あの重い足音のにおい

あの重い足音のにおい

イブラヒーム・サミュエル 著/石垣聡子、岡崎弘樹 訳

すれちがう家族、危険をおかす恋人たち、貧困に追い詰められる女性たち――拘束の恐怖や飢えが日常に影をおとす1970-80年代のシリア。人間らしさを手放さないがゆえに葛藤し、狂気に直面する市井の人びとを、獄中生活を経た作家が静謐なまなざしでとらえた9編。

2026年4月19日