Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

暮れも押し迫ったころに

今日、12月26日は毛沢東の誕生日だそうです。今上天皇の誕生日もつい先日で、「この暮れの忙しい時に祝日とは……」と思ったものですが、世が世なら、中国では今日、12月26日が祝日になっていた可能性もありますね。これも庶民には迷惑な祝日ではないでしょうか? ただ、中国の場合、西暦の年末年始は特に祝日気分が盛り上がるわけではなく、やはり春節が一番の休暇になりますので、毛沢東の誕生日が祝日になったとしても、それほどの迷惑感は生じないのかもしれません。

ちなみに、毛沢東は9月9日に亡くなっていますが、これはあたしの父親の命日です。中国思想を学んでいた子供を持った父親が、毛沢東の命日になくなるなんて、ちょっとした因縁を感じなくもないです。でも、9月9日はあたしの祖母、正確に書きますと父の母の命日でもありまして、なんと、あたしの父親は実の母親と同じ日に亡くなっているんです。

もちろん何十年もの隔たりがありますが、父が亡くなった時は、やはり母親があの世から呼んだのかな、という気がしました。

さて、仕事もあと一日。朝方の頭痛も昼間にはほぼ治まったので、最終日はすっきりと迎えられそうです。

年末年始に読書はできる?

書店営業の途次、津村記久子さんの新刊が出ているのに気づきました。

『ポースケ』です。また、なんとけったいな書名でしょうか。

穂村弘さんも新刊が出ていたんですね。

『いじわるな天使』、文庫です。

どちらもこの年末年始の読書用に買い求めたいところですが、いまのわが家には妹家族が来ていて、それだけならよいのですが、なにせ小さい子供がいますので、とても読書どころではありません。うーん、悩ましい。

あと、皆川さんも新刊が出ていましたね。

『影を買う店』です。皆川さんと言えば『アルモニカ・ディアボリカ』も買いたいのですが、『開かせていただき光栄です』をまだ読んでいないので、これは二冊同時購入がよさそうですね。

 

そんなことより(と言っては失礼ですが)、全5巻の「アヴィニョン」も着々と進んでいるのですね。第3巻、『アヴィニョン五重奏III コンスタンス』の刊行ではありませんか!

そんな中、最も興味を惹かれたのは実はこちら、『チベット文学の現在』でした。

ああ、読みたい本がたまっていく……

死を愛してしまったひと

ようやく読み終わった『不浄の血』から、ちょっと惹かれた文章をご紹介します。

そうね、あたしは墓場に横たわっていたようなものね。墓場に長く暮らしていると、だんだん愛着がわいて、苦じゃなくなってくるのよ。あの人は青酸カリの錠剤をくれたわ。自分でも似たような毒薬を肌身離さず持ってた。奥さんも息子さんも。あたしたちみんな死と隣り合わせに生きてた。ひとには死を愛することができるの。死を愛してしまったひとは、それしかもう愛せなくなってしまう。解放の時がやってきて、あの牢獄から出るようにって言われたけど、出ようなんて気にならなかった。腰が引けて、まるで屠殺場に引きずられていく仔牛みたいだったわ。(P.265)

この暗さ、なんとも言えない重苦しさ。それがこの作家の真骨頂でしょうか?