Nancy Sensual World
新着ニュース
まもなく自著も刊行予定

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。
この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論
』です。
フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。
最近のRockfield's Diary
クリント・イーストウッド?

昨日の「よんとも」はメモ帳を持参しなかったので、小橋さん、トヨザキ社長の軽妙なやりとり、ただ必死に聞くだけで何もメモを残せませんでした。返す返すもそれが残念です。
それはともかく、いくつか印象に残ったことと感想などを……
小橋さんが大好きな作家はエリザベス・ストラウトだそうで、昨日は短篇という縛りがあったので『何があってもおかしくない』を挙げていましたが、トークの中では姉妹篇と言ってよい『私の名前はルーシー・バートン
』も是非読んでみてくださいと勧めていました。
またトレヴァーも挙げたのは『異国の出来事』でしたが、国書刊行会の《ウィリアム・トレヴァー・コレクション》はどれもお勧めとのこと。やはり好きな作家になると短篇長篇を問わず読みたくなるものなのですね。
そして欧米外にも優れた作家はたくさんいるという例としても挙がっていたのが『観光』のラッタウット・ラープチャルーンサップです。この中に主人公の「僕」が飼っている(父にプレゼントされた)ブタが出てくるのですが、そのブタの名前がクリント・イーストウッドです。そんなところでも人盛り上がりしたのですが、何の因果か、あたしの昨日のブラウスがブタ模様。イベント後にトヨザキ社長から開口一番「クリント・イーストウッドだ」と言われました。まさか、そんな話の展開になるとは思いも寄らず、不甲斐ない話ですが『観光』も未読なので単なる偶然でしかありません。狙ってチョイスしたのでしたらカッコよかったのでしょうが……
さて、既にTwitterなどでは小橋さんファンの方と見られる昨日の参加者の方の書き込みが賑わっていますが、いつもの「よんとも」に比べると会場の雰囲気がずいぶんと異なりました。いつもの「よんとも」はトヨザキ社長のファンやガイブン好きが集まるので、紹介された本も既に読んでいる人が多い印象でした。しかし、昨日は小橋さんのファンの方が多かったせいでしょうか、それほど海外文学に親しんでいない方が熱心に話を聞いている姿が印象的でした。
海外文学にこれまで触れてこなかった人に海外文学の面白さを広めたい、そういう「よんとも」の趣旨からすると昨日のイベントはまさに理想的な場になっていたのではないでしょうか。もちろん本好きな小橋さんのファンの方ですから、本に対する興味・関心はそれなりにあったようですので、あとはいかに海外文学へと導くか、その呼び水さえあればなだれ込むような方々ばっかりだったと思われます。
イベント後は、多くの方が紹介された本をレジに持って行っていましたし、複数冊購入されている方も多かったです。ガイブンの布教活動、大成功だったのではないでしょうか? あとは舞台でもドラマで映画でも構いませんから、小橋さんお気に入りの作品を是非小橋さんに演じていただきたいと期待しています。小橋さんが演じるのではなく、脚本や演出でも構いませんので、是非ともお願いします。
また一人改革派が逝く

毛沢東の元秘書・李鋭氏が亡くなったそうです。書棚を漁ってみましたら『中国民主改革派の主張 中国共産党私史』が出て来ました。岩波現代文庫からはもう一冊『無風の樹
』というのも出ていますが、こちらは架蔵していませんでした。
毛沢東の周囲の人の回想録や手記などはいくつか出ていますが、改革派として最後まで筋を貫いた李鋭氏の死去は習近平の個人崇拝路線の現在、どういう意味を持つのでしょう? またこのニュース、中国国内ではどの程度の扱われ方なのでしょう?
ガイブンが苦手な人でも短篇なら!

トヨザキ社長のライフワーク「読んでいいとも!ガイブンの輪」が本日午後、下北沢の本屋B&Bで行なわれました。今回のゲストは、女優・小橋めぐみさん、本当に海外文学がお好きなんだなあというのがよくわかる、あっという間の2時間でした。
今回は短篇特集でしたので、ひとまず小橋さん、トヨザキ社長お二人が挙げられた書目を以下にご紹介。
まずは小橋さんの推薦書籍を。内容紹介は各所の公式サイトから引用しました。
ウィリアム・トレヴァー著/栩木伸明訳。国書刊行会。
南仏の高級別荘地、自由奔放な妻はおとなしい従順な夫を召し使いのようにあしらっている。しかし……夫婦の中に潜む深い闇を描く「ミセス・ヴァンシッタートの好色なまなざし」、一人の青年を愛した二人の少女が三十年後にシエナの大聖堂で再会する「娘ふたり」他、父と娘のきまずい旅、転地療養にきた少年とその母と愛人、新天地への家出、ホームステイ先での淡い恋、など様々な旅をめぐって静かな筆致で精密に綴られる、普通の人々の〈運命〉と〈秘密〉の物語。日本オリジナル編集による傑作選、全12篇収録。
アリス・マンロー著/小竹由美子訳。新潮クレスト・ブックス。
子連れの若い女に夫を奪われた過去をもつ音楽教師。新しい伴侶とともに恵まれた暮らしを送る彼女の前に、自分の過去を窺わせる小説が現れる(表題作「小説のように」)。ほか、ロシア史上初の女性数学者をモデルにした意欲作「あまりに幸せ」など、人生の苦さ、切なさを鮮やかに描いて、長篇を凌ぐ読後感をもたらす珠玉の十篇。
エリザベス・ストラウト著/小川高義訳。早川書房。
生まれ育った田舎町を離れて、都会で作家として名をなしたルーシー・バートン。17年ぶりに帰郷することになった彼女と、その周囲の人々を描いた短篇9篇を収録。卓越した短篇集に与えられるストーリー賞を受賞した、ピュリッツァー賞作家ストラウトの最新作!
ラッタウット・ラープチャルーンサップ著/古屋美登里訳。早川epi文庫。
美しい海辺のリゾートへ旅行に出かけた失明間近の母とその息子。遠方の大学への入学を控えた息子の心には、さまざまな思いが去来する――
なにげない心の交流が胸を打つ表題作をはじめ、11歳の少年がいかがわしい酒場で大人の世界を垣間見る「カフェ・ラブリーで」、闘鶏に負けつづける父を見つめる娘を描く「闘鶏師」など全7篇を収録。人生の切ない断片を温かいまなざしでつづる、タイ系アメリカ人作家による傑作短篇集。紀伊國屋書店で開催された〈ワールド文学カップ〉でMVPを獲得した話題作、ついに文庫化。
続いてはトヨザキ社長の推薦書籍。
マリアーナ・エンリケス著/安藤哲行訳。河出書房新社。
秘密の廃屋をめぐる少年少女の物語「アデーラの家」のほか、人間の無意識を見事にえぐり出す悪夢のような12の短篇集。世界20カ国以上で翻訳されている「ホラーのプリンセス」本邦初訳。
ミロスラフ・ペンコフ著/藤井光訳。白水社エクス・リブリス。
過去と現在、故郷と異国の距離、土地と血の持つ意味……〈BBC国際短篇小説賞〉および〈O・ヘンリー賞〉受賞作を含む、ブルガリア出身の新鋭による鮮烈なデビュー短篇集。
ファン・ジョンウン著/斎藤真理子訳。晶文社韓国文学のオクリモノ。
デビュー以来、作品を発表するごとに注目を集め、「現在、最も期待される作家」として挙げられることが多いファン・ジョンウンが、2016年末に発表した最新の短編集。恋人をなくした老婦人や非正規労働で未来に希望を見出だせない若者など、“今”をかろうじて生きる人々の切なく、まがまがしいまでの日常を、圧倒的な筆致で描いた8つの物語。
韓国の若い作家を紹介するシリーズ〈韓国文学のオクリモノ〉第4回配本。






