小南一郎 訳
『詩経』と並ぶ中国文学の源流。現実世界からの追放、天上遊行、天に対する疑義、神々とのふれあい――南方楚の独自の自然・神話・文化を元に、戦国末の大きく変動する時代の中で生まれ、屈原伝説と結びついて伝承されてきた楚辞文芸。今なお謎に包まれたその歌謡群は、全体を流れる悲哀の中にも、強靱な精神が息づいている。
小南一郎 訳
『詩経』と並ぶ中国文学の源流。現実世界からの追放、天上遊行、天に対する疑義、神々とのふれあい――南方楚の独自の自然・神話・文化を元に、戦国末の大きく変動する時代の中で生まれ、屈原伝説と結びついて伝承されてきた楚辞文芸。今なお謎に包まれたその歌謡群は、全体を流れる悲哀の中にも、強靱な精神が息づいている。