「共感」の思想史
ヒューム,スミスから現代へ
坂本達哉 著
個人の自由は、エゴイズムと何が違うのか。人間は、いかにして公共的になりうるのか。暴力と権威主義が世界に満ちるとき、私たちは何度でもこの問いに答えなければならない。利己主義による腐敗を乗り越えるため、「共感」の可能性を深く追求した一八世紀イギリスの思想的格闘を読み解き、現代の危機に向きあう視座を探る。
「共感」の思想史坂本達哉 著
個人の自由は、エゴイズムと何が違うのか。人間は、いかにして公共的になりうるのか。暴力と権威主義が世界に満ちるとき、私たちは何度でもこの問いに答えなければならない。利己主義による腐敗を乗り越えるため、「共感」の可能性を深く追求した一八世紀イギリスの思想的格闘を読み解き、現代の危機に向きあう視座を探る。
國分功一郎 著
公布から80年、今こそ日本国憲法を本気で考える。憲法をめぐって紡がれた物語は、国民に浸透しつつも、第二次安倍政権下で危機に直面する。その時、立ちはだかったのは意外な〝存在〟だった――。
双雪濤 著/大久保洋子 訳
中国現代工業の一大拠点だった瀋陽市鉄西区は、90年代の改革開放の波に乗れず経営破綻が相次いだ。地元出身の著者が土地に息づく5つの物語を掬った初の邦訳短編集。新文芸誌「GOAT meets」掲載で大反響。
ブリアン・クリスナ 著/西野恵子 訳
巨漢で嫌われ者、友だちもいない会社員のアレは37歳の誕生日、24時間後に死ぬことを決めた。最後の一杯を食べるために行きつけの麺屋に行くも、店主は不在。その後も次々に災難が降りかかり、自殺計画はどうしても実行できない。気が付いたら冤罪で留置所に入れられ、そこでマフィアの親玉に気に入られてその右腕になるが、行き着いたスラム街で様々な人と出会ううちにアレの人生に変化が訪れる……。
イブラヒーム・サミュエル 著/石垣聡子、岡崎弘樹 訳
すれちがう家族、危険をおかす恋人たち、貧困に追い詰められる女性たち――拘束の恐怖や飢えが日常に影をおとす1970-80年代のシリア。人間らしさを手放さないがゆえに葛藤し、狂気に直面する市井の人びとを、獄中生活を経た作家が静謐なまなざしでとらえた9編。
マギー・オファーレル 著/小竹由美子 訳
あの名作誕生の舞台裏には、400年前のパンデミックによる悲劇があった! シェイクスピアは、なぜ亡き息子の名を戯曲の題にしたのか? 夫がロンドンで働く父親不在の一家で子ども達を守り、ペスト禍で奮闘する不思議な能力をもった女性アグネス――。史実を大胆に再解釈し、従来の悪妻のイメージを一新する魅力的な文豪の妻を描いて、イギリス中で喝采を浴びた女性小説賞受賞作。
落合淳思 著
中国文明は、現代まで存続する唯一の一次文明である。秦の始皇帝によって統一され、2000年以上の歴史を紡いだ中華帝国の前史には、人口数百万の国を支えるために、古代人たちが生み出した様々な「発明」があった。