陸続と台湾?

あたしの勤務先の海外文学シリーズ〈エクス・リブリス〉が続けて台湾文学を刊行します。『歩道橋の魔術師』と『神秘列車』です。

 

別に「台湾文学が来てる!」とか「台湾文学が熱い!」といった確かな自信があるわけではありません。でも、面白い作品が日本で紹介されるようになった、とは言えると思います。アジアの文学というと「苦難の歴史を乗り越えて」的なちょっと暗いイメージがこれまでは強かったかも知れません。でも、最近はそういう暗さを離れた作品が増えているようです。

そんななか、河出書房新社からこんな本が出ました。

セデック・バレ』です。これは「苦難の歴史」系の作品ですが、こういう作品も、否、こういう時代・歴史も知らないといけない、知っていてもらいたい、そう思わせます。こういう作品や時代があってこその「いま」なわけですから。

ウリポ

水声社の新刊『ぼくは思い出す』が店頭で目に入ります。

なんか、どっかで見たことあるタイトルです。

あたしの勤務先の『ぼくは覚えている』ですね。いや、思い出すもなにも、『思い出す』のオビには「ジョー・ブレイナード『ぼくは覚えている』に想を得て」とありますから、似ているもなにもドンピシャなんですよね。

とういうことは、ジョルジュ・ペレックもウリポのメンバーということですよね。ウリポと聞いて反応できるの人は、かなりの海外文学通なのでしょうか? かくいうあたしも『覚えている』が刊行されたころ、海外文学に詳しい書店員さんに教えてもらった程度なんですけど……

国が異なるので、この両書を並べている書店は少ないかも知れませんし、そもそもオビの惹句に書店員さんが気づいてくれているのかもわかりません。でも、ウリポのメンバーなんだし、タイトルもこれだけ似ているわけですから、隣に並べてみてもいいのではないかと、そう思うのです。