両刀遣い?

本日配本の新刊『ニーチェをドイツ語で読む』です。

どうでしょう、この装丁? ちょっと語学書には見えないのではないでしょうか? もちろん、あえて、です。「ニーチェでドイツ語を学ぶ」という趣旨の本であれば、もっと語学書っぽい見た目にするのでしょうが、本書はそういう本ではありません。ニーチェ哲学のエッセンスを、その原文を味わいながら学ぼう、というものです。

なので、語学書コーナーだけでなく、人文書コーナーに置かれても恥ずかしくない装丁にしたわけです。

普通なら「本書の使い方」とか、「この一冊で○○ができる!」といった惹句が載っていそうな裏表紙もご覧のように、人文書の目次のような味わいです。

さあ、こういう装丁で狙った効果を上げることができるでしょうか? まずは、どのくらいの書店で「人文書にも置いてみよう」と思ってもらえるか、そこですね。