映画で美術を?

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ようやく揃った……

2018年版のブックカタログが三種類、ようやく揃いました。

語学書カタログは春に、新書は先日、そして総合がこのほど出来上がったというわけです。

持っていたり、いなかったり……

中公新書ラクレの『中国の世界遺産を旅する』を読みました。ほとんどの世界遺産へ行ったことがないので、紙上で旅行気分を味わいました。

あえて、故宮などすぐに行けそうなところは省いていましたが、孔子の故郷を扱ったところで取り上げていた『聖蹟図』、あたし、持っていたと思っていたのですが、わが家の書架を漁ってみましたが、見つかったのはこれだけでした。

『孔子画伝』です。1991年に集英社から刊行されたものです。主要な図柄はすべて収録されていますから、まずはこれでよいのでしょうが、現在は品切れの本ですよね?

また始皇帝陵の章では、西安郊外の陽陵について触れていましたが、実はあたし、2002年に家族(母と妹と三人)で北京・西安・上海と巡った時に、咸陽空港から西安市街へ行く途中で寄りました。まだオープン間もないのか、まだまだこれからという感じの博物館で、マイクロバス似同乗していた他の日本人旅行客は退屈そうにしていました。

が、あたしからすれば、漢の景帝の陵墓というだけで若干の興奮は抑えられない状態でした。というわけでその博物館の売店で買ったのが下の写真の図録です。

そこそこ厚い図録です。カラー図版も豊富で300元でした。当時のレートでもそれなりに高価ですが、今となっては買っておいてよかったと思います。とにかく中国へ行った時は本をよく買っていたわけですが、それは日本でも変わりないですね。

2018年6月12日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

そうだ、やっぱり金なんだ!

角川文庫の『そうだ、やっぱり愛なんだ』を読みました。最初は、いくつになっても人を好きにならずにはいられない的なエッセイかと思ったのですが、副題に「50歳からの幸福論」あるように、この「愛」って家族愛とか、そういった心の充実のことを言っているのです。

さて、柴門流の幸福とは如何なものか?

確かに、ものすごい贅沢ではなく、日常生活にあるささやかな幸せ、といったものを言っているようなのですが、あたしなどから見れば、やはりそれなりに経済的な裏付けがあるからこそ出来るようなことばかりです。

友達と美術鑑賞やお食事、小旅行、どれもお金がかかります。先立つものがなければ実行に移せません。最終的にいまの柴門さんは犬に熱を上げているようですが、犬を飼うのも(もちろん買うのも)お金のかかることです。やはり貧乏人には縁のない幸せです。

私が五十歳になった時まず思ったことは、
「もう、子供のことは放っておいていいだろう」
だ。(P.189)

とあります。あたしの場合、五十歳になって思ったことは

「もう、子供のことは諦めよう」

でした。いや、その前に

「結婚を諦めよう」

であり、

「彼女を作ることすら諦めるべきだろう」

ということでした。

柴門さんのような、それなりのセレブに書かれると、自分の惨めさ、経済的な不如意がますますイヤになってきます。

あたしもドン・ファン?

このところ何かとテレビのワイドショーを賑わせている紀州のドン・ファン氏。

お金も持っていなければ,4000人の女性を抱いたこともないあたしですが、生活のリズムだけはドン・ファン氏に似ています。

ドン・ファン氏は朝の3時に起きて出社、10時(←午前!)には帰宅して昼食、犬と戯れて夕方6時すぎには寝てしまうという生活だったそうです。

あたしはと言いますと、ふだんは3時半すぎに起床。7時に出社して5時まで働き、寄り道もせずにさっさと帰宅して夕飯と風呂、それにメールチェックなどをして、8時くらいには床に入って読書しながら就寝です。

どうです、似ていませんか?

ちなみに、ドン・ファンについて興味を持たれた方にはミルハウザーの『木に登る王 三つの中篇小説』の一読をお勧めします。同書所収の「ドン・ファンの冒険」はなかなかの傑作です。

星の王女さま

CSのTBSチャンネルで放送された、乃木坂46三期生の舞台「星の王女さま」を鑑賞。

恥ずかしながら、本家本元の「星の王子様」は読んだことがなくて、だからそのストーリーも知りません。なので、本舞台が原作にどれくらい忠実なのか、あるいは全くのオリジナルなのか、そういった判断はできません、悪しからず。

で、本作です。

お金を取ってみせるレベルか、と言われると、確かに首をかしげたくなるところはあります。ただ、こういったアイドルの舞台って、そういうところを見るものではないと思っています。本人たちがどれだけ精一杯やっているか、その姿を見るものだと思います。その点では、ストーリーもそこそこ感動できる要素もあって、ヲタの贔屓目が入っているからでしょうが、及第点を辛うじてあげられるかな、という出来でした。

主演のりりあんは堂々としていて、勝ち気な王女さまをよく演じていました。三期生曲「僕の衝動」でもそうでしたが、この子はセンター適性があるなあと感じました。準主役のうめまよはこの夏から秋も舞台が続く逸材なんですが、その意味では安定感がありましたが、もう少し出来るのかとちょっと期待していた分、やや肩透かしを感じました。

それ以外のメンバーでは、こう言ってはなんですが、ストーリー的には十把一絡げになってしまいます。ただ、葉月が歌も安定していて演技も見ていて不安になるところがなく、この方面でこれからもっと使ってもよいのではないかと感じました。

そして、衣装のせいもあって、ものすごくスタイルがよく見えたのが麗乃です。本当に驚きでした。冠番組などではちょっと引き気味で暗い印象を与える彼女ですが、もっと弾けたら大化けするのではないかと感じました。それにあのスタイルというか、プロポーションです。彼女には正当なモデルとして活躍の場を与えてあげたい、そう感じました。

で、全体的に言いますと、やはりただの舞台ではなくミュージカルなわけですから、そして曲がりなりにも乃木坂46というアイドルグループのメンバーなのですから、もう少し歌に力を入れて欲しいところです。確かに、歌だけを練習するぶんにはきちんと歌えているのでしょう。ただ、セリフの中、演技の流れの中で歌が入ってくると、最初のキーが取れていないのか、歌唱も全体的に不安定でブレブレなメンバーがほとんどでした。そこが残念であり、致命的なところでしょうか。

日本も中国も似たり寄ったり?

昨日の朝日新聞夕刊には、もう一つ気になる記事が載っていました。

中国当局から産経新聞の記者にだけビザが発給されなかったというニュースです。中国が産経排除というのは昔から聞く話ではありますが、こういう団体での取材申し込みでも意外と細かくチェックしているのですね。まあ、取材対象がチベットだから、余計に神経質になっているのだと思います。

中国での取材の困難さは多くの特派員経験者の方が書いていますが、あたしの勤務先からも『中国 消し去られた記録 北京特派員が見た大国の闇』というのを出しております。ご興味がおありの方でまだご存じないようでしたら是非どうぞ。

それにしても、こういうニュースを見て「中国ってひどい国だ」と怒る人も多いと思いますが、現在の日本の安倍政権・自民党もお気に入りのメディアにだけ情報を流し、気に入らない社には露骨に嫌悪感を顔に出す応対をしていますよね。あたしから見ると似たり寄ったりだなあと思うのですが、如何でしょう?

2018年6月10日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー

政治との距離感?

こちらも朝日新聞の夕刊。

是枝監督が政治家からの祝意を辞退しているとのこと。羽生結弦選手の国民栄誉賞も、安倍政権の人気取りではないかという批判の出る昨今、著名人が政治と同距離を取るかというのは難しい問題ですね。

ちなみに、あたしは羽生選手への国民栄誉賞授与は、なんとなく嫌悪感を感じています。別に羽生選手の業績が授賞に該当しないと言いたいわけではなく、ただ何となく安倍政権が自分たちに都合の悪いテーマから国民の目を逸らさせようとしている様子が見え隠れするので、どうしても素直に賛成できません。

メダリストがしばしば都道府県知事とかあるいは文科大臣、総理大臣を表敬訪問したりするニュースが流れますが、あれも疑問です。確かに、補助金など政治家にはいろいろお世話になっているのでしょう。でも、お祝いしたいのであれば、大臣や知事が選手の許へ出向くべきではないか、そう思ってしまうのです。

確か、イチロー選手は国民栄誉賞をずっと辞退していますよね。あれって格好いいなあと思います。ただ、イチロー選手くらいになればともかく、たいていのスポーツ選手って自分の意志では辞退したくても、政治家とのコネを作っておきたい、今後の補助金などを考えると政治家や役所の心象を悪くしたくないという競技団体の思惑から、本人の意志を曲げてでも賞はもらっておかなければならないのでしょうね。

サムライブルーの料理人、朝日新聞に登場!

本日の朝日新聞夕刊です。東京版だけの掲載かも知れませんが……

サッカー日本代表の専属シェフ、西芳照さんのことが紹介されています。

 

西さんと言えば『サムライブルーの料理人 サッカー日本代表専属シェフの戦い』『サムライブルーの料理人 3・11後の福島から』の著者です。今回のロシア大会もチームに同行し、彼の地で腕を振るっているようです。