Nancy Sensual World

このたび、「染井吉野ナンシーの官能世界」は引っ越しました。新しい世界はこちらになります。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 自動では新しい世界に飛びませんので悪しからず……

新着ニュース

まもなく自著も刊行予定

今日も朝日新聞です。

元フィギュアスケート選手の町田樹選手が本を紹介している記事です。

この町田選手、近々あたしの勤務先から書籍を刊行いたします。それが『アーティスティックスポーツ研究序説 フィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論』です。

フィギュアスケート選手時代の写真ではありません。タイトルからもわかるとおり立派な研究書です。アーティスティックスポーツというと、少し前から名称が変わったシンクロナイズドスイミングが有名など思いますが、こういった、誰にでもわかりやすい数値で順位や勝ち負けが判定されるのではなく、芸術性や表現力などを競う競技はなかなか奥深いものがありますね。

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最近のRockfield's Diary

『トラペジウム』に5人目はいるのか?

乃木坂46の高山一実のデビュー作品『トラペジウム』読了。

主人公は高山自身を多少ダブらせているところはあるのかな、という気もします。その主人公が、自分の住む町の東西南北の美少女を集め、アイドルとしてデビューしようとする物語です。

房総半島突端の田舎町に、そうそう都合よく美少女が東西南北にいるものだろうか、という疑問はさておき、見事に見つけて仲良くなった主人公はあの手この手でアイドルになるべく、世間に認知してもらうべく奮闘します。

このあたりのプロセス、アイドルを夢見る中高生には共感を持って読まれるのでしょうか? ただかなり稚拙で杜撰な計画です。とはいえ、そこは小説なので、トントン拍子とは言えないまでも、そこそこ主人公の予定どおりに事は運び、見事に歌手デビューのチャンスをつかむ主人公たち4人組。

が、どうなのでしょう? ここまで主人公のアイドルになりたいという夢のため、そんなことはまるで予想もしていない他の3人が利用されているわけです。主人公は最後まで自分の夢のために仲間を引きずり込んだ、利用したということを打ち明けません。その邪さが、もしかするとよりリアルで本作の魅力になっているのかも知れません。

結局、さあデビューだ、これからアイドル人生が始まる、という土壇場で仲間三人はアイドルになることを望まず、主人公から離れていきます。このあたりからの展開がちょっと速くて、主人公は結局一人で再びアイドルへの夢を追いかけ、それを手に入れたようです。ちょうど作者・高山一実と同い年くらいになっている十年後、四人が再び集まります。そして友人の写真を見に行き、「トラペジウム」というタイトルの作品を眺めて終わります。

なんか、食い足りない気分の残る作品です。いや、よくかけていると思うし、ありがちな仲良し四人組のサクセスストーリーをひとひねりしているところは巧いと思います。

でも、上述したようにアイドルデビューのところからの展開がちょっと速く、そこをもう少し掘り下げてもよかったのかな、主人公はその後どうやってアイドルになれたのか、アイドルへの道を降りた三人がその後どういう人生を歩んだのか、もっと知りたいと思いました。まあ、ここで四者四様の生き様を作品にするのは作者の経験や現在の忙しさからすると無理かも知れません。いい加減連載が長くなってきて、編集部からそろそろまとめてくれと急かされて強引にエンディングに持っていたような印象を受けます。

落首、否、落手、と言うよりも落酒

今年も年末年始用の日本酒が届きました。

母の田舎、新潟県上越市にある酒屋さんに注文して取り寄せているものです。

季節季節にカタログが届き、その中から何本か見つくろって注文するのですが、何年も購入していると、新しいものでない限り、あらかた飲んでいるものばかりになります(汗)。今回は、写真の4本をチョイスしました。

左から、「得月 純米大吟醸」(朝日酒造)、「千代の光 越淡麗」(千代の光酒造)、「己亥 無濾過生酒」(オリジナル)、「雪中梅 雪室貯蔵純米原酒」(丸山酒造)です。「得月」がちょっと高いですが、それ以外は決して高いものではありません。

さて、どれから賞味しましょうか?

と言うよりも、どれも720mlですから、いつまでもつのでしょうか?

まだまだ知らない本が多すぎる

昨日の朝日新聞夕刊です。

偕成社から出ている絵本がドイツで賞を取ったそうです。タイトルは『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』、著者は岩佐めぐみ。

部外者が勝手なことを言ってはいけないかも知れませんが、恐らく偕成社の数ある出版物の中で決して主力と呼べるものではないと思います。記事中にある発行部数にしても、ヒット作を数多く抱える偕成社の中では平凡なものかも知れません(あたしの勤務先からすれば天文学的な数字ですが……汗)。

日本にもこれから観光客ではなく生活者として海外の人が増えてくることが予想されますので、この受賞をきっかけに今後ますます売れるのではないでしょうか?

それにしても、こういった知らないけれど読むべき本って、まだまだたくさんありますね。本書だって、海外で受賞しなければ、どれだけの日本人が知っていたことでしょう。17年前に刊行された絵本だそうですが、よくもまあ偕成社も絶版にせず刊行し続けていましたね、頭が下がります。

朝日の記事の影響もあるのでしょうか、アマゾンや紀伊國屋書店、楽天ブックスなどネット書店は軒並み売り切れになっているようです。リアル書店も店頭在庫、どうなのでしょう?