黄金の軍鶏

黄金の軍鶏

フアン・ルルフォ 著/杉山晃 訳

ガルシア=マルケスをはじめ数多の作家に影響を与えたラテンアメリカ文学ブームの先駆者にして、メキシコの国民的作家フアン・ルルフォ。デビュー作『燃える平原』、不朽の名作『ペドロ・パラモ』に続く、その文学的終着点が、本邦初訳でついに登場。

2026年6月4日

継体天皇 六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」

継体天皇
六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」

河内春人 著

5世紀以前、複数の王族集団から適格者が即位していた大王。だが6世紀初頭、北陸からヤマト王権の有力豪族の招聘によって、王権との血縁が不確かな継体天皇が即位する。彼はどのような背景を持ち、なぜ即位できたのか。あるいは新王朝だったのか――。王位継承後、朝鮮半島の新羅、九州の国造磐井など敵対勢力と向き合い、反乱を収め権威を確立していく。血統重視の世襲による天皇家を創った「始祖王」継体天皇と、6世紀の倭の実態を描く。

2026年5月23日

アーリア思想史

アーリア思想史

青木健 著

「西洋哲学史」「インド思想史」「中国思想史」……これらを題した書物は無数にあるのに、なぜ西アジアや中央アジアを冠する思想史はなぜ存在してこなかったのか?

2026年5月23日

台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相

台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相

遠藤誉 著

台湾で、「抗日戦争」当時の国民党の前線報告が機密指定から解除された。そこには、「国共合作」したはずの中国共産党による、日本軍との共謀の事実が「これでもか!」というほど報告されている。日本軍の力を使って蔣介石をやっつけ、天下を取ることを目指していた毛沢東戦略が、否定できないほど明確に裏付けられたのだ。本邦初公開の毛沢東・スターリンの往復電報集と併せて、「抗日戦争」の真の姿を描く。

2026年5月22日

日本語の書き言葉はどう変わってきたか せめぎ合う漢字・ひらがな・カタカナ

日本語の書き言葉はどう変わってきたか
せめぎ合う漢字・ひらがな・カタカナ

釘貫亨 著

「お値打ちセール20%OFF!」日本語では漢字・ひらがな・カタカナ、それにローマ字まで同じ文に共存しているが、これほど複雑な文字体系は世界に類を見ない。漢字からひらがなやカタカナが生まれたが、それらは独自に発展してきた。やがて藤原定家がひらがな文に漢字を所々に混ぜ、仏教説話で漢字カタカナ交じり文が生まれた。今ではひらがな文が圧倒的に優勢となった。文字が生んだ多様で高度な文化社会の変遷を辿る。

2026年5月22日

古典注釈入門 歴史と技法

古典注釈入門
歴史と技法

鈴木健一 著

日本語の古典を読む際に必ず参照する「注釈」。先人の知的格闘の痕跡であるその営みの全体像を、歴史から技法に至るまで丁寧に解説した入門書。

2026年5月22日

南北朝時代

南北朝時代

森茂暁 著

二人の天皇が存在した日本史上稀有な混沌の時代。しかしそれは同時に抑圧されていた「下々」には「成り上がる」恰好のチャンスでもあった。同時代の記録『太平記』で人々が生き生きと跳梁するのもそのような時代ならばこそ。「悪党」「バサラ大名」・・・後醍醐天皇も足利尊氏も、そのような時代を象徴する人物像ではなかったか? それまでになかった新たな「キャラクター」たちが既成の秩序を蔑ろに、新たな時代を切り開く。鎌倉幕府の滅亡から後醍醐による建武政権の成立と瓦解。観応の擾乱を経て足利義満による南北朝合体まで。混沌の中から新たな秩序が生まれ出る過程を多彩な資料を駆使して活写する意欲作。

2026年5月21日

新版 哲学の謎

新版 哲学の謎

野矢茂樹 著

他人ってなんだろう? 自由ってなんだろう? 記憶ってなんだろう? 難解な専門用語に頼らず、日常生活の言葉を使って哲学のギモンに迫る画期的な対話篇。刊行から30年、哲学入門の大定番として読み継がれてきた名著が完全リニューアル!

2026年5月21日

維摩経とは何か 空・不二・中道から読むブッダの思想

維摩経とは何か
空・不二・中道から読むブッダの思想

植木雅俊 著

『維摩経』は一世紀末に著された初期大乗仏典である。釈尊の入滅から約五百年後、仏教界が保守化、権威主義化した。その反省から生まれたのが大乗仏教運動であり維摩経である。聖徳太子が注釈書を記すなど日本でも重視されてきた。本書は二〇世紀末に発見されたサンスクリット写本を著者自ら翻訳・精読。仏典に書かれた戯曲的な記述の意味、在家主義、男女平等について、空・不二・中道の思想などを平易に解説する。

2026年5月21日