者がとっておきの逸話を歳時記風に綴ったコラム161篇。
李琴峰 著
あらゆる縛りから逃れたいと願う二人の女性は、異国の地で出会った。両親の反対を押しきり日本で日本語講師の職についた台湾人・柳凝月。新疆ウイグル自治区出身で、日本の大学院を目指す留学生の玉麗吐孜。二人は惹かれ合い恋人同士に。玉麗吐孜の日本語習得を陰で支える柳は、一緒に日本で暮らす将来像を思い描く。しかし玉麗吐孜の心は決まらない。共通の言語を持ち、幾夜も語り合ったはずなのに、柳は玉麗吐孜が背負うものの重さを知らずにいたことに気付く―。今、注目の新日本語文学の旗手が描く、静かな祈りの物語。
一青妙 著
台湾の名家を背負った父と、国際結婚に踏み切った母。そこに生まれた筆者と仲良しの妹。四人で暮らした思い出の実家を取り壊す時、沢山の記憶が詰まった箱子―中国語で「箱」―が見つかった。早くに世を去った両親は、あの時何を考えていたのか?日記や手紙を読むことで二つの故郷が繋がっていく。悲劇の中でも消えなかった家族の愛を伝える珠玉のエッセイ。
早川真 著
2020年1月23日未明、中国・武漢市当局が突然、都市の封鎖を発表。「どうやったら武漢から出られるのか」。混乱する市民。人民解放軍が武漢入り。野戦病院を16カ所設置――。そして春節(旧正月)休暇が始まり、各地に感染が拡大、中国全土で厳戒態勢となった――。現地では何が起こっていたのか。1月に武漢入りした前線記者による、迫真のドキュメント!
仲正昌樹 著
現代哲学―主として二〇世紀後半以後の哲学には、どこにどういう問いがあり、誰によって何が議論されているのか?本書は現代哲学における最もホットな5つのテーマ―正義論・承認論・自然主義・心の哲学・新しい実在論の議論を整理し、そのエッセンスを解説。ロールズ、サンデルからサール、デネット、マルクス・ガブリエルまで。変貌する哲学の見取り図を示す、本格的哲学入門。
伊藤邦武、山内志朗、中島隆博、納富信留 編集
西洋現代哲学、ポストモダン思想から、イスラーム、中国、日本、アフリカなど世界各地の現代哲学までを渉猟し、現代文明の危機を打開する哲学の可能性を探る。
桃崎有一郎 著
京都・武士・天皇と聞くと、「武士が、天皇と京都を脅かしてきた」歴史が想像されるかもしれない。しかし、事実はまったく逆だ。京都を危険に晒してきたのは、後鳥羽・後醍醐ら一部の天皇であり、その復興は源頼朝から信長・家康に至る武士がつねに担ってきた。いったいなぜ、武士は京都を護り、維持してきたのか!? 天皇と京都をめぐる一二〇〇年の「神話」を解体し、古都の本質へと迫る意欲作!
鈴木董 著
ラテン文字圏、ギリシア・キリル文字圏、アラビア文字圏、梵字圏、漢字圏--
五つの文字圏を比べてみると、世界の見方が変わる!
・科挙はなぜ中国社会内部の凝集力を高めたのか?
・日本は長子相続、イスラム世界では?
・箸、フォークとナイフ、右手指食、なぜ違う?
・洋装はいかに非西欧世界に受容されたか?
・なぜ音楽は国境、民族を越えるようになったのか?
・古代ローマと現代アメリカの同化力の限界とは?
・「異才」を育てるための条件とは?
・モンゴル帝国などの開放空間型集団が瓦解した理由
・文明成熟のためのキーワード「フィードバック」とは?
楽しみながら世界史のツボがわかる!
「中国」の形成 現代への展望
シリーズ 中国の歴史
岡本隆司 著
さまざまな勢力が併存、角逐する一七世紀。そのカオスを収拾し、東アジアに君臨した清朝の「盛世」から、多元共存システムがほころびをみせる一八世紀。西洋の衝撃、革命と独立によって清朝が潰え、ふたたび混迷する一九世紀、そして現代へ――。一元化と多元化を往還しつづける、平和と騒乱の四百年を描く。シリーズ完結。